異世界物語 ~転生チート王子と愉快なスローライフ?~

星鹿カナン

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2.計画実行と兄妹登場

2-079

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  さてと、偽装ステータスが完成したし、そろそろ寝ようかな?
  ・・・・・・もう、朝っぽい感じがするんだけどね・・・・・・。









-ピコン-
_____________________

・室内に-*-*-*-気配を察知しました。
・対象は--*--です。
・悪意・害意はありません。
・--*--は記録に無い気配です。
_____________________






「うぁ、んむ!」


  不明な視線を感じたせいか、急に目が覚めた。
  スキル《危険察知》ではなく、スキル《気配察知》の方が反応しているし、悪意や害意が無いみたいだから、危ない状況ではないんだと思う。

  でも、相手は僕が知らない誰かなんだよね。
  ここは城内だから、不審者とか侵入者とかではない、と思いたい。


  しかし、スキルのレベルが足りていないからなのかもしれないけど、相手が誰なのかが全く分かってない。


  これって、相手が隠蔽とかのスキルで隠れている、ってことなのかなぁ?
  それとも、相手が特殊な存在で、普通に、今の僕のスキル《気配察知》のレベルでは識別できない、ってことなのかなぁ?

  でも、害意がないなら、・・・・・・・・・もしかして、隠密みたいな護衛がいる、ってことなのかな?


  誰の視線だろう?



_____________________



  結局、相手が誰かも分からないまま時間が過ぎ、相手が部屋の中からいなくなったみたいなので、ちょっとだけ怖くなってきました。

  だって、部屋のドアは閉まったままだったし、窓だって開いてないのに、部屋の中から突然、気配が消えたんだよ!
  まさか、幽霊、とかじゃないよねぇ?
  うぅぅぅ、僕、幽霊とか心霊現象とか苦手なのにぃ。

  朝からすごく怖い思いをしているんだけど。
  早く、誰か来ないかなぁ。


【マスター、少なくとも相手には悪意や害意は無かったので、怖がる必要はないと推測します。】


  甘いね、ウィーシュ。
  僕が前世で読んだ本の中には、悪意も害意もなく、ただ楽しく遊ぶような感覚で、大きな害をもたらす妖怪とか妖精とかが出てきたんだよ?
  だから、悪意や害意がないってことを鵜呑みにして安心することができない相手なんだよ。


【マスター、地球ではそのような存在として語られていたのかもしれませんが、この世界では、・・・・・・・・・いえ、少なくとも、このベイルマート王国の法では、妖怪や妖精といった存在も一つの種族として扱われています。そのため、当然なことではありますが、国の法によって縛られ、そして、守られている存在であります。ですので、それらに該当する種族の者であっても、イタズラや問題行動を起こしに来た訳では無いのでしょう。】


  そ、そうなんだ。
  それなら、安心だね。

  それにしても、妖精はともかく、妖怪が種族として定義されているのかぁ。
  なんだかすごいなぁ。


【妖怪も妖精も大きな括りで纏められた種族定義の一つですね。現在のベイルマート王国の法で定義されている種族は、神族、人族、魔族、精霊族、妖精フェアリー族、妖怪族、ビースト族の7種に分類されています。】


  へぇー、想像以上にザックリだね。
  じゃあ、エルフ族は人族に分類されるのかな?


【そうですね。エルフ族は、森人族と書きますので、人族になります。ただし、獣人族のように、人族に分類される者とビースト族に分類される者がいる種族もあるため、大きな括りか、詳細分類で表現されることが多くなります。】


  なるほど。
  そういうこともあるんだね。
  

【(マスターも、おそらく、人族と別の種族の中間あたりで種族がハッキリしないため、あのような種族表記になっているのでしょう。もう一つの候補となっている種族はいったい何なのでしょうか。)】


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