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2.計画実行と兄妹登場

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  昨日は、濃い一日、だったなぁ。
  結局、昨日中に、バモスは帰って来ることが、できなかったみたいだね。
  まぁ、それは仕方がない、かな?





  それよりも、今日こそは、ウルクに聞く。重要なこと、忘れない。

【その程度であれば、記憶しておけますよ。】

  ウィーシュって、本日に有能だよねぇ。
  じゃあ、お願いします。

【了解しました。8月19日本日の予定、『魔法、魔術、魔導の全てを扱える』について、ウルク・キルティマに聞く。を登録しました。】

  えっと、カレンダーみたいだね。



  あっ、そうだ。
  ねえ、ウィーシュは、他には何が出来るの?

【そう、ですね、・・・・・・・・・正確に時間を計れます。それから、時刻の確認も出来ます。】

  タイマー、いや、時計かな?
  他には?

【温度を測ったり、記録をつけたりすることも可能です。】

  そうなんだね。
  温度計と自動日記。凄いなぁ。

【後は、そうですね、・・・・・・・・・先日行ったように、魔法使用時の補助が可能です。】


  あっ、急にレベルが高くなった。


【それから、存在意義として、スキルの統括。つまり、マスターの保有スキルを扱うことができます。と言いましても、基本的には、サポートまでしか出来ませんが。】


  そっかぁ。
  やっぱり、凄いなぁ、ウィーシュは。


【私は、マスターの能力や保有するスキルの内容・量などに左右される存在です。ですので、私が出来ることが多い、と思われれば思われる程、マスターが優秀であり、有能である、ということが、証明されていきますね。】


  うん、ありがとう。ウィーシュ。


【ただの事実です。】


  そう言って貰えるだけで、僕は嬉しいかな。


_____________________


  よし、丁度良いタイミングで、ウルクが来た。
  早速、聞いてみようかな?

うあうウルクあううーちょっとううあういいかな?」

「はい、どうされましたか?」

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  わりと、長めの説明だったけど、ウィーシュが、全部記録してくれたみたいだし、ウルクも詳しく話してくれたから、理解は少しだけ出来たかな。


  ウルクから聞いた説明内容を、ざっくりとまとめると、

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○魔法

・扱う者のことを、『魔法師』と呼ぶ

・魔法は、発動時に魔法陣を組み立て、発動者自身の魔力を使用して、現象を引き起こす

・座標指定や現象制御などで、細かい演算を行うので、感覚派や分析派がある

・魔法は扱える数に制限は無いが、適性や才能が必要な上、細かい演算を発動時に行うため、威力などに制限に近いものがある。


○魔術

・扱う者のことを、『魔術師』と呼ぶ

・魔術には、事前に魔法陣を組み立てておき、発動時に発動者自身の魔力を使用して、現象を引き起こす『陣術』と発動時に魔法陣を組み立て、発動者とは違うものから魔力を引き出して、現象を引き起こす『借術しゃくじゅつ』がある

・『陣術』、『借術』共に、扱える術の数に制限が有るものの、適性が不要な上、発動時に細かい演算が不要なため、威力や効果が強い


○魔導

・扱う者のことを、『魔導師』と呼ぶ

・魔導は、発動時に演算を行いつつ、自然界の魔力を引き出して、用意した魔法陣に魔力を乗せて、現象を引き起こす

・工程が複雑過ぎるため、戦闘などには向かず、『魔導師』の多くは、魔道具作りなどで活躍している

_____________________


って、感じかな?
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