139 / 196
2.計画実行と兄妹登場
2-078
しおりを挟む【マスター、別人格に持たせるステータスの設定が終了しました。別人格のステータスを表示します。】
うん、ありがとう、ウィーシュ。
ウィーシュはときどき自重しないから、どんなステータスになったのかを確認しておかないとね。
【信頼されていないようで残念ですが、事実でもありますので、反論の余地もありません。】
でも、どうせ、反論が出来なくても、反省をするつもりはないんでしょう?
【なぜ反省する必要があるのでしょうか?】
ほらね。
まあいいや。
さっさと、ステータスを確認しよう。
ピコンッ!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
名前 : フィルシールド・ヴァン・ベイルマート
称号 :
職業 : ベイルマート王国第一王子
年齢 : 0
種族 : ?人族?
○ステータス
レベル 1
・生命力 : 1235
・魔力 : 2495
・体力 : 1815
・攻撃力 : 540
・知力 : 2808
・器用 : 1680
・耐久力 : 860
・筋力 : 1100
○スキル
・《剛健》 レベル 2
・《剣術》 レベル 1
・《赤魔法》 レベル 1
・《青魔法》 レベル 2
・《黄魔法》 レベル 1
・《緑魔法》 レベル 1
・《白魔法》 レベル 2
・《黒魔法》 レベル 1
・《魔力感知》 レベル 1
・《魔力操作》 レベル 1
・《魔法合成》 レベル 1
・《加工》 レベル 1
・《魔法知識》 レベル 2
・《薬草知識》 レベル 1
・《鑑定》 レベル 1
・《全属性魔法適性》レベル 1
・《友好》 レベル 1
・《言語理解》 レベル 3
・《調理》 レベル 1
・《栽培》 レベル 1
・《解体》 レベル 1
・《錬金術》 レベル 1
・《飼育》 レベル 1
○固有スキル
・完全記憶
・記憶復元
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
えっと、・・・・・・・・・ステータスの数値の上がり方がかなり小さくない?
あと、このステータスだと、保有しているスキルが増えているけど、大丈夫かなぁ?
【マスターが、魔法を使ったことに整合性を持たせるためには、これらのスキルは表示しておいた方が良いでしょう。】
あっ、・・・・・・・・・なるほど。
これは、僕が悪いのか。
【この辺りのスキルは、早めに周知させておけば、マスターの行動が怪しまれにくくなると推測されます。】
そっかぁ。
魔法を使ったり、言葉を理解したりしても怪しまれにくくなるなら、あった方がいいよね。
でも、なんでスキル《剛健》のレベルまで上げたの?
【マスターの状態履歴に “飢餓” という記録があります。幸い、マスターのステータスもあって、軽度の飢餓状態で済んでいますが、乳幼児の飢餓状態は、大人以上に危険ですので、警告の意味も兼ねてスキル《剛健》のレベルを上げました。乳幼児でこのスキルのレベルが上がるのは、極めて危険な状態に至りかけていた、という意味を持っています。】
あぁ、あの時のことかぁ。
あの時の僕って、軽度の飢餓状態になってたんだぁ。
朝の5刻に朝食をもらってから、昼の4刻まで昼食を待ったんだっけ?そう考えると結構長いなぁ。
【本来、マスターくらいの時期の赤子であれば、一日の食事回数は6~7回程度であってもおかしくないはずですが。】
あれは食事というには微妙だけど、そういうものなのかな。
リーナさん辺りが、特に何か言っているようでもないし、この世界だと赤ちゃんのミルクも一日3回なんじゃない?
地球にあるミルクとは、全然違うミルクを毎日飲んでいるわけだし、地球とは全く異なる常識があるんじゃないのかな?
【そういえば、地球には魔物がいないのでしたね。その部分をすっかり失念しておりました。】
そうそう。
魔物が出てくる本は沢山あるけど、あれらはだいたい、創作物語であって、この世界の物語みたいに実話とかじゃないからねぇ。
【そうでしたね。ですが、地球の人々は不思議ですね。見たこともない魔物を空想だけで生み出すなど、・・・・・・・・・よく思いつきましたね。】
確かに!
初めて、魔物とか魔法とかについて考えた人って、すごいなぁ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
167
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる