異世界物語 ~転生チート王子と愉快なスローライフ?~

星鹿カナン

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2.計画実行と兄妹登場

2-014

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  リズベルトさんは、セルシェーダさんとは、全く似ていないと、何となく感じさせられる。
  瞳や髪の色が違う、って言うのもあるけど、一番は、纏うオーラが違う、ってところかなって思うんだ。

  正直に言って、セルシェーダさんの纏っていたオーラは、 “女王様” って感じがしたんだよね。お父さんが王様だ、ってことを知らなかったら、たぶん、セルシェーダさんがこの国の王なんだろうなぁ、と考えたと思う。
  それに比べて、リズベルトさんは、何と言うか、その、 “小市民” ?みたいな感じのオーラなんだよね。
  何でだろう?
  声だけは、どちらも “苦労人” って、感じがするんだけどなぁ。
  あっ、でも、ティファニアさんの素の声?と言うか、最初に聞いた声は、 “苦労人” って感じがしたなぁ。まさか、お父さんが原因とか?流石に、そんな訳ないよね。ハハハはは………。うん、………そんな訳ない、って、言ってもらえるといいなぁ。

「フィル君、ですか。何だか、不敬な感じがして………いえ、君が悪い訳では無いのです。仮に、何か悪い事がある、と言う話になるのであれば、全て、兄様が悪い、としか言いようがありません。誰かしらに相談をする事さえ怠って、独断で勝手に、しかも、即決してしまったのですから。」

  おっと、リズベルトさんの愚痴が始まってしまった。その、何でみんな、こうも、産まれたての赤ちゃんに親の愚痴を零して行くのかな?
  普通の子だったら、きっと、性格曲がっちゃうよ?むぅ。

「リット兄様?フィルに、そんな事を言うためだけに、わざわざ、休みを使ってまで、城へと、訪ねて来たのですか?」

「そう、だね。ごめんね、フィル君。こんな事、言われるのは、辛いよね。」

  ティファニアさん、リズベルトさんの愚痴を止めてくれて、ありがとうございます。
  よくは、知らない人から、延々と愚痴を零され続けるのは、辛いからね。
  ただでさえ、マイナス言葉は聞き続けるだけで鬱になる、なんて言うくらいだからね。
  僕の精神衛生上、これ以上の愚痴はあと一週間は受け付けません。
  よし、今の言葉、誰かに伝えておこう。
  札かなにかに書いて、部屋の扉の辺りにでも貼っておけば、見やすいし、みんな心掛けてくれるよね?

「フィル君に会いに来た理由は、様子を見てみたかった、と言うのもあるんだけど、一番は、来週には帰ってくるはずのラティ姉様が、持って来るであろうと思われる、とある “案件” の先触れなんだ。」

   “来週には帰ってくるはず” ?と言うことは、その “ラティ姉様” って、言う人は、今は、王都に不在ということだよね?
  ラティ姉様、って、言う人が、おそらく、ラスタリアさん、なんだと思う。まぁこれも、僕の予想でしか、ないんだけどね。
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