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93 ハツヒノデの怪 裏
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「やあやあたのもー!起きてるみさちゃん!」委員長に行けないと断ってから走ってミサトちゃんの家まで来て、ドアをバンバンと叩く。
ガチャリとドアが開き、顔を覗かせた。
「なあお前インターホンがあるの見えるか?」
睨みつけながらみさちゃんが出てくる、
「うわぁ凄い顔、起こされて怒っちゃった?」
「当たり前だろ、今何時…」
そう言いかけた所で、少し黙る。
「今何時?」
「11時だよ!」
時計を差し出してから見せる。
「委員長と同じ反応だね~」
「…寝すぎたな、じゃあまた寝るから」
そう言ってドアを閉めようとしたので、隙間に足を挟み込む。
「待って、用事があるの!」
「ウチも用事あるんだ、じゃあな」
内側から足を蹴られる。
「寝るのは用事じゃないでしょ!?」
「ねえお願い、話だけでも!」
ドアを掴んで外へ開く。
「寒いって!」
「いいから中入れ、寒い」
パジャマ姿のみさちゃんは体を震わせる。
「じゃあお邪魔して…」
「用事ってのはね」
言おうとしたところで、みさちゃんに手で遮られる。
「待て、着替えるから」
そう言って2階へ上がっていく。
みさちゃんの家には初めてだな。
みさちゃんとは小学校が同じだった。その時特別仲が良かったという訳では無い。
暫くして、毛布を巻いたみさちゃんが降りてくる。
「それ下に何着てるの?」
「下着だろ?」
毛布を引き摺りながらこちらへ来る。
「なんだ?」
「いや、ちょっと…」
抵抗ないのかなこの子は。
「そうだ、本題ね」
鞄から少しシワの付いた紙を取り出す。
「初日の出なんだけど…」
「見るってのか?えっ…」
露骨に嫌な顔をした。
「そうだけどそうじゃなくって」
紙を広げてから見せる。土手周辺の、畑ばかり載っている地図だ。
「あー、その前に説明を」
「私委員長とさっちんと初日の出見る約束してるんだけどね、それを私がキャンセルしたの」
「は?なんで」
「委員長って1人だと絶対初日の出行かないからね、だからさっちんも付けて」
さっちんは行きたいようだし。
「そこでキャンセルすると、2人だけになるわけだ」
「さっちんは行きたいから委員長は断れない、つまり2人は初日の出を見に行くの」
「上手くいったのか?」
「うん、大丈夫だよ」
「2人きりで行くみたい、そして私は」
みさちゃんの顔を覗き込む。
「最初からキャンセルするつもりでね、その理由を手伝って欲しくて」
「その理由次第によるが」
みさちゃんは眉を潜ませた。
「まあ言ってしまうと、2人を驚かせようというわけだよ」
ずいっと顔を寄せた。
ガチャリとドアが開き、顔を覗かせた。
「なあお前インターホンがあるの見えるか?」
睨みつけながらみさちゃんが出てくる、
「うわぁ凄い顔、起こされて怒っちゃった?」
「当たり前だろ、今何時…」
そう言いかけた所で、少し黙る。
「今何時?」
「11時だよ!」
時計を差し出してから見せる。
「委員長と同じ反応だね~」
「…寝すぎたな、じゃあまた寝るから」
そう言ってドアを閉めようとしたので、隙間に足を挟み込む。
「待って、用事があるの!」
「ウチも用事あるんだ、じゃあな」
内側から足を蹴られる。
「寝るのは用事じゃないでしょ!?」
「ねえお願い、話だけでも!」
ドアを掴んで外へ開く。
「寒いって!」
「いいから中入れ、寒い」
パジャマ姿のみさちゃんは体を震わせる。
「じゃあお邪魔して…」
「用事ってのはね」
言おうとしたところで、みさちゃんに手で遮られる。
「待て、着替えるから」
そう言って2階へ上がっていく。
みさちゃんの家には初めてだな。
みさちゃんとは小学校が同じだった。その時特別仲が良かったという訳では無い。
暫くして、毛布を巻いたみさちゃんが降りてくる。
「それ下に何着てるの?」
「下着だろ?」
毛布を引き摺りながらこちらへ来る。
「なんだ?」
「いや、ちょっと…」
抵抗ないのかなこの子は。
「そうだ、本題ね」
鞄から少しシワの付いた紙を取り出す。
「初日の出なんだけど…」
「見るってのか?えっ…」
露骨に嫌な顔をした。
「そうだけどそうじゃなくって」
紙を広げてから見せる。土手周辺の、畑ばかり載っている地図だ。
「あー、その前に説明を」
「私委員長とさっちんと初日の出見る約束してるんだけどね、それを私がキャンセルしたの」
「は?なんで」
「委員長って1人だと絶対初日の出行かないからね、だからさっちんも付けて」
さっちんは行きたいようだし。
「そこでキャンセルすると、2人だけになるわけだ」
「さっちんは行きたいから委員長は断れない、つまり2人は初日の出を見に行くの」
「上手くいったのか?」
「うん、大丈夫だよ」
「2人きりで行くみたい、そして私は」
みさちゃんの顔を覗き込む。
「最初からキャンセルするつもりでね、その理由を手伝って欲しくて」
「その理由次第によるが」
みさちゃんは眉を潜ませた。
「まあ言ってしまうと、2人を驚かせようというわけだよ」
ずいっと顔を寄せた。
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