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1.サイドストーリー
1—005.1
しおりを挟むソ:「そんじゃあ、次は近況報告とするか。」
リ:「そうだねぇ。僕の所では最近、妙な経済の動きをする領を見付けたようだよ。全くあいつは、何を考えているのやら。」
セ:「リズの様子から察するに、その件も、また、ハンベルですか。ハァー、いい加減にしてくれませんかね、彼。彼の領は近年、次から次へと問題を起こしてくれるので、司法部では厄介者扱いですよ。」
ロ:「俺の管轄下では最近、地方各地から救援依頼が多くなっているらしい。なんでも、流れの冒険者たちが相次いで問題を起こすというのだが。・・・・・・・・・で、調べてみれば、その冒険者たちのうちの殆どが、直前まで活動していた地域に、 “ブヨーゼフ伯爵家領” という記録があったわけだ。」
リ:「あいつはまた、厄介なことを次から次へと。あぁ、全く。いったい、どれだけの数の人に迷惑を掛けていることやら。」
ロ:「それで、コーナウドの方はどうだ?」
コ:「そう、ですね。私の方は・・・・・・・・・いえ、私の方も、 “相変わらず” と、言ったところ、でしょうか?」
セ:「ハァー。コルファンク、でしたか?確か、ナーディに喧嘩を売っている、 “無所属派” の者ですよね。その名前を最近、どこかで聞いたような気がするのですが・・・・・・・・・。」
コ:「はい、シイダール子爵家の当主のコルファンクです。」
セ:「シイダール子爵家の当主といいますと・・・・・・・・・。あぁ、クァーナティの兄のことでしたね。彼女は、私の部下としていつもよく働いてくれていますし、司法部ではかなり評価が高い人物なのですよ?まぁ、だいたい、 “兄に関する愚痴が始まると、永遠に続く” という苦情がセットになっていますが・・・・・・・・・。」
ソ:「そ、そうなのか。・・・・・・・・・あー、エルネインの方はどうだ?」
エ:「こちらは、皆さんご存知の通りなので、特に話すことは無いかと。」
リ:「えぇ、そうですねぇ。ですが、神託の内容は、エルも知らされていなかったのですか?確か、もう、大司教になっていましたよね?少々意外でした。」
エ:「そうですね、リズ兄様。実は、大聖堂で、大司教以上には、神託の内容を知らされるはずだったのです。ですが、その直前にソルト兄様から “緊急召集” されたため、聞く機会を失ってしまったのです。」
セ:「まぁ、兄様の “間の悪さ” は、産まれた瞬間から持っていた “呪い” のようなものですからね。それよりも、本当に、“間の悪さ”に関連する固有スキルとか所有していないのですか?私としては、間が悪すぎて、兄様が検挙されないか心配なのですが。」
ソ:「ひでーな、シェーダ。流石の俺もそこまで、間が悪いわけねーだろう。そして、そんな、スキルは、持って、ねぇよ。」
オ:「確かアンリエッタの、スキル《鑑定》のレベルが10になったときに、『私、ソル君の間の悪さの理由、分かっちゃいました。』とか言っていたような。」
ソ:「な、なんだって!?お、俺、そんな隠しスキルがあるのか!?」
シ:「アンリちゃんは、思わせぶりなことをよく言うよね。でも、これが不思議と、嘘は吐いていないんだよねぇ。サーシャもよく困って頭を抱えていたよ。」
オ:「はァー、ああ、本当に厄介な妹だ。お陰様で、アンリエッタが12歳になった頃から、家族揃って胃薬と頭痛薬の常備・常飲をしているものだよ。」
ロ:「それはそれで、大変だったな。」
ソ:「ロナウドは、姉ばかりだったな。」
ロ:「性格が違う姉が3人。・・・・・・・・・あれは、かなり辛かった。」
ソ:「・・・・・・・・・だろうな。俺も苦手だ。」
シ:「フフフ。それ、ネーシャにチクっちゃおうかなぁ。」
ソ、ロ:「そ、それだけはどうかご勘弁を。」
_____________________
ソ:ソルトラルド 内政派閥
リ:リズベルト 財務派閥
コ:コーナウド 魔法師派閥
セ:セルシェーダ 司法派閥
エ:エルネイン 宗教派閥
ロ:ロナウド 騎士団派閥
オ:オルフェリオス 商業派閥
シ:シェルネオン 外交派閥
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