百鬼淫行

淀川 乱歩

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其の八 百壱鬼夜行の彡 

其の十 百壱鬼夜行の五十八 悦楽蟲地獄(緊縛の淫糸責め)

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……妖界村の、裏山の大きな森の中に、木造の小屋が幾つも建っていました。
……そして、其等の小屋の中からは、人間の子供達の幼い喘ぎ声が、昼夜を問わず聞こえて来たのです。
……窓の無い、出入り口一つだけの小屋の中には、神隠しで拐われて来た少年少女達が妖怪達に全裸にされ、板床の上に仰向けに寝かされていたのでした。
……そして、そんな小屋の中の子供達は全員、裸足の両足をVの字に開いて上げ、白い柔らかな足の裏を天井に向けていたのです。

……実は、丸裸にされた子供達は、小屋の天井から垂れ下がった透明な糸の、先端を左右夫々の足首に結ばれて、両足を上げさせられ、大きく開かされていたのでした。
……そして、幼い股間を真上に向けて、恥部を開かされた裸の子供達は、直腸や膣の中に淫虫を寄生させられて飼われていたのです。
……其れは、童哭蟲(おちごさん)と云う人体に寄生する妖蟲達の一族で、直腸に寄生する雄と、膣に寄生する雌の寄生蟲達だったのです。

……体内に、蟲を寄生させられる為に、神隠しで拐(さら)われて来る人間の子供達は、先ず隠れ蓑(かくれみの)を着た烏天狗達(からすてんぐ)に、突然、背後から隠れ蓑を着せられて姿を消され、同時に妖術で深く眠らされたのでした。
……そして、左右から烏天狗達に抱き抱えられて空を飛び、途中の山中に一旦降りて、其処で着物を全て剥ぎ取られて、素っ裸に剥かれて仕舞ったのです。
……やがて、全裸で空中を運ばれた子供は、山奥の秘密の通路の入り口から、妖界へと眠らされた侭、裸身を運ばれて行ったのです。

……暗い蟲小屋の、湿った板床の上に全裸で仰向けに子供を寝かせた烏天狗達は、入り口の扉を閉め、閂(かんぬき)を掛けました。
……そして、窓の無い真っ暗な小屋の中に、其の子は一人、全裸で残されたのです。
……暫らくすると、小屋の暗闇の中に数十人もの小さな人影が、淡く白く、幽かに光って喘いでいるのが見えて来ました。
……真っ暗な蟲小屋の中には、様々な年齢の人間の男の子や女の子達が、生まれたままの姿で仰向けに寝かされ、烏天狗達の妖術で眠らされていたのです。

……そして、そんな目覚める事も出来無い全裸の子供達の全身を、蟲達が淫(みだ)らに這(は)い回り、嬲(なぶ)り続けていたのでした。
……可愛(あい)らしい、子供達の幼い快楽の喘(あえ)ぎ声の中で、先程烏天狗達に小屋の中に仰向けに寝かされた新入りの男の子の、両足の足首に向かって、真っ暗な天井から垂れ下がった二本の透明な糸の先端が、板床の上をゆっくりと這って、左右から近付いて行ったのです。
……やがて、真っ暗な小屋の中で、新入り少年の左右の足首に、冷たい蛞蝓(ナメクジ)の様な感触で蟲達が、透明な糸の先端を幾重にも巻き付けたのでした。
……そして、少年の両足の足首に巻き付けた糸を這い上がって、二匹の蟲達が天井に姿を消すと、暫らくして其の子供の両足は少しずつ、天井に向かって強い力で引き上げられて行ったのです。
……やがて少年も、周囲の子供達の様に全裸の腰を床板から少し浮かせ、両足を天井に向けてVの字に、幼い恥部を真上に向けて開かされ、蟲達の、可愛らしい性器への陵辱を待ったのでした。
……少年の、両足の足首に巻き付けられた蟲の糸は、常に微かに震動し続けていて、やがて天井から子供の右足首の糸を這い下って一匹の、ぬるぬるとした粘液に覆われた冷たい蟲が少年の白い足の裏に、にゅるりと這い上がったのです。
……其の、巨大蛞蝓の様な感触の冷たい蟲は、小さく悲鳴を上げて身悶え、ぴくりと幼い陰茎(おちんちん)を勃起させた少年の右足を、ゆっくりと這い下り、内股を這い下りると、頭部の磯巾着(イソギンチャク)の様な小さな無数の触手で、子供の小さな肛門を、淫らな感触で愛撫し始めたのでした。

……少年は、可愛らしい声で小さく喘ぎ、幼い肛門(アヌス)と陰嚢(きんたま)の裏側を、蟲に、無数の触手で淫らに擽られて、可愛らしい陰茎(ペニス)を勃起させて仕舞ったのです。
……すると、其の巨大な冷たい蟲は、緩んだ子供の肛門を、大きく限界まで丸く押し広げて、ゆっくりと少年の温かな直腸の中へ潜り込み始めました。
……巨大蛞蝓の様な感触の、其の冷たい蟲が童哭蟲で、少年の直腸の中で、くるりと向きを変えると、磯巾着の様な頭部の小触手を子供の肛門から、にゅるりと外に出し、触手の華が咲く様に、丸く大きく開いた少年の肛門の周囲を、冷たい透明な粘液に濡れた無数の小さな触手を蠢かせて、淫らに、丹念に子供の肛門を愛撫し続けたのです。
……少年は再び、肛門と陰嚢の裏を蟲の触手で愛撫され続けて、幼い陰茎を固く勃起させました。

……すると、突然、少年の柔らかなお腹の上に、ぼたりと二匹目の蟲が、天井から落ちて来たのです。
……其れは、蛸の様な吸盤の有る長い触手が何本も生えた、ヒトデ状の蟲で、一番太い触手の先端の、磯巾着の様な器官を少年の勃起した陰茎の先端に触れさせ、丹念に嬲り始めたのでした。
……少年は包茎で、未だ幼く陰毛も生えておらず、腹の上のヒトデ蟲の磯巾着の小さな触手を何本も、包皮と亀頭粘膜の隙間に挿入されると、鋭敏な子供の亀頭を丹念に、蟲の小触手で愛撫され始めたのです。
……やがて、少年が全裸の全身を硬直させて、未だ射精も出来無い、生まれて初めての、幼い性的絶頂を迎えました。
……然し、ヒトデ蟲は無慈悲に、尚も少年の陰茎の先端を責め苛み続けたのです。

……実は、其のヒトデ蟲は、幼い包茎少年達の包皮を剥く為の筆下ろし蟲達で、蟲小屋の中の人間の少年少女達は全員、腹の上のヒトデ蟲に、亀頭や陰核先端(クリトリス)を覆い隠していた包皮を丹念に、完全に剥かれては、磯巾着の触手で愛撫され続けて、幼い性的絶頂(オルガスムス)を昼夜、繰り返し続けていたのでした。
……そして、そんな全裸の人間の子供達は、直腸内に一匹ずつ寄生している蛞蝓蟲が、磯巾着状の頭部の触手で肛門の周囲や会陰部(ありのとわたり)を愛撫し続けながら、強力な催淫性の麻痺毒の粘液を塗り続けていたのです。
……だから、蟲小屋の中の人間の子供達は全員、板床の上で指一本動かせずに、蟲達の愛撫の性的快感を増幅されながら、素っ裸で眠り、喘ぎ続けては、幼い性的絶頂を昼夜繰り返し続けていたのでした。

……然(しか)も、神隠しで妖界へと拐われて来た人間の子供達は、全員、妖怪達の錬金術で不老不死の呪いを掛けられていたので、飲み食いも排泄も出来ず、少年達は射精も封じられて、永遠に幼い姿の全裸のままで、眠り続けていたのです。
……更に、そんな子供達の裸身を、第三の淫蟲達が淫らな感触で這い回って、嬲り続けていました。
……其れは、針舌蟲(しんちゅう)と呼ばれる透明な、蛞蝓の頭部が小さな人間の口の様に為った淫蟲達で、子供達のお腹の上で幼い性器を嬲り続けている、ヒトデ蟲が透明糸を這い上がって天井の巣に姿を消すと、再びヒトデ蟲が糸を這い下りて来る迄の間、全裸の子供達の全身を這い回ったのです。
……針舌蟲達は、人間の子供達の乳首を嬲るのが大好きで、小さな唇で吸い続けながら、爪楊枝の先の様な舌先で舐め回し、微細な歯で愛噛みして玩弄し続けていたのでした。
……更に、針舌蟲達は、針の先の様な舌を子供達の柔肌や、性器の粘膜に突き刺して吸血したのです。
……そして、針舌蟲達に血を吸われると、蚊(か)に吸われた後の様に桜色に小さく丸く腫れ、猛烈に痒く、全裸の子供達の白い裸身は常に無数の、そんな小さな桜色の斑点で覆われ続けていたのでした。
……特に、子供達の両乳首や肛門、少年達の陰茎や陰嚢や亀頭、少女達の陰核は針舌蟲達に好まれたのです。
……全裸の子供達は、常に数十匹もの針舌蟲達に全身を同時に吸血され続け、無数の桜色の斑点が重なって、少年達の白い陰茎や陰嚢は、全体が桜色に見えた程でした。

……また、そんな少年達の幼い陰茎は、常に可愛らしく固く勃起し続けていたのです。
……そして、そんな少年達の包皮を磯巾着の触手で完全に剥(む)いて、薔薇色の亀頭粘膜を露出させたヒトデ蟲達は、子供達の亀頭の付け根の括(くび)れた部分に、透明な糸を首輪の様に幾重にも巻き付けました。
……そして、其の亀頭の首輪から伸ばした二本の透明な糸の先端を、強く引っ張りながら、少年自身の足首に巻き付けられた透明糸に、結び付けたのです。
……なので、全裸の少年達は全員、勃起させられた陰茎の先端を天井に向けて吊られ、股間の小さな白い灯台の様に、子供の亀頭を左右二本の透明糸にVの字に強く引っ張られて、幼い陰茎を床とは垂直に固定されて仕舞って、蟲達に嬲られ続けていたのでした。
……更に、ヒトデ蟲達は、小屋の天井から垂れ下がらせた二本の透明糸の先端を、全裸の男児達の乳首の付け根に結び付けて、子供達の両乳首を天井から強く引っ張り上げたのです。
……そして、人間の少女達も、ヒトデ蟲達に、幼い陰核と両乳首の根元に透明糸の先端を結び付けられて、性器を上へ強く釣り上げられていたのでした。
……真っ暗な蟲小屋の中の、天井や壁には、蟲達が様々な太さの透明糸を無数に張り巡らせており、其の透明糸の上を這い回る蟲達の動きで、全ての糸が弦楽器の弦の様に、激しく振動し続けていて、小屋の闇の中で無数の奇妙な音が微かに鳴り響いていたのです。
……そして、そんな振動し続ける透明糸の先端を、両乳首や性器に結ばれた人間の少年少女達は、身動きする事も、目覚める事も出来ぬまま、真っ暗な蟲小屋の冷たい床板の上に、全裸で仰向けに両足を開かされて寝かされて、性器の糸の激しい振動の、性的快感で責め苛まれ続けていたのでした。


……また、真っ暗な蟲小屋の中で、全裸の人間の子供達は、腹の上のヒトデ蟲に包皮を完全に剥かれ露出させられ、糸で吊られた敏感な亀頭や陰核を、磯巾着の触手に含まれて吸い扱かれ続けながら、幼い性的絶頂を繰り返していたのです。
……実は、ヒトデ蟲達の先端が磯巾着状の長い腕触手は全部で八本も有って、普段は使わ無い腕触手を縮め、先端の磯巾着も小触手を引っ込めて、ヒトデ蟲の本体から斜め上向きに生えた大きな長い、硬い角の様に腕触手を変えていたのでした。
……ヒトデ蟲達は、透明糸に吊られて強く引っ張られている全裸の子供達の乳首や性器を、数本の伸ばした腕触手の先端の、磯巾着の小触手で前後左右から丹念に愛撫し、少年達の勃起させられた幼い陰茎の先端の、鋭敏な亀頭粘膜を淫らに擦り続けていたのです。

……そして、少女達の幼い女陰(ヴァギナ)の中にも、一匹ずつ大きな冷たい蛞蝓の様な蟲が潜り込んで、寄生していたのでした。
……実は、其れは子供達の直腸内(アヌス)に寄生している蟲と同じ蟲達で、磯巾着状の頭部の無数の小触手で、女児達の膣粘膜と鋭敏な子宮口を丹念に、淫らな感触で愛撫し続けていたのです。
……そして、そんな子供達が性的絶頂を迎えて、可愛らしく全身を硬直させた時、何故か子供達の裸身は蟲小屋の闇の中で、幽かに白い光を放つのでした。
……ぽかり、ぽかり、と幼い蛍の様に。

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