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2.計画実行と兄妹登場
2-010
しおりを挟む“別人格” って、あの?
多重人格みたいなものなのかなぁ?違うような気もするけど・・・・・・・・・分からないなぁ。
情報が何も無いからなぁ。
確か、スキル効果の内容は、スキル《鑑定》でも調べることはできないって、サーシャさんが言ってたっけ。
誰かに聞いたら、情報を貰えるかな?
知ってそうな人・・・・・・・・・サーシャさん?
いや、リーナさんも知ってるかも。あとは、お母さんやジークさん辺りも情報を持っている気がする。なんとなくだけど。
でも、今は聞くための手段が………あるけど難しいということにして、後回しにしよう。
_____________________
コンコンカンッ!
ん、ノック音だ。えっと・・・・・・・・・
【部屋の扉の外側に気配を察知しました。】
【対象は人1名と半魔人1名です。】
【悪意・害意はありません。】
【人は記録に有る気配です。】
【半魔人は記録に無い気配です。】
半魔人?
えっと、人族の気配の方は、・・・・・・・・・確か、出入りの多い使用人さんだった、はず。
半魔人族の方の気配に心当たりは・・・・・・・・・
「失礼します、フィルシールド殿下。お客人をお連れしました。」
お客人?
ということは、偉い人だよね。使用人さんではない方の気配の半魔人族の人。
僕の直接の知り合いでは無いことだけ、は確かだけど・・・・・・・・・誰だろう?
「あうっ、おーお。」
「君が、フィル君でしょうか?なるほど、ニアの言っていた通り、賢そうな子ですね。」
ニア?
誰だろ・・・・・・・・・って、あっ!?
お昼過ぎ頃に、ティファニアさんとリーナさんと喋っていた人だ。
ということは、 “ニア” は “ティファニア” さんのことなのかな?
「おーううあ?」
前世の記憶もあるし、このくらいは普通。
って、そもそも、前世の記憶が有ること自体が普通じゃないのか。
「えぇ、兄様とアンリ義姉様の子供とは思えませんね。過ごした環境が良かったのでしょうか?確か、アンリ義姉様が我儘を言ったため、サーシャ義姉様が主に世話をしたとか。となると、今後、産まれてくる王子・王女達も物心が付くまでは、兄様とあまり接さない方が良い、のでしょうか?」
“兄様” ということは、この人もお父さんの妹さんである、と。ティファニアさんが “ソルト兄様” と呼んでいたことから、上の方の妹さんであることが、推測できる。
お父さんは、半魔人族ではなかったはずだから異母妹、なのかな?
あれ?
使用人さんがお客さんの肩をつっついて・・・・・・・・・、内緒話?
何を話しているんだろう。
目の前でされてると、流石に気になって仕方がないよぉ。
「んっんー。自己紹介が必要でしたね。普段はしない、というよりは、不要ですので、すっかり忘れていました。」
王族だから知られていて当然、なのか。
一方的に知られている、ということがこれから、だんだん増えていく、ということか。
ちょっと嫌だなぁ。
「私は、セルシェーダ。セルシェーダ・ライディオット=ディエット。今は、ライディオット公爵家に嫁いだ身ですが、元第二王女ですので、困った事があれば相談してください。こちらの使用人は、ルイマリーです。元私付きの使用人ですので、彼女に手紙等を預けて下されば時間のある時に読みますので。急ぎの場合は、封筒の右上に赤の太い二重線を付けてくださいね。そちらの方は、届き次第読みますので。」
セルシェーダ?
もしかして・・・・・・・・・。
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