異世界物語 ~転生チート王子と愉快なスローライフ?~

星鹿カナン

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1.サイドストーリー

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「有名どころは、こんなものかな。今日も、もう遅くなって来ているしここで切り上げるとしよう。明日は・・・・・・・・・確か、オルフェリオス義兄あに上が王都から帰還してきているとの連絡が有ったはずだな。だから、きっと明日はオルフェリオス義兄上がフィル君に会いに来ることだろう。ゆっくり、話を聞くといいよ。」

  あにうえ?
  兄上・・・・・・・・・もしかして、サーシャさんのお兄さんかな?
  あっ、いやでも、 “帰還している” だから、お母さんの実家この家の人・・・・・・・・・お母さんのお兄さんの方かな?

  明日会えるのかぁ。楽しみだなぁ。


—————————————————————


  おっと、知らない人だ。
  でも、使用人さんたちよりも上等な服を来ているから、もしかしたら、この人が昨日サーシャさんの言っていたオルフェリオスさんなのかも。


「やあ、フィル、初めまして。僕は、オルフェリオス。君のお母さん、アンリエッタの兄だから………君の伯父になるのかな?よろしくね。」

  やっぱり伯父さんだったんだぁ。
  優しそうな人だなぁ。

あうはいおーううよろしくおうあうお願いうあうします。」

  あっ、驚いてる。
  もしかして、やらかしたかなぁ。

  3日間の、弛まぬ努力によって、僅かにだけど意図したとおりに声を発することが出来るようになりました。
  って、生後1週間未満の赤ちゃんがそこまで出来るって、不気味だ。

  どうしよう。


  っん!
  伯父さん、の、目が、輝き、出して、いる?
  どう、した、んだろう?


「し、神童だ!僕の甥っ子は神童だよ!これは、皆に教えてあげないと!」


  し、神童!?
  そ、そう見えるかな?
  まぁ、危惧したようなことが、起きてなくて良かったけど。

「アンリエッタやサーシャ君、あと、ソルト殿にも手紙を出しておこう。流石、か……のしゅ……をう………のだ。………………」


  最後の方聞き取れなかったけど、 “流石” って、どういうことだろう?ちょっと、不安になって来たかな。



—————————————————————



「フィル君、もう喋れるって本当かい?あんなに興奮したオルフェリオス義兄上は、初めて見たのだが。いや、キャラ崩壊していた、と言うべき、だな。最初に声を掛けられたときは、誰かわからなくて困ったんだよ。」

  なんと!?
  そうだったんだね。
   “キャラ崩壊” ということは相当な違いがあった、と。普段とは、全く違うと。

  っと、サーシャさんの質問に返答しないとね。

んぁアっあちょっとあえだけ。」

「!?  本当に喋った!なら、最近何度も聞く呻き声のようなものは、もしかして、フィル君の発声練習?」

  呻き声って、酷いなぁ。
  でも、たぶん、あってると思う。

あうはいおーえうそうです。」

「やっぱり、そうだったんだな。良かった、幽霊ゴースト屍妖精イプナシスが出たんじゃないかって、皆不安になっていたからね。」

  そっか、迷惑を掛けて………夕方から夜にかけての時間帯に呻くような声や音が聞こえたら怖いよね。
  日本でもお化けや妖怪を想像して怖がる人とか多いし、使用人さんたちに申し訳ない。



  それは置いといて、っと。
  ゴーストは、幽霊、とかだよね。じゃあ、イプナシスってなんだろう?
  今は、サーシャさんも居なくなっちゃったから聞けないし、いずれ聞ける機会があったら聞いてみよう。
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