異世界物語 ~転生チート王子と愉快なスローライフ?~

星鹿カナン

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2.計画実行と兄妹登場

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  あぁ、正直に言って、今回も想像通りであって欲しくはなかったなぁ。でも、・・・・・・・・・


  そこで、リーナさんに怒られている姿を見ていると、その話には、間違いなんてないんだろうなって、思えてくるし・・・・・・・・・。
  本当に、どうしたらいいんだろう?


  ・・・・・・・・・だって、お父さんの近くにはリーナさん居るし、元がアレよりも良い状態だったなら、絶対に、こんなに優しい態度では無いだろうと思う。
  たぶんだけど、マシになって、アレ。


  んー、どうしようか?

  そうだ!
  もういっそのこと、大人になったら・・・・・・・・・家を出て、教会に逃げ込もうかな?


  王族の義務?
  いや、だって、それ以上にお父さんがなぁ。
  それに、創神教の教会なら、もしかしたら、ユードラ様が匿ってくれるかもしれないし。


「あううぅー。」


    さて、どうしたものか。


_____________________


  ふぅー。
  今回は2ヶ月ぶりの家ですね。

  あら、まだ日が昇り始めたばかりだわ。フフッ、少し早起きしすぎたかしら?




  えっ!?
  ソ、ソルト兄様がもう起きていらっしゃいますわ!?

  ま、待ってください。
  来月には楽団の仲間と共に出演する国際公演が控えているというのに。
  もしかしなくても、この世界は終わってしまうのでしょうか。

  エル姉様に相談を・・・・・・・・・



  !?
  あら、もしかして、サーシャ義姉ねえ様の近くにいるあの可愛らしい赤ちゃんは、アンリ義姉ねえ様のお腹にいた子、でしょうか?

   少し様子を見に行きましょう。


_____________________



【 中庭に向かって来る気配を察知しました。】
【対象はヒト1名です。】
【悪意・害意はありません。】
【記録に無い気配です。】


  ん?
  ほんとだ、これは覚えの無い気配だ。


  — ・・・・・・トッ、トッ、トッ、トッ ・・・・・・ —


  かなり、近いなぁ。

  ちょっと、そこにいる使用人さんに、確認してもらおうかな。

あうーあのー・・・・・・・・・・・・」


「あら、おはようございます、サーシャ義姉ねえ様、リーナ、ヴィビ。そちらにいらっしゃるのは、もしかすると、アンリ義姉ねえ様のお腹にいた子でしょうか?」


  あっ、間に合わなかった。
  お父さん、無視されたような感じになってショックを受けているみたい。

  あと、今日の使用人さんの名前は、ヴィビって言うんだね。知らなかった。


「えぇ、そうですよ、ティファニア様。フィルシールド様です。」


「フィルシールド!?初代陛下の・・・・・・・・・。」


  えっと、ここに居て、リーナさんが様付けで呼んでいるってことは、ティファニアさんも王族・・・・・・・・・サーシャさんやお母さんをねえ様って呼んでいるから、もしかして、お父さんの妹、なのかな。

「それにしても、随分と可愛いらしいですわね。流石、アンリ義姉ねえ様だわ。しかも、よく似ています。ふふふッ、ねぇ、フィル。ソルト兄様に似てはいけませんわ。可愛いらしい、ステキなフィルになってくださいね。」


  また、“お母さん似”って言われた。
  まぁ、“お父さん似”って言われるよりはマシかなぁ。だってお父さん、ティファニアさんに貶されて、芝生の上に三角座りして泣いているし。
  というか、お父さんの体、硬すぎない?
  顔が、膝で隠せて無いよ。


「ところで、その・・・・・・・・・そこで泣いているのは、やはり、ソルト兄様でしょうか?」


「ん?あっ、あぁ、そうだが。」


「あァー、やはりそうなのですね。(違って欲しかったのですが、どうしましょう。このままでは、来月の公演は厳しいですわ。)」


 あっ、 無視してたんじゃなくて、認めたくなかったのか、お父さんの存在を。
  いやまあ、分からなくはないけど。


  それよりも、“来月の公演”ってなんだろう?
  舞台とかやってるのかな?
  だとしたら、見てみたいなぁ。
  前世じゃ、院内コンサートや学校の行事とかでしか見たこと無かったし。


あーううぅどうしたの?」
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