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2.計画実行と兄妹登場
2-049
しおりを挟む僕達が食堂に到着すると、そこでは、数人の料理人さんたちと給仕人さんたちが、真っ青な顔をして棒立ちになっていた。
どうしたんだろう?
あっ、
「兄様、ちょっと話が有るのですが、少々、宜しいでしょうか?」
食堂のお誕生日席の所に、スゴく怖い形相をして、スゴく怖いオーラを纏っているセルシェーダさんが、腕を組んで座っていた。
「ど、どうしたんだ、セルシェーダ。」
お父さん、気圧されてるよ。
でも、解るなぁ。だって、今のセルシェーダさん、ものすごく怖い。
「いえ、大したことでは無いのですが、少し気になることがあったので、兄様に直接聞こうかと思って参った次第です。」
今、何か、「尋問する」的な内容の、副音声みたいな音が、聞こえたんだけど。
気の所為、だよね?
お父さん、手、というか、腕が、ものすごく震えているよ。
何処かに下ろしてくれないかなぁ?
振動が酷くて、頭がグラグラするし、あと、落ちそうで怖いです。
今の僕は、恐怖が重なりすぎて、どうにかなってしまいそうです。
「な、何のことだか、さ、さっぱりだ。そ、そんなこと、お、俺には、その、こ、心ああたりが、な、無いぞ。ほ、ほら。お、俺は別に、は、犯罪を起こした訳でもなければ、こ、国庫の金をお、横領した訳でもない、ぞ。」
お父さんの声、すごく震えている。やっぱり、お父さんから見ても、今のセルシェーダさんは、それだけ怖い状態なんだね。
あと、お父さん、今の内容を問い詰められているなら、「大したことでは無い」では、済まされないよ?だから、違うんじゃないのかな?
「ご安心ください、兄様。兄様が、リーナの監視の中、その様な小さな犯罪を犯す度胸などを、持ち合わせていないことは、端から、承知しております。」
な、なるほど?
リーナさんの監視の中で、そういった犯罪は、引き起こせないと。
いや、リーナさんの存在を考えると、それらは、小さな犯罪になると・・・・・・・・・。
って、そんな訳ないじゃん!?
でもまあ、リーナさん。・・・・・・・・・度胸。そっか、言えてる。
「じゃ、じゃあ、何だってんだ?」
「これですよ、これ。何ですか?これは。」
そう言って、セルシェーダさんがポケットから取り出した・・・・・・・・・ポケット?
セルシェーダさんが着ている服は、外ポケットどころか、内ポケットが有るようにすら見えない。
だけど、さっきの一連の動作には、魔力の動きも無かったので、魔法系統の可能性も低い。
いったい、何処から取り出したんだろう?
じゃなくて、一枚の紙を見せつけてくる。
何か書いてあるんだよね。きっと。
僕には何にも見えないけど。
「そ、それはッ!」
何か不味いものだったのかな?
「えぇ、ダミーの書類です。リーナに頼み、兄様の書類に交ぜてもらった物です。何故この書類が、外部の所轄に動きかけていたのでしょうか?私が今日、此処へ来ていなければ、きっと、外部に出ていたことでしょうね。この書類が。この意味、兄様なら、分かりますよね?」
ん?どういうことだろう。
全然、意味がわからない。
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