The Lone Hero ~The Age of Iron and Blood~

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第一編 シルヴァン村の孤星

第2話:リアナという名の光

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「…カイル、今の音…!」

 リアナの不安げな声が、森の静寂を破った。彼女はカイルの手を掴み、その翠の瞳は恐怖に揺れていた。

「村で何かあったのかしら…!?」

 遠くから聞こえてくるのは、確かにただ事ではない響きだった。馬のいななき、男たちの荒々しい怒声、そして何かが叩き壊されるような耳障りな音。それは、平和なシルヴァン村にはおよそ似つかわしくない、暴力の匂いを孕んでいた。

 カイルの胸が、どくんと大きく鳴った。背中の「痣」が、まるで警告を発するように、鋭く疼き始めている。彼の共感力が、村の方角から伝わってくる人々の恐怖や怒り、絶望といった負の感情を、まるで自分のことのように敏感に感じ取っていた。

「…行ってみよう」

 カイルは、リアナの手を握り返し、低い声で言った。怖い。だが、放っておくことはできなかった。

 二人は、薬草の籠をその場に残し、音のする方へと急いだ。森を抜け、村の入り口に差し掛かった時、彼らは息を呑むような光景を目の当たりにした。
 村の広場には、武装した数人の男たちが馬に乗って陣取っていた。彼らは、アキテーヌ王国の紋章が入った薄汚れた外套を羽織り、その顔には傲慢さと冷酷さが浮かんでいる。レジナルド公爵配下の徴税官とその手下たちだろう。彼らは、村人たちを広場に集め、大声で何かを喚き散らしていた。

「今年の年貢が足りんと言っているだろうが! このままでは、お前たちの首が飛んでも知らんぞ!」

 徴税官らしき肥満の男が、鞭を振り回しながら怒鳴っている。その傍らでは、手下たちが村の家々から無理やり食料や家財道具を運び出し、荷馬車に積み込んでいた。抵抗しようとした若い村人が、無慈悲に殴り倒される。老婆の悲鳴が、空しく響いた。

「ああ…なんて酷い…」

 リアナは、両手で口を覆い、涙ぐんでいる。

 カイルは、その光景から目を逸らすことができなかった。村人たちの恐怖、怒り、そしてなによりも深い無力感が、彼の心に鋭く突き刺さる。まるで、自分自身の心臓を直接握り潰されるような感覚だった。

(やめてくれ…、やめてくれ…!)

 彼は心の中で叫んだ。だが、声にはならない。体が、まるで鉛のように重く、動かすことができない。ただ、その場の全ての負の感情が、濁流のように彼の中に流れ込んでくるのを感じていた。頭が割れるように痛み、呼吸が苦しくなる。

「カイル…! 顔色が真っ青よ! 大丈夫…?」

 リアナが、カイルの異変に気づき、心配そうに彼の肩を揺さぶった。

「…だ、大丈夫じゃない…」カイルは、か細い声で喘いだ。

「みんなの…みんなの悲しみが…苦しみが…僕の中に…」

 彼の瞳からは、大粒の涙がとめどなく溢れ出ていた。
 リアナは、カイルのその尋常ではない様子に、はっとした。彼女は、カイルが他の人とは違う、特別な感受性を持っていることを、うすうす感じ取っていた。そして、それが今、彼を苦しめているのだと。

「カイル、しっかりして! ここにいたら危ないわ!」

 リアナは、カイルの腕を強く引き、その場から走り出した。徴税官たちの怒声や村人たちの悲鳴を背中に聞きながら、二人は再び森の中へと逃げ込んだ。

 *

 森の奥、カイルとリアナだけの秘密の場所。

 先程の村での騒動が嘘のように、そこは静かで、木々の葉擦れの音と小鳥のさえずりだけが聞こえていた。カイルは、リアナが差し出した水筒の水を一口飲み、ようやく落ち着きを取り戻しつつあった。額の汗を拭うと、まだ微かに震えている自分の手に気づく。

「…本当に、いつもありがとう、リアナ」

 カイルは、ぽつりと言った。村での出来事を思い出すと、まだ胸が苦しい。だが、リアナがそばにいてくれるだけで、その苦しみは少しだけ和らぐ気がした。

「ううん」リアナは首を横に振った。

「カイルが謝ることなんて何もないわ。悪いのは、いつも村の人たちを苦しめるあの人たちだもの」

 彼女の翠の瞳は、カイルの心の奥底にある孤独や悲しみを見透かすように、まっすぐに彼に向けられていた。

 カイルは、リアナのその純粋な眼差しに、いつもどうしようもなく戸惑ってしまう。彼女の優しさは、まるで陽だまりのように温かい。だが、その温かさに慣れてしまえば、いつかまた一人になった時、自分は耐えられなくなるのではないか。そんな漠然とした恐れが、彼を臆病にさせていた。

「…別に…何でもない…」

 カイルは、思わずぶっきらぼうな言葉を口にしてしまった。そしてすぐに後悔した。リアナを傷つけてしまったかもしれない。

「放っておいてくれ…」

 しかし、リアナは怯む様子も見せず、それどころか、ふわりと優しい笑顔を浮かべた。

「でも、さっき、とても苦しそうだったでしょう?」

 彼女は、カイルの隣にそっと腰を下ろした。

「私、何かできることがあれば…力になりたいの。カイルの」

 その声には、何の裏表もない、ただ純粋な思いやりが込められていた。
 カイルは、リアナの顔をまともに見ることができなかった。

「…僕なんかのために、リアナがそんなことする必要ないよ」

「そんなことないわ!」

 リアナは、少しだけ声を強くした。

「カイルは、私の大切な友達だもの。友達が困っていたら、助けたいと思うのは当たり前でしょう?」

 彼女はそう言うと、持っていた布袋から、少し形が崩れたパンを一つ取り出した。

「あ、そうだ、これ、今朝焼いたパン。少しだけど、食べる? きっと、お腹も空いているでしょう?」

 ライ麦の素朴な香りが、カイルの鼻孔をくすぐる。彼は、リアナの気遣いが嬉しくて、そして自分の不器用さが恥ずかしくて、何も言えずにただ頷いた。
 リアナは、パンを半分に割ると、大きい方をカイルに手渡した。

「さ、食べて。森の中を歩き回ったから、疲れたでしょう?」

 カイルは、ゆっくりとパンを口に運んだ。少し硬いが、噛めば噛むほど素朴な甘みが広がる。それは、今まで食べたどんなものよりも美味しく感じられた。

 *

 リアナの家は、村の中でも特に小さく、古びた木造の家だった。壁にはところどころ隙間があり、床も軋んでいた。だが、家の中はきちんと掃除されていて、窓辺には可憐な野の花が飾られていた。そこには、貧しいながらも確かな家族の温もりがあった。

 リアナの母親は、長いこと胸の病を患っており、いつも寝床に伏せっていた。顔色は青白く、時折苦しそうに咳き込んでいる。それでも、カイルがリアナに連れられて家を訪れると、彼女は力なく微笑んで見せた。

「まあ、カイル君。いらっしゃい。リアナがいつもお世話になっているわね」
 カイルは、深々と頭を下げた。

「いえ、こちらこそ…いつもリアナには助けてもらっています」

 リアナには、まだ幼い弟と妹がいた。彼らは、見慣れないカイルの姿に少し戸惑いながらも、興味深そうに彼を見つめていた。リアナは、そんな弟妹たちの頭を優しく撫でると、母親の枕元に寄り添った。

「お母様、今日はカイルも一緒に薬草を摘んでくれたの。この間の熱冷ましの薬、もうすぐなくなりそうだったでしょう?」

「ありがとう、リアナ。いつも助かるわ…ごほっ、ごほっ…」

 カイルは、リアナの母親の苦しそうな咳を聞きながら、胸が痛むのを感じていた。自分に何かできることはないだろうか。

 リアナの母親は、カイルの境遇に同情しつつも、村の他の大人たちと同様に、彼の背中の「痣」の噂をどこか恐れているような素振りを見せることがあった。その視線に気づくたび、カイルは自分の存在が、この優しい家族に迷惑をかけているのではないかと不安になった。

 しかし、リアナはいつも毅然としていた。

「お母様、カイルは悪い子じゃないわ。とても優しい人よ。村の人たちが色々言うのは、ただカイルのことを知らないだけなの」

 彼女のその言葉は、カイルにとって何よりも心強い盾だった。
 その日、カイルはリアナの家で、久しぶりに温かい夕食をご馳走になった。豆と野菜の質素なスープと、硬い黒パン。それでも、リアナの家族と一緒に囲む食卓は、カイルにとって、養父母を亡くして以来忘れていた、家族の温もりを感じさせてくれるものだった。

 食事が終わると、リアナはカイルを家の裏手にある小さな畑に連れて行った。そこには、様々な種類の薬草が、彼女の手で丁寧に育てられていた。

「これはね、傷に効く薬草。こっちは、お腹の痛みを和らげるの」

 リアナは、一つ一つの薬草の名前と効能を、カイルに熱心に説明してくれた。その横顔は、真剣そのもので、彼女が心から薬草学を愛し、人々の役に立ちたいと願っていることが伝わってきた。

(リアナは、本当にすごいな…)

 カイルは、素直にそう思った。自分には、こんな風に誰かのためにできることなんて、何もない。ただ、怯え、村の人たちから疎まれているだけだ。

 *

 数日後、カイルは例の徴税官たちに目をつけられてしまった。彼が一人で森を歩いているところを捕まり、「お前のような薄汚い孤児が、何か隠しているに違いない」と、謂れのない疑いをかけられたのだ。抵抗する術もなく、彼は数人の男たちに殴る蹴るの暴行を受けた。幸い、金目のものは何も持っていなかったため、彼らはカイルを道端に蹴り捨てて去っていったが、カイルの体には無数の痣と擦り傷が残った。

「もう、カイルったら、また怪我して! あの徴税官たち、本当に許せないわ!」

 リアナは怒りを滲ませながらも、カイルの腕の傷に丁寧に薬草を塗る。そして、破れたシャツの隙間から、改めてカイルの背中にある「痣」に目を留める。
 以前、カイルがいじめられていた時に初めてこの「痣」を見た時、彼女は直感的に

「きっと何か大切な守り神様の印」だと感じた。

 しかし、今、こうして間近でじっくりと見つめると、その「印」は以前よりもさらに複雑で、力強い何かを秘めているように思えた。

「カイル…その背中の印…やっぱり、ただの痣じゃない気がするの」

 彼女は、そっとその「印」に指で触れようとして、寸前でためらった。

「なんて言ったらいいのかしら…とても古くて、何か大きな運命を背負っているような…そんな感じがするの。以前は『守り神様の印』って言ったけど、もっと…もっと深い何かが…」

 彼女の翠の瞳は、真剣な光を宿していた。

「太陽みたいに力強いエネルギーを感じる時もあれば、すごく悲しい物語を秘めているようにも見える…。まるで、昔話に出てくる、悲劇の英雄が背負った宿命の印みたい…」

 カイルは、リアナの言葉に息を呑んだ。

 彼女は、他の誰も気づかない、この「印」の本質のようなものに触れているのかもしれない。そして、それが「悲劇の英雄」という言葉と結びついた時、カイルの胸に言いようのない不安と、そしてどこか惹きつけられるような不思議な感覚が込み上げてきた。

「リアナ…本当に、そう思うのか…?」

 カイルの声は、震えていた。

「ええ、思うわ!」

 リアナは、力強く頷いた。

「だって、こんなに不思議で、綺麗な模様だもの。悪いものであるはずがないわ。きっと、カイルを守ってくれる、大切な印よ」

 彼女の言葉には、一点の曇りもなかった。その純粋な信頼が、カイルの心の奥底に凍りついていた何かを、ゆっくりと溶かしていくのを感じた。
 カイルは、生まれて初めて、自分の背中の「印」に対する肯定的な反応に触れた。それは、暗闇の中に差し込んだ一筋の光のように、彼の心を照らした。

 *

 その日を境に、カイルとリアナの絆は、さらに特別なものへと深まっていった。
 カイルは、リアナにだけ、自分の秘密を打ち明けるようになった。

 森の動物たちと、時折心が通じるような気がすること。
 傷ついた小鳥に手をかざした時に感じた、不思議な温もり。
 そして、背中の「印」が、時折疼き、言いようのない不安や郷愁を感じさせること。
 リアナは、カイルの言葉を一言も聞き漏らすまいと、真剣な眼差しで耳を傾けた。そして、全てを聞き終えると、優しく微笑んで言った。

「大丈夫よ、カイル。あなたのその力も、その印も、きっと悪いものじゃないわ。私、信じてるもの。だから、カイルも自分を信じて。そして、その秘密は、私が絶対に誰にも話さない。約束するわ」

 カイルは、リアナのその言葉に、心の底から救われる思いだった。誰にも理解されないと思っていた自分の特異性を、リアナだけは受け入れ、信じてくれる。その事実が、彼にとってどれほど大きな支えとなったことだろうか。

 二人の間には、誰にも言えない秘密を共有することで、より強く、より特別な信頼関係が芽生え始めていた。それは、幼馴染というだけでは説明できない、魂の深い部分で結ばれたような絆だった。

 それからも、村の子供たちがカイルをからかったり、「呪いの印を持つ化け物」と囃し立てたりすることは後を絶たなかった。だが、リアナはいつも毅然としてカイルを庇った。

「やめなさい! カイルの背中の印は、呪いなんかじゃないわ! きっと、何か大切な意味があるのよ! それに、あなたたちだって、カイルに助けてもらったことがあるでしょう!迷子になった時に見つけてくれたの忘れたの!?」

 リアナの言葉に、子供たちはぐうの音も出なくなることが多かった。彼女の言う通り、カイルは、その優しさゆえに、陰では村の人々のために尽くしていることもあったのだ。ただ、彼のその行為は、彼の特異性への恐怖心の前では、あまりにも簡単に忘れ去られてしまうのだった。

 リアナのその毅然とした姿は、カイルにとって、暗闇を照らす灯台の光のように、大きな勇気を与えてくれた。彼女がいれば、自分はこの村でも生きていけるかもしれない。そんな淡い希望さえ抱き始めていた。

 そんなある日の午後だった。

 シルヴァン村に、一人の風変わりな老人がやって来た。旅の賢者エルミートと名乗るその老人は、痩身で背が高く、長く白い髭を蓄え、質素だが清潔なローブを身にまとっていた。彼は、村長に、「しばらくこの村に滞在し、子供たちに文字や算術、そして世界の成り立ちについて教えたい」と申し出たという。

 戦乱と圧政に明け暮れるアキテーヌ王国において、辺境の村にまでわざわざやって来て、無償で子供たちに教育を施そうなどという奇特な人間は、まずいなかった。村人たちは、その申し出に感謝しつつも、どこか胡散臭げな目で老人を見ていた。
 カイルとリアナもまた、遠巻きにその老人の姿を眺めていた。

 老人は、村の子供たちに囲まれ、何か楽しそうに話をしている。その表情は穏やかで、瞳の奥には深い叡智が宿っているように見えた。
 だが、その鋭い眼光は、時折、カイルとリアナの方に向けられた。特に、カイルの姿を捉えた時、老人の瞳が一瞬、何かを探るように細められるのを、カイルは見逃さなかった。何かを知っているかのような、意味深な表情だった。

「ねえ、カイル…」リアナが、不安と期待の入り混じった声で、カイルに囁いた。

「あの賢者様…もしかしたら、カイルの印のことを、何か知っているかもしれないわ…」

 カイルは、ゴクリと唾を飲み込んだ。
 もし、本当にそうだとしたら…?
 自分のこの忌まわしい「印」の謎が、解けるのかもしれない。
 だが、それは同時に、知りたくない真実を知ってしまうことになるのかもしれないという、漠然とした恐怖も感じていた。

 賢者エルミート。その老人の出現は、カイルとリアナの運命を、そしてシルヴァン村の静かな日常を、大きく揺るがすことになる前触れなのかもしれない。
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