5 / 60
第一章 断罪から脱出まで
4 ゲームならば待ち受ける運命は死
しおりを挟む
乙女ゲームのルートでいえば、ハイド様分岐のシーンだ。断罪でうなだれる悪役令嬢「ユーフェミア」を、自分の家の縁者が迎えに来る。
「じゃあ私死ぬか闇の精霊の無限遊具? ムリムリムリムリ」
ベッドの上で縮こまり、ペチコートを引っ張り出しながら、状況を整理する。ドン、と大きな音が壁から聞こえ、おっさんたちの笑い声が響いた。ゲラゲラ、ゲラゲラ。父親子飼いの嫌がらせだ。
耳栓、耳栓も必要だ。空気の層を手のひらにまとわせると、耳にそれを持っていき、固定した。お、いいですねー、少ししか音が聞こえない。
前世で私がやっていた「恋する少女は無限大~魔法学園(仮)」通称マカリでは、ハイド様分岐の場合、数年後二人が結ばれることになる。主人公のもたらす民への慈愛、あっと目から鱗のアイデア、それを聞き形にするハイド王子。
このタッグは最強で、飢饉や伝染病に苦しむ平民や、発展がなくとどこおりがちだった貴族社会に新しい風を吹き込ませた。
対する悪役令嬢「ユーフェミア」は、断罪を受けた後、最低の道を転がり落ちる。どんどん奈落、どんどんどん底。
まず、領地の中でも隔絶された極寒の地で幽閉される。その後、攻略相手の一人――好感度次点のキャラクター――と婚約の話が持ち上がるのだけれど、それがまあ比べてしまいますよね。完全無欠天然娘で唯一無二天上天下唯我独尊のアリアさんと。ここ、攻略相手によってバリエーションがあるんだよ。甘い毒舌から率直な拒絶まで。そうなると言葉の端々にアリア上げ、ユーフェミア下げの発言。ついでにシュトレン家下げの暴言。気位の高いお嬢様のユーフェミアは、そこでキレて、挙句に相手から婚約破棄されてしまう。ま、相手はあてつけのように妹ミルフィランゼと婚約する。ちょっと待て、シュトレン家落としてたんじゃないの?
そしてユーフェミア自身は老齢の、ベッドから起き上がれないような男性と形ばかりの婚約をする。形ばかりの婚約だから、幽閉されていた極寒の地から、万年灼熱の砂漠地帯に流刑で軟禁される。スチルでチラっと出てくる彼女は、温度が高いだろうその地で、貴族のドレスを羞恥心から脱ぐこともできず、分厚い服を着たままだったっけ。でもドレスが一着しか無いのか、端がほつれてボロボロだった。また、髪を整えてくれるメイドもいないせいで、ほつれたすだれのような髪が幾筋も流れる立ち絵だ。その後ハイド様とアリアの結婚式の映像がなぜか僻地にも上映される。……そんな大量の魔力を有する魔法使いを動員できたっけ? あれ??
ま、まあそこで悪役令嬢「ユーフェミア」さんの腕の見せどころ。
復讐心からなぜか全然なかったはずの魔法の力に目覚め、不相応ながら気合とガッツで闇の精霊を呼び出してアリアの殺害を依頼する。――重い、重いよこの流れ。初めて見た会社帰りの電車の中で、ちょっと待て、ちょっちょっと待て! って思いながら駅を乗り過ごした。終着駅まで行った。乙女ゲームなんだから、軽く楽しく愉快に行こうよ!
さて。
ここから更にアリアのアベレージによって最期の最低は変化する。
前世の私の努力と攻略サイトの頑張りにより判明した分岐点である。
それは主人公「アリア」のエンド分岐でもあるからだ。
今まで積んできたそれぞれのキャラの好感度が八割以上になり各キャラの高感度数が誤差一割、通常のイベントで付与されたポイントとミニゲームをクリアすることで発生したボーナスポイントの合算が特定数を超えるか超えないか。
条件が満たされた場合は、ユーフェミアが闇の精霊と契約の際、対価として自分の体と魂を喰われる。魔法力が足りない上に、格上の相手を呼び出して願いを叶えるのだから当然だ。スチルには絨毯に赤黒く染み付いた液体と、一筋の髪の毛だけがアップで映る。そして闇の精霊はアリアを殺しに行く 。アリアはこれまでと目をつぶるが、その時、ふわふわ癒やしモンスターが精霊としてその姿を変えて応戦、闇の精霊は倒れ、そこに麗しの精霊王。かがやく光を身にまとう彼は、アリアに自分の正体を告白する。ここでハイド様を選ぶか精霊王を選ぶかの分岐が現れて、どの道アリアは末長く幸せに暮らします。
条件が満たされなかった場合。こっちも最低。そもそもユーフェミアが闇の精霊の契約の対価として永遠にかの精霊の奴隷となることを約束しなければ話は進まない。ここも分岐はあるが、形ばかりの分岐で「いいえ」を選んでもループする仕組みだ。結局「はい」を選ぶしかない。闇の精霊がアリアを殺しに行く流れは一緒だが、その際ハイド様がアリアをかばって怪我を負う。光の精霊王と加護の力で撃退する。撃退、とはいえ、ただ単にその精霊は現世に出れないだけでユーフェミアの奴隷は継続。黒塗りに薄い発光体がふわふわ浮かぶ中で、その一つに捕まったユーフェミアが苦悶の表情を浮かべて、これまた黒塗りに目だけ赤い三角の精霊が、それをニヤニヤ見ているスチルが出てくる。一方アリアは、怪我をしながらもかばってくれたハイド様と末長く幸せに暮らす。かたわらに精霊王が可愛いふわふわ癒やしモンスターのまんまで、にこにこと。
ユーフェミアの最低が多すぎて、もはやどれが最低なのかゲシュタルト崩壊。
絶対嫌。
この選択肢、どれも絶対嫌。
私は生きる。そして美味しい食べ物をいっぱい口にし、浴びるようにあこがれのファンタジー世界を堪能する!
ふざけんなお前ら私の人生なんだと思ってんだよ!
まあいい。
私はすべてを思い出したのだ。温かい前世の記憶。現状の違和感の正体。未来への道筋、それを支える知恵。
そしてそれを活用できるのは、微弱ながらも魔法を扱うことができる現世の私。
よく我慢した、よくぞ耐えた私。一度は絶望に身を委ね、毒薬を口に含んだけれど、よく生き延びた私の体。そりゃあ吐瀉物まみれではあったけど、すっきりできるくらいの魔法が、私にはある!
ありがとう魔法、ありがとう英才教育という名の狂行。あと加護のおかげて生き残れたと思えば、虐待寸前の母親の精霊の加護ですら嬉しいわ!
ワタクシこれほど人に感謝したのは初めてよオーッホッホ。
せっかくこんな素敵なお嬢さんになれたのだから、オーッホッホに合う決めポーズを取りたいんだけど、病み上がりでは流石に無理みたい。
制服のワンピース・ドレスが、なんでこんなに重いのか。コルセットはこの世界では形骸化してただの下着並だからいい。問題はペチコート広げるための骨っぽいのやつだ。本来軽量化の魔法が付与されているはずなんだけど、これ意図的に切られてる? 術式込めた魔法石が抜かれてる? 貧乏貴族の娘じゃあるまいし、そういうところで魔法の節約するなんて、だっさーい。
周囲に魔法具の暖房設備がないせいで、石畳の部屋はひどく寒いです。
まあドレスが重くても、着ないという選択肢はなし。
だって、これさ、お情けで保温効果の魔法がかかってるんですもん。
汗をかいても即日浄化するための清浄効果の魔法も付与されているので、マスクにはぴったりですね。
唯一切り取るのに懸念がありますが、あら不思議。私の部屋には、綺麗な小さいナイフが設置されています。えー、死ねってこと? えー。残念私は生きます。もう前世思い出してから、ファンタジー世界を生きる気満々ですから。前世以上に長生きするよ。
「じゃあ私死ぬか闇の精霊の無限遊具? ムリムリムリムリ」
ベッドの上で縮こまり、ペチコートを引っ張り出しながら、状況を整理する。ドン、と大きな音が壁から聞こえ、おっさんたちの笑い声が響いた。ゲラゲラ、ゲラゲラ。父親子飼いの嫌がらせだ。
耳栓、耳栓も必要だ。空気の層を手のひらにまとわせると、耳にそれを持っていき、固定した。お、いいですねー、少ししか音が聞こえない。
前世で私がやっていた「恋する少女は無限大~魔法学園(仮)」通称マカリでは、ハイド様分岐の場合、数年後二人が結ばれることになる。主人公のもたらす民への慈愛、あっと目から鱗のアイデア、それを聞き形にするハイド王子。
このタッグは最強で、飢饉や伝染病に苦しむ平民や、発展がなくとどこおりがちだった貴族社会に新しい風を吹き込ませた。
対する悪役令嬢「ユーフェミア」は、断罪を受けた後、最低の道を転がり落ちる。どんどん奈落、どんどんどん底。
まず、領地の中でも隔絶された極寒の地で幽閉される。その後、攻略相手の一人――好感度次点のキャラクター――と婚約の話が持ち上がるのだけれど、それがまあ比べてしまいますよね。完全無欠天然娘で唯一無二天上天下唯我独尊のアリアさんと。ここ、攻略相手によってバリエーションがあるんだよ。甘い毒舌から率直な拒絶まで。そうなると言葉の端々にアリア上げ、ユーフェミア下げの発言。ついでにシュトレン家下げの暴言。気位の高いお嬢様のユーフェミアは、そこでキレて、挙句に相手から婚約破棄されてしまう。ま、相手はあてつけのように妹ミルフィランゼと婚約する。ちょっと待て、シュトレン家落としてたんじゃないの?
そしてユーフェミア自身は老齢の、ベッドから起き上がれないような男性と形ばかりの婚約をする。形ばかりの婚約だから、幽閉されていた極寒の地から、万年灼熱の砂漠地帯に流刑で軟禁される。スチルでチラっと出てくる彼女は、温度が高いだろうその地で、貴族のドレスを羞恥心から脱ぐこともできず、分厚い服を着たままだったっけ。でもドレスが一着しか無いのか、端がほつれてボロボロだった。また、髪を整えてくれるメイドもいないせいで、ほつれたすだれのような髪が幾筋も流れる立ち絵だ。その後ハイド様とアリアの結婚式の映像がなぜか僻地にも上映される。……そんな大量の魔力を有する魔法使いを動員できたっけ? あれ??
ま、まあそこで悪役令嬢「ユーフェミア」さんの腕の見せどころ。
復讐心からなぜか全然なかったはずの魔法の力に目覚め、不相応ながら気合とガッツで闇の精霊を呼び出してアリアの殺害を依頼する。――重い、重いよこの流れ。初めて見た会社帰りの電車の中で、ちょっと待て、ちょっちょっと待て! って思いながら駅を乗り過ごした。終着駅まで行った。乙女ゲームなんだから、軽く楽しく愉快に行こうよ!
さて。
ここから更にアリアのアベレージによって最期の最低は変化する。
前世の私の努力と攻略サイトの頑張りにより判明した分岐点である。
それは主人公「アリア」のエンド分岐でもあるからだ。
今まで積んできたそれぞれのキャラの好感度が八割以上になり各キャラの高感度数が誤差一割、通常のイベントで付与されたポイントとミニゲームをクリアすることで発生したボーナスポイントの合算が特定数を超えるか超えないか。
条件が満たされた場合は、ユーフェミアが闇の精霊と契約の際、対価として自分の体と魂を喰われる。魔法力が足りない上に、格上の相手を呼び出して願いを叶えるのだから当然だ。スチルには絨毯に赤黒く染み付いた液体と、一筋の髪の毛だけがアップで映る。そして闇の精霊はアリアを殺しに行く 。アリアはこれまでと目をつぶるが、その時、ふわふわ癒やしモンスターが精霊としてその姿を変えて応戦、闇の精霊は倒れ、そこに麗しの精霊王。かがやく光を身にまとう彼は、アリアに自分の正体を告白する。ここでハイド様を選ぶか精霊王を選ぶかの分岐が現れて、どの道アリアは末長く幸せに暮らします。
条件が満たされなかった場合。こっちも最低。そもそもユーフェミアが闇の精霊の契約の対価として永遠にかの精霊の奴隷となることを約束しなければ話は進まない。ここも分岐はあるが、形ばかりの分岐で「いいえ」を選んでもループする仕組みだ。結局「はい」を選ぶしかない。闇の精霊がアリアを殺しに行く流れは一緒だが、その際ハイド様がアリアをかばって怪我を負う。光の精霊王と加護の力で撃退する。撃退、とはいえ、ただ単にその精霊は現世に出れないだけでユーフェミアの奴隷は継続。黒塗りに薄い発光体がふわふわ浮かぶ中で、その一つに捕まったユーフェミアが苦悶の表情を浮かべて、これまた黒塗りに目だけ赤い三角の精霊が、それをニヤニヤ見ているスチルが出てくる。一方アリアは、怪我をしながらもかばってくれたハイド様と末長く幸せに暮らす。かたわらに精霊王が可愛いふわふわ癒やしモンスターのまんまで、にこにこと。
ユーフェミアの最低が多すぎて、もはやどれが最低なのかゲシュタルト崩壊。
絶対嫌。
この選択肢、どれも絶対嫌。
私は生きる。そして美味しい食べ物をいっぱい口にし、浴びるようにあこがれのファンタジー世界を堪能する!
ふざけんなお前ら私の人生なんだと思ってんだよ!
まあいい。
私はすべてを思い出したのだ。温かい前世の記憶。現状の違和感の正体。未来への道筋、それを支える知恵。
そしてそれを活用できるのは、微弱ながらも魔法を扱うことができる現世の私。
よく我慢した、よくぞ耐えた私。一度は絶望に身を委ね、毒薬を口に含んだけれど、よく生き延びた私の体。そりゃあ吐瀉物まみれではあったけど、すっきりできるくらいの魔法が、私にはある!
ありがとう魔法、ありがとう英才教育という名の狂行。あと加護のおかげて生き残れたと思えば、虐待寸前の母親の精霊の加護ですら嬉しいわ!
ワタクシこれほど人に感謝したのは初めてよオーッホッホ。
せっかくこんな素敵なお嬢さんになれたのだから、オーッホッホに合う決めポーズを取りたいんだけど、病み上がりでは流石に無理みたい。
制服のワンピース・ドレスが、なんでこんなに重いのか。コルセットはこの世界では形骸化してただの下着並だからいい。問題はペチコート広げるための骨っぽいのやつだ。本来軽量化の魔法が付与されているはずなんだけど、これ意図的に切られてる? 術式込めた魔法石が抜かれてる? 貧乏貴族の娘じゃあるまいし、そういうところで魔法の節約するなんて、だっさーい。
周囲に魔法具の暖房設備がないせいで、石畳の部屋はひどく寒いです。
まあドレスが重くても、着ないという選択肢はなし。
だって、これさ、お情けで保温効果の魔法がかかってるんですもん。
汗をかいても即日浄化するための清浄効果の魔法も付与されているので、マスクにはぴったりですね。
唯一切り取るのに懸念がありますが、あら不思議。私の部屋には、綺麗な小さいナイフが設置されています。えー、死ねってこと? えー。残念私は生きます。もう前世思い出してから、ファンタジー世界を生きる気満々ですから。前世以上に長生きするよ。
10
あなたにおすすめの小説
無事にバッドエンドは回避できたので、これからは自由に楽しく生きていきます。
木山楽斗
恋愛
悪役令嬢ラナトゥーリ・ウェルリグルに転生した私は、無事にゲームのエンディングである魔法学校の卒業式の日を迎えていた。
本来であれば、ラナトゥーリはこの時点で断罪されており、良くて国外追放になっているのだが、私は大人しく生活を送ったおかげでそれを回避することができていた。
しかしながら、思い返してみると私の今までの人生というものは、それ程面白いものではなかったように感じられる。
特に友達も作らず勉強ばかりしてきたこの人生は、悪いとは言えないが少々彩りに欠けているような気がしたのだ。
せっかく掴んだ二度目の人生を、このまま終わらせていいはずはない。
そう思った私は、これからの人生を楽しいものにすることを決意した。
幸いにも、私はそれ程貴族としてのしがらみに縛られている訳でもない。多少のわがままも許してもらえるはずだ。
こうして私は、改めてゲームの世界で新たな人生を送る決意をするのだった。
※一部キャラクターの名前を変更しました。(リウェルド→リベルト)
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
『悪役』のイメージが違うことで起きた悲しい事故
ラララキヲ
ファンタジー
ある男爵が手を出していたメイドが密かに娘を産んでいた。それを知った男爵は平民として生きていた娘を探し出して養子とした。
娘の名前はルーニー。
とても可愛い外見をしていた。
彼女は人を惹き付ける特別な外見をしていたが、特別なのはそれだけではなかった。
彼女は前世の記憶を持っていたのだ。
そして彼女はこの世界が前世で遊んだ乙女ゲームが舞台なのだと気付く。
格好良い攻略対象たちに意地悪な悪役令嬢。
しかしその悪役令嬢がどうもおかしい。何もしてこないどころか性格さえも設定と違うようだ。
乙女ゲームのヒロインであるルーニーは腹を立てた。
“悪役令嬢が悪役をちゃんとしないからゲームのストーリーが進まないじゃない!”と。
怒ったルーニーは悪役令嬢を責める。
そして物語は動き出した…………──
※!!※細かい描写などはありませんが女性が酷い目に遭った展開となるので嫌な方はお気をつけ下さい。
※!!※『子供が絵本のシンデレラ読んでと頼んだらヤバイ方のシンデレラを読まれた』みたいな話です。
◇テンプレ乙女ゲームの世界。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げる予定です。
ヒロインだと言われましたが、人違いです!
みおな
恋愛
目が覚めたら、そこは乙女ゲームの世界でした。
って、ベタすぎなので勘弁してください。
しかも悪役令嬢にざまあされる運命のヒロインとかって、冗談じゃありません。
私はヒロインでも悪役令嬢でもありません。ですから、関わらないで下さい。
どうやら悪役令嬢のようですが、興味が無いので錬金術師を目指します(旧:公爵令嬢ですが錬金術師を兼業します)
水神瑠架
ファンタジー
――悪役令嬢だったようですが私は今、自由に楽しく生きています! ――
乙女ゲームに酷似した世界に転生? けど私、このゲームの本筋よりも寄り道のミニゲームにはまっていたんですけど? 基本的に攻略者達の顔もうろ覚えなんですけど?! けど転生してしまったら仕方無いですよね。攻略者を助けるなんて面倒い事するような性格でも無いし好きに生きてもいいですよね? 運が良いのか悪いのか好きな事出来そうな環境に産まれたようですしヒロイン役でも無いようですので。という事で私、顔もうろ覚えのキャラの救済よりも好きな事をして生きて行きます! ……極めろ【錬金術師】! 目指せ【錬金術マスター】!
★★
乙女ゲームの本筋の恋愛じゃない所にはまっていた女性の前世が蘇った公爵令嬢が自分がゲームの中での悪役令嬢だという事も知らず大好きな【錬金術】を極めるため邁進します。流石に途中で気づきますし、相手役も出てきますが、しばらく出てこないと思います。好きに生きた結果攻略者達の悲惨なフラグを折ったりするかも? 基本的に主人公は「攻略者の救済<自分が自由に生きる事」ですので薄情に見える事もあるかもしれません。そんな主人公が生きる世界をとくと御覧あれ!
★★
この話の中での【錬金術】は学問というよりも何かを「創作」する事の出来る手段の意味合いが大きいです。ですので本来の錬金術の学術的な論理は出てきません。この世界での独自の力が【錬金術】となります。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。
木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。
彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。
こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。
だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。
そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。
そんな私に、解放される日がやって来た。
それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。
全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。
私は、自由を得たのである。
その自由を謳歌しながら、私は思っていた。
悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる