仮 伍

淀川 乱歩

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其の九 淫獄転生 其の伍 半人半戯 其の肢獣指

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 ……そして、そんな全裸の金髪美少年の幼い肛門(アヌス)の中へ、其の全裸の美しい男淫魔(インキュバス)は、数時間もの間、固く勃起(ぼっき)し続ける巨根(ペニス)を、少しずつ、メリメリと押し込んでやったのです。
 ……金髪美少年の、全裸の肛門は丸く大きく引き延ばされ、其の焼ける様な苦痛と、性的快感とで少年は、白い裸身を反り返らせ、幼い陰茎(おちんちん)を固く勃起させて、喘(あえ)ぎ続けたのでした。
 ……すると、其の淫魔族の美青年は、黒い髪の、もう一人の全裸少年を呼び、幼い肛門を深々と掘られて、責(せ)め苛(さいな)まれている金髪美少年の、可愛いらしく勃起した幼い陰茎(ペニス)を、丁寧に吸い扱(しご)かせたのです。
 ……其の、全裸の金髪美少年は、肛門と勃起した幼い陰茎とを、同時に前後から、巨根と舌で責め苛まれ続けて、息も絶え絶えに喘ぎ続けては、滑らかな白い裸身を、玉の汗が次々と流れ、板の床の隙間から海面に滴り落ちて、板床にも黒く染みを広げたのでした。

 ……時折、そんな板床の隙間から、涼しい風が吹き上げて、全裸の金髪美少年の絹糸の様に細く長い髪を、ふわりと舞い上がらせ、苦悶する少女の様に美しい顔の、汗に濡れた薔薇色の両頬に、金の糸の様に張り付いたのです。
 ……やがて、数度目の幼い性的絶頂(オルガスムス)に、全裸の全身を痙攣させている金髪美少年の肛門の中から、美しい男淫魔の巨根がゆっくりと引き抜かれると、美少年は板床の上に全裸で仰向(あおむ)けに大の字に寝て、白いお腹を大きく上下させて喘ぎ続けたのでした。
 ……そして、そんな全裸の金髪美少年の恥部で、尚も幼い陰茎(おちんちん)が固く勃起し続けていたのは、少年の肛門から男淫魔が巨根を引き抜く直前に、黒髪の美少年に合図して、金髪少年の完全に包皮を剥いた、鋭敏な子供の亀頭に、人間族専用の強力な勃起強制剤を塗らせていたからだったのです。
 ……処で、実は、そんな金髪美少年と黒髪美少年とは、念者と稚児の関係で、また家具童(ファーニチャー・ドール)として小屋の中で常に全裸で、二人で寝起きし、客が来るのを待ちながら、時々海で泳いでは、愛し合っていたのでした。
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