キミノタメ

greven1980

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襲来

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いつもと違う雰囲気に5人が緊張する。

「魔物の大群が押し寄せてきたよ。おそらく5万。」

数を聞いてグレヴェン以外の4人が声を上げた。

「前回の5倍も!?なんでそんなにいきなり・・・。」
「いや、前回が少なすぎたんじゃないかな?こちらの戦力の様子見って
 ところなんじゃない?」
「全滅させることにかわりないだろ。」
「も~~めんどくさいからほかに行ってよねー」

「今回はグレヴェンも参加させる。いつも通り私が遊撃で、レイリアが全員にバリアを。
 シンとトトとヨウでグレヴェンとレイリアに近づく敵を倒すんだ。前に出ないこと。」

グレヴェンは全く話についていけず、混乱し始めた。

「僕はどうすればいいの?魔法で魔物を倒すの?」

「お前はまずは4人の動きをよく見ておきな。勉強になる。
 そして、自分が何をできるか考えな。できることがわかったらやればいい。」

話は終わりと初老の女性は食事をとり始めた。

「初めてで大変だとは思うけど、レイリアのバリアもあるし俺たちもいるから
 じっくり見てろよ。あと、ちびるなよ~。」
「怖がるようなことしないで!安心して。私が絶対守ってあげるから。」

女の人に守られるのはどうなんだろうかと複雑な顔をしているグレヴェンに
シンが一声かける。

「レイリアのバリアは僕らでも壊せないから安心していい。」
「そういうことじゃないんだけどな・・・・タハハ。」

そこまで言うと、全員が食事をはじめた。
一足先に食べ始めた初老の女性が食事を終えて一言。

「3日後だ。修業はやらなくいい。各自体調を整えて心の整理を。」

「「「「はーい」」」」
「は、はい」

返事を聞くと初老の女性は部屋に入っていった。
部屋の中には鳥とリスと蝶が机の上にいた。

「3日後に魔物の氾濫が起きる。数は5万だよ。いくら払ってくれるんだい?」

リスと蝶の体が輝くと光の粒子になって空へと消えていった。
鳥は窓から空に飛び立っていった。
しばらくすると初老の老婆の陰から蝙蝠が飛び出した。

「まったく、おまえたちは少しはまとまらないのかい?
 無駄に人間界を責めても魔物を消費するだけだよ?もったいない。」
『こちらとしてもやめてほしいところなんだが、若い奴らは言うことをきかなくてな・・・。
 すまないが今回はつぶしてくれ。今度酒でも送る。』
「まぁ、たんまり稼がせてもらうよ。」

その後一言二言言葉和を交わして蝙蝠は影の中に戻っていった。

「5万か・・・骨が折れるねぇ。奴らは動くか?動かれるとまずいことになるね」

3日後

いつも通りに朝食を食べ終えたころに地鳴りのようなものが響き始めた。
「来たね…。全員準備はいいかい?こんなんで死ぬやつはいないだろうが、ばかするんじゃないよ?」
そういうと初老の女性は文字通りきえた。

「え?ばあちゃん?あれ?」
「さ、グレヴェン、支度して。ちゃんと戦うのよ?」
「う、うん、僕たたかうよ。」
「あなたは優しいから、、、でも、戦うのならそんなこと言っていられない。
 『敵』が死ぬか私たちが死ぬかなの。強くなりなさい。だれかを守れるくらいにつよく・・・」

遠くで爆発の音がした。びりびりと空気の振動を感じる。
(始まったんだ)
「行くわよ!私から離れないで」
優しい光に体全体が包まれるのを感じた。レイリアの魔力と思た瞬間世界が揺れた。
気付くと周りは岩場だった。
「たぶん、おばあちゃんの攻撃範囲外で生き残ったのがここに来るわ。」
「それを倒すんだね?僕が倒すんだ・・・。」
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