30 / 89
二章
29-忍耐
しおりを挟むその後も授業は進んでいったが、俺は授業のレベルがどうこう以前に全く集中できない時間が続いた。
よく見ると授業中にも関わらず、たまにアソコをバイブでクチュクチュと音を立てて弄っている女子もチラホラ見かけられる。
先生の声に混ざって、「んっ」「はぁっ」といった悩ましい吐息が耳をくすぐる。
先生も痒いところを掻いているくらいの感覚で気にも留めない。
実際この時代の女達にとっての自慰とは、そのレベルのことなのかもしれない。
皆アソコを弄りながらも普通に授業を受けている。
性欲盛んな女―――特に若い情炎に身を焦がす彼女達にとっては、オナニーは精神安定剤のようなものなのだろう。
もちろん全員が全員という訳でもないようだが……
左隣の乙音はそんな素振りも全くなく、至って真面目に授業を受けている。
先程茜の言葉にもあったように、乙音は初潮がまだ来ていないように見受けられる。
その後の休み時間でも、トイレに席を起つところは一度も見ていない。
休み時間ともなれば女子の多くはトイレへと向かい、そうでない女子達も―――
「ねーねー、新しく始まった『奴隷を買ったらSランクだった件』見たー?』
「あ~あれ見たけどいかにも流行りに乗っかった感じで乾くわ~。
同じSラン系なら『奴隷転生』の方がチートハーレムでマジ濡れる!」
「あれこそまんまテンプレじゃーん」
クラスメイトが流行りのエロアニメで盛り上がっていても、乙音はその会話に全く混ざろうとしなかった。
(ていうか……今Sランク奴隷がそんなに流行ってんの!?)
女子達の会話を聞いていると、やれ俺と礼子の映像が1000万再生超えただの、俺のイチモツを模したバイブを買っただの、皆俺に関する話で盛り上がっている。
(俺モデルのバイブまで売られてんの!?
バ、バイブとはいえクラスメイト達が俺のチンコでオナニーしてるとか……や、ヤバい……また股間が……)
知らないところで俺が一躍時の人となっているのは何やら嬉しい気もするが、目立ちすぎた結果今のように窮屈な学校生活を余儀なくされているのは、あまり喜べたものではない。
今の俺はとにかく早いこと一日が終わって欲しいと、ひたすらに願うばかりだった。
だがその後の時間は、まさに永遠に感じる程の長い―――長い時が俺を待ち受けていた―――
『キーンコーンカーンコーン』
ようやく初日の授業が全て終わった頃には、俺は息も絶え絶えとなっていた。
授業とは退屈で長く感じるものだが、ここまで一日を長いと感じたことは今まで一度もなかった。
未来での初めての学校生活は、調教場の日々に勝る程、それはそれは拷問の時間だった―――
「はっ……はぁっ……ぐっ」
俺は目も虚ろにひたすら奥歯を噛み締め、盛り上がる股間を必死に押さえていた。
頭の中は今すぐ女を犯したいという欲望がマグマのように沸き立ち、股間の先からはボタボタと我慢汁が垂れる。
正直、これ程までにキツイとは思っていなかった。
確かに前世から俺の性欲は人一倍強かったが、授業中に勃起しっぱなしとなり、あまつさえ学校でオナニーするなんてことは無かった。
だが今日は滾る欲望を抑えるために、休み時間の度にトイレに駆け込んでは精液を便器にぶちまけた。
それもそうだ。
そうなっても仕方がない。
あんな光景を見させられては―――
「あ、私例のバイブ買ったんだ~! 見てみてよヤッバいよマジで!」
『グチュグチュグチュッ!』
「ああ~~~ん! スッゴーーーイ!」
休み時間になるとクラスメイトが教室で堂々とオナニーを見せびらかす。
しかもその手に持っているのは俺の股間を模したバイブだ。
トイレに行けばアイドル級の美少女達の裸を拝みながら、セックスによがる声を聞かされる。
特に凄かったのは昼休みだ。
実はトイレでセックスをしてもいいのは、人数制限の為に一日3回までと決まっているらしい。
故に多くの女子生徒達が一番長くセックス出来る昼休みに、こぞってトイレへと駆け込む。
そして女子達は中で気が狂ったように性をむさぼっていた。
『バチュンバチュンバチュンバチュン!!』
「んあぁああーーーっ!イッイグッ! イグウゥーーっ!」
「チンポ! チンポぉおお!! もっとチンポぉおお!!」
「ぎもぢいいぃーーーっ!! ぎもぢぎもぢぎもぢぎもっっっっぢいいぃぃん!!」
もはやこれが○学生の姿とは到底思えない程の狂いように、俺は見ているだけで射精しそうだった。
舌を出し、涎を撒き散らし、目を裏返し、雄叫びを上げながらイキまくる。
初潮を迎えたばかりの若い彼女達にとってセックスは、大人とは比較にならない程の快楽をもたらすらしい。
そしてその強烈な欲求も相まって、皆無我夢中で快楽に溺れきっている。
大人になると女達は性を覚えた頃の快楽を呼び起こすためにキメセクにハマる人が多いらしいが、その快楽を薬なしで味わっていると思うと、道理でセックス無しではいられない筈だ。
辞められる訳がない。
性欲が高まり過ぎた彼女達にとっては、セックスが余りにも気持ち良すぎるのだ。
しかも未来の女達は男の身体を求めるよう進化したため、そのよがり方もオナニーの非ではない。
そんな快楽を覚えたての彼女達のセックスをまざまざと見せつけられれば、頭が狂いそうな程の情欲に苛まれても仕方がない。
(よ、ようやく終わった……死ぬかと思った……は、早く帰ってセックスしたい……!!)
帰りのホームルームが終わると、俺は鞄で前を隠し、急いで席を立った。
「あ、游ちゃーん。良かったらこの後皆で游ちゃんの歓迎会をやろうと思ってるんだけど―――」
「ご、ごめん! 今日はこの後どうしても用事があるから、ま、また今度お願いしますっ! それじゃっ!」
もうこれ以上は一秒たりとも我慢出来ない。
茜が折角歓迎会に誘ってくれているが、丁重に断りを入れ、俺は逃げるように教室を後にした。
「あらら~、行っちゃった……そんなに急ぐ程の用事って何だろうなー。
って、ん? 何だろうこれ―――」
茜が俺の椅子に何か付いていることに気が付いた。
よく見るとそこには謎の液体が付着している。
『ピチャッ』
「クンクン」
茜はそれを指に取って臭いを嗅ぐ。すると―――
「これは……
―――フフッ。そっかぁ~~なるほどねぇ~……」
茜は何やら不敵な笑みを浮かべ、指に付いた液体をペロリと舌で舐め取った―――
0
あなたにおすすめの小説
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる