異世界物語 ~転生チート王子と愉快なスローライフ?~

星鹿カナン

文字の大きさ
113 / 196
2.計画実行と兄妹登場

2-052

しおりを挟む

  今日は、サーシャさんの朝の稽古は、中止となってしまいました。
  理由は単純で、今日のサーシャさんは、今一つ体調が優れないから、らしい。
  きっと、昨日のことも、原因の一つ………、だと思う。ただし、原因の割合は、考えない。考えては、いけない。


  んー、朝から、暇になっちゃった。
  何しようかな?

  以前、オルフェリオス伯父さんから貰った本は、今は、世話・教育係の誰かが管理しているらしい。
  だから、この部屋には、僕が、我儘を言って残してもらった、セルシェーダさんのサイン入の法律書だけ、がある状態。暇つぶしとして、本を読むことはできない。

  昨日のことで、お母さんもお父さんも、強制的に忙しくさせられているはずなので、たぶん、今日は来ることは無い、と思う。
  世話・教育係のみんなも護衛官のみんなも、後任への仕事の引継ぎをしたり、昨日のような事態への対処の仕方を覚えるための研修に参加していたりで、今日は、誰もいない。

  「護衛官なのに、護衛してないじゃん。」と、思わなくもないけど、僕が城内に居る限りは、ベイルマート王国第一騎士団と呼ばれる、所謂いわゆる、近衛騎士団とベイルマート王国宮廷魔法師団の管轄内にいることになるので、態々わざわざ護衛官として、常駐する必要はないらしい。だから、護衛対象が城内にいる期間は、自己研鑽に励む護衛官が割といるらしいんだ。





  はぁ、一人で簡単に出来る、暇つぶし出来るようなものとかって、無いのかな?


【マスター、魔法の練習、或いは、魔力制御の練習をするのはどうですか?】

  ん?
  んー、魔法、………魔力制御。………、良いかもしれないねぇ。
  あっ、だけどなぁー、前に、お母さんから僕が魔法を使った、っていう話を聞いていたサーシャさんに、
「危ないことがあるから、一人のときは、魔法を使っちゃダメだよ。」
って言われちゃったんだよねぇ。
  お母さんならともかく、サーシャさんがダメって言うなら、ダメなんだと思う。

【制御ミスなんてもの、私はしませんよ。】

  ウィーシュは、そうかもしれないけど、僕は、自信が無いよ。
  それに、ウィーシュの補佐有り、で制御に成功しても「ちゃんと出来ました!」って、胸を張って言うことは、僕には出来ないよぉ。

【分かりました。では、『魔法陣学』を学ぶのは、如何でしょうか?】

  魔法陣学?魔法陣に関わること、だよね。

【一般的には『魔法陣学』は、 “陣術を扱う魔術師” や “魔導師” を志す者が学ぶ学問、と定義されていますが、 “魔法師” や “借術を扱う魔術師” も魔法陣を使用して魔法や魔術を使っているので、『魔法陣学』を学ぶべきだと思います。】

  な、成程?
  でも、ウィーシュは、魔法陣に関する知識が有るの?
  もし、無いんだったら、今現在の暇つぶしには、ならないよ?

【マスター、この案件はウィーシュにお任せを。必要な知識やスキルを、インストールしてしまえば、私に出来ないことはありません!】

  す、凄いことを豪語するね、ウィーシュは。
  でも、そこまで自信があるのなら、この件は、ウィーシュに任せてみるよ。って、ちょっと偉そうかな?

【マスターは、マスター主人格なので、偉そうで良いんです。】

  そう言われると、結構、恥ずかしいな。

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

【完結】憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

転生能無し少女のゆるっとチートな異世界交流

犬社護
ファンタジー
10歳の祝福の儀で、イリア・ランスロット伯爵令嬢は、神様からギフトを貰えなかった。その日以降、家族から【能無し・役立たず】と罵られる日々が続くも、彼女はめげることなく、3年間懸命に努力し続ける。 しかし、13歳の誕生日を迎えても、取得魔法は1個、スキルに至ってはゼロという始末。 遂に我慢の限界を超えた家族から、王都追放処分を受けてしまう。 彼女は悲しみに暮れるも一念発起し、家族から最後の餞別として貰ったお金を使い、隣国行きの列車に乗るも、今度は山間部での落雷による脱線事故が起きてしまい、その衝撃で車外へ放り出され、列車もろとも崖下へと転落していく。 転落中、彼女は前世日本人-七瀬彩奈で、12歳で水難事故に巻き込まれ死んでしまったことを思い出し、現世13歳までの記憶が走馬灯として駆け巡りながら、絶望の淵に達したところで気絶してしまう。 そんな窮地のところをランクS冒険者ベイツに助けられると、神様からギフト《異世界交流》とスキル《アニマルセラピー》を貰っていることに気づかされ、そこから神鳥ルウリと知り合い、日本の家族とも交流できたことで、人生の転機を迎えることとなる。 人は、娯楽で癒されます。 動物や従魔たちには、何もありません。 私が異世界にいる家族と交流して、動物や従魔たちに癒しを与えましょう!

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです

yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~ 旧タイトルに、もどしました。 日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。 まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。 劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。 日々の衣食住にも困る。 幸せ?生まれてこのかた一度もない。 ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・ 目覚めると、真っ白な世界。 目の前には神々しい人。 地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・ 短編→長編に変更しました。 R4.6.20 完結しました。 長らくお読みいただき、ありがとうございました。

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

神様の忘れ物

mizuno sei
ファンタジー
 仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。  わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。

最底辺の転生者──2匹の捨て子を育む赤ん坊!?の異世界修行の旅

散歩道 猫ノ子
ファンタジー
捨てられてしまった2匹の神獣と育む異世界育成ファンタジー 2匹のねこのこを育む、ほのぼの育成異世界生活です。 人間の汚さを知る主人公が、動物のように純粋で無垢な女の子2人に振り回されつつ、振り回すそんな物語です。 主人公は最強ですが、基本的に最強しませんのでご了承くださいm(*_ _)m

処理中です...