仮 伍

淀川 乱歩

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其の九 淫獄転生 其の伍 半人半戯 其の肢獣餐(新)

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 ……其の、海の童娼窟は、海岸の宿泊施設から、浅瀬の海の上に向けて、白砂の砂浜の上を一本の低い桟橋(さんばし)が、海の上へと伸びており、其の桟橋は所々で左右に分岐しては、海上の小さな小屋(コテージ)の入り口へと続いていたのです。
 ……既に、太陽は頭上でギラギラと眩しく輝き、凪(な)いだ青い海には波も無く、青空には白い雲が湧き、白く眩しい白日夢の様な、時間(とき)の静止した様な、灼熱の大気の世界に、其の海上の小さな小屋の入り口だけが四角く、暗く小さく、口を開けていたのでした。

 ……そして、其の海上小屋の一つで、幼い肛門(アヌス)から極太の張形(はりかた)を引き抜き、入り口の淫魔族の美青年の脇(かたわら)に、左右から駆け寄った、全裸姿(すはだか)の二人の美少年達は、青年の着ていた浴衣(バスローブ)を脱がせると、室内の木の椅子の前へと連れて行き、腰掛けさせたのです。
 ……そして、全裸姿の淫魔族の、美青年の両足を開かせ、年上の金髪の白い人間族の全裸美少年が、椅子に腰掛けた全裸の淫魔青年の右横から、青年の巨根(ペニス)の先端の亀頭(グランズ)を、幼い柔唇で吸い、時々小さな舌先でチロチロと愛撫(なめまわ)し始めたのでした。

 ……やがて、全裸の淫魔美青年の巨根が、固く勃起すると、其の全裸の金髪美少年は、寝台に腰掛けて待機していた黒髪の、全裸の美少年に命じて、小屋の壁の無い、木の柱だけの室内の片隅に行かせて、小さな硝子瓶(ポーション)を幾つか、取りに行かせたのです。
 ……そして、金髪全裸少年の差し出した、右手の掌の上に小瓶の中の、微かに良い香りのする液体を、少しだけ滴らせたのでした。
 ……其れから、椅子の上に腰掛けた全裸の、美青年男淫魔の勃起させた巨根の先端の亀頭に、其の全裸の金髪美少年は、透明な小瓶の中の液体を丹念に塗り付け始めたのです。
 ……其れは、強力な、男淫魔専用(インキュバス)の催淫性の、勃起持続剤入りの香油で、全裸の金髪美少年は、自らの幼い肛門(アヌス)の周囲と中へ、白い指で其れを丹念に塗り付けると、椅子に腰掛けた全裸の美しい淫魔美青年の、大きく開いた両足の間に、青年に可愛(あい)らしい白いお尻を向けて立ったのでした。

 ……すると、椅子に全裸で腰掛けた、淫魔族の美青年の逞(たくま)しい両腕が前方に伸ばされ、全裸で背を向けて股間に立った、金髪美少年の白く細い腰を、左右から鷲掴みにして、引き寄せたのです。
 ……そして、全裸の子供の、無防備な幼い肛門(アヌス)に、冷たく香油に濡れた男淫魔(まもの)の亀頭(せんたん)が押し付けられ、其の感触に全裸の美少年は、可愛いらしく喘(あえ)ぎ、仰(の)け反(ぞ)ったのでした。
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