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2.計画実行と兄妹登場
2-045
しおりを挟む昨日は、濃い一日、だったなぁ。
結局、昨日中に、バモスは帰って来ることが、できなかったみたいだね。
まぁ、それは仕方がない、かな?
それよりも、今日こそは、ウルクに聞く。重要なこと、忘れない。
【その程度であれば、記憶しておけますよ。】
ウィーシュって、本日に有能だよねぇ。
じゃあ、お願いします。
【了解しました。8月19日の予定、『魔法、魔術、魔導の全てを扱える』について、ウルク・キルティマに聞く。を登録しました。】
えっと、カレンダーみたいだね。
あっ、そうだ。
ねえ、ウィーシュは、他には何が出来るの?
【そう、ですね、・・・・・・・・・正確に時間を計れます。それから、時刻の確認も出来ます。】
タイマー、いや、時計かな?
他には?
【温度を測ったり、記録をつけたりすることも可能です。】
そうなんだね。
温度計と自動日記。凄いなぁ。
【後は、そうですね、・・・・・・・・・先日行ったように、魔法使用時の補助が可能です。】
あっ、急にレベルが高くなった。
【それから、存在意義として、スキルの統括。つまり、マスターの保有スキルを扱うことができます。と言いましても、基本的には、サポートまでしか出来ませんが。】
そっかぁ。
やっぱり、凄いなぁ、ウィーシュは。
【私は、マスターの能力や保有するスキルの内容・量などに左右される存在です。ですので、私が出来ることが多い、と思われれば思われる程、マスターが優秀であり、有能である、ということが、証明されていきますね。】
うん、ありがとう。ウィーシュ。
【ただの事実です。】
そう言って貰えるだけで、僕は嬉しいかな。
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よし、丁度良いタイミングで、ウルクが来た。
早速、聞いてみようかな?
「うあう、あううーううあう?」
「はい、どうされましたか?」
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わりと、長めの説明だったけど、ウィーシュが、全部記録してくれたみたいだし、ウルクも詳しく話してくれたから、理解は少しだけ出来たかな。
ウルクから聞いた説明内容を、ざっくりとまとめると、
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○魔法
・扱う者のことを、『魔法師』と呼ぶ
・魔法は、発動時に魔法陣を組み立て、発動者自身の魔力を使用して、現象を引き起こす
・座標指定や現象制御などで、細かい演算を行うので、感覚派や分析派がある
・魔法は扱える数に制限は無いが、適性や才能が必要な上、細かい演算を発動時に行うため、威力などに制限に近いものがある。
○魔術
・扱う者のことを、『魔術師』と呼ぶ
・魔術には、事前に魔法陣を組み立てておき、発動時に発動者自身の魔力を使用して、現象を引き起こす『陣術』と発動時に魔法陣を組み立て、発動者とは違うものから魔力を引き出して、現象を引き起こす『借術』がある
・『陣術』、『借術』共に、扱える術の数に制限が有るものの、適性が不要な上、発動時に細かい演算が不要なため、威力や効果が強い
○魔導
・扱う者のことを、『魔導師』と呼ぶ
・魔導は、発動時に演算を行いつつ、自然界の魔力を引き出して、用意した魔法陣に魔力を乗せて、現象を引き起こす
・工程が複雑過ぎるため、戦闘などには向かず、『魔導師』の多くは、魔道具作りなどで活躍している
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って、感じかな?
応援ありがとうございます!
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