仮 弐

淀川 乱歩

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其の九 淫獄転生 其の弐 淫蕩遊戯 其の餐

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  ……そして、暗黒の食堂でも、万華鏡の食堂でも、吸血貴族達の晩餐会の照明は常に、暗黒の中に蝋燭の燭台と決まっていたのです。
  ……其れは、不老不死に為った吸血種達が、生き血を吸う事で、死からの再生を祝う神聖な儀式を兼ねていたからなのでした。
  ……そして、そんな暗黒の食堂や、万華鏡の食堂では椅子も、四つん這いの人間の全裸の少年少女達を金剛石(ダイヤモンド)に錬金変換した物が一般的だったのです。
  ……暗い食堂の中、金剛石の子供椅子の股間では、膀胱内の白い蟲が変換されずに、透明な金剛石の椅子の膀胱内で蠢き、尿道に通された白い魔法の糸も勃起した透明な陰茎の中に見え、金剛石の亀頭の先端で青白い小さな魔炎が燃えているのが、四つん這いで金剛石に変換された子供椅子の裸身を通して、妖しく淫らに見えたのでした。

  ……そして、そんな淫魔貴族や夢魔貴族達の晩餐会とは、淫魔達は主に人間の感じている性的快感を食い、夢魔貴族達は主に人間の見ている夢を食べたのです。
  ……なので、淫魔貴族達との晩餐会とは、細長い巨大食卓の上の純白のテーブルクロスの上で、人間の全裸の少年少女達に交尾させ、其の性的絶頂を食したのでした。
  ……また、夢魔貴族達との晩餐会では、媚薬を飲ませて催眠術で眠らせた、食卓の上で仰向けに眠る全裸の人間の少年少女達の、見ている夢を美味しそうに食べたのです。
  ……勿論、吸血貴族達は真紅の食堂での様に、人間の全裸の子供達を吸いながら、魔族の晩餐会を楽しんでいたのでした。

  ……処で、そんな吸血貴族達の屋敷の中には、壁に小さな彫刻噴水が、幾つも埋め込まれていたのです。
 ……其れは、人間族の少年少女達の体内に、超小型化した単機能錬金術回路を埋め込んでから、人形の様に縮小加工した、生きている置物(フィギュア)で、体内の錬金術回路が周囲の環境魔素を水に錬成し、全裸の小さな子供達の膀胱の中を、常に限界まで水で満たして、永遠に小便し続けさせていたのでした。
 ……其の、小さな全裸の少年少女達は、壁に埋め込まれた透明な硝子の円筒の中に密閉され、腰まで水に浸かりながら、尿道口から勢い良く放水し続けていたのです。
 ……而(しか)も、そんな全裸の小さな子供達の直腸には、水を魔素に変換する特殊な水母(クラゲ)を一匹ずつ寄生させて有り、小さな肛門(アヌス)から無数の透明な触手を生やして、淫らな感触で子供の肛門を撫で回し続けていたのでした。
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