異世界物語 ～転生チート王子と愉快なスローライフ？～

２．計画実行と兄妹登場

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－ピコン－
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｛ 『灯ライト』 ＋ 『癒しヒール』が組み合わせられました
  『灯ライト』 ＋ 『癒しヒール』から、神聖魔法『癒しの灯火』が成立しました ｝
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  あ、あれ？
  神聖魔法になっちゃったぁ？

  ええっ、なんでぇ？

【光属性の複合魔法は、神聖魔法に分類されるということでしょうか？しかし、これでスキル《神聖魔法》を獲得した、というわけではないようです。となると、スキルの獲得方法は他にある、ということになります。その場合、どのような方法であれば成功するのでしょうか？･････････】

  すごい勢いで、ウィーシュが呟き始めた。

  早口（？）過ぎて、あんまり聞き取れてないから、たぶんなんだけど、ウィーシュもライトとヒールの組み合わせが、属性魔法じゃなくて、神聖魔法になったことを疑問に思っているんだよね？


「すごいですよ、フィル殿下！その魔法ってたb、･･･ンンッ、おそらく、神聖魔法ですよね！？そんな方法で神聖魔法を再現することができるなんて、驚きました。」

「そうですね。魔法属性の適性が無くとも、他の魔法で再現ができるのか、その方法を確立することができるのか、研究してみるべきですね。」

  あう、そっかぁ。
  でも、魔法属性の適性を持ってなくても、属性の魔法を再現する方法が確立されたら、どうなっちゃうんだろう？

【確実に、とまでは言えませんが、おそらく、属性の適性を持っていることで優遇されていた者の地位や価値が下がる可能性があります。】

  え、それって、かなり不味くない？
  確か、神聖魔法は創神教の階級とか地位とかに関係があったよね？

【とはいえ、完全に失われることは有り得ないと推測されます。再現にデメリットがなければ、特殊な魔法属性の適性など不要です。何かしらの相違点が有るのか、一定の条件を達成している必要があるのか、詳しいことはまだ分かりませんが、完全に同一条件ではないと推測します。】

  な、なら大丈夫、かな？

【もしくは、マスターは、神聖魔法の属性適性を持っていたため神聖魔法が成立した、という可能性もあります。ですが、どの可能性であったとしても、今から心配する必要性はないでしょう。】

  んー、まあ、そうだよね。
  僕は一応、神聖魔法の属性適性を持っているから、使えた可能性だってあるよね。

  研究が進んでから、考えるのでも遅くないよね。

  じゃあ、次、行ってみよう！