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5匹目:甘い毒とシュークリーム 3/4
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「ともかく、これ以上ランズベリー嬢をエリオット様の傍に居させてはダメだと思う。しかしエリオット様はランズベリー嬢の吐く魅力的な言葉に捕らわれすぎてしまっている。
それに被害にあっているのはエリオット様だけではないから、ただ追い払えば良いというものでもない。エリオット様と同じように、厳しいことを言う婚約者より甘やかしてくれるランズベリー嬢に依存し始めている生徒が複数人確認できている。せめて彼らの成績が上がってくれれば良いのだが、成績が下がったうえに授業態度も悪くなっている。
……このままでは、彼らは切り捨てられてしまう」
固く拳を握りしめ、憤るベルノルトは本当にまともで善い人のようだ。きっと立派な騎士になることだろう。ジェマは騎士のことはよく知らないが。
やはり噂というものはあまり当てにしてはならない。
新しくお茶を入れ直し、ベルノルトにも出してやる。
「しかし、ろくに事情も知らないのに、
『あなたはちゃんと頑張っている』
『認めてもらえないなんてひどい』
『私はあなたの味方よ』
と言われても薄っぺらいだけだと俺は思っているのだが、その心地良さに身を投げ出してしまった者がちらほらいるのが問題だ。とうとう見切りを付けられ始めているようだしな。……アンジェリカ様もエリオット様に忠告なさらなくなった」
ベルノルトはしょんぼりと肩を落とした。
ジェマとしてはリリアンに入れ込んでいない時点でかなり好印象である。リリアンを遠ざけようとしただけでむしろ褒められてしかるべきだと思うが、エリオットがここまで馬鹿になってしまっているとベルノルトも責任を取らせられるのだろうか。とても可哀想だ。
リリアンが嫌いなジェマは、リリアンの被害者に優しかった。
赤味がかった薔薇型クッキーを一口齧ると、口内にふわりと薔薇の香りが広がった。これなら違う紅茶の方が合うかもしれない。
今のお茶を飲み終わったら合いそうな紅茶を淹れよう、と少々現実逃避して、そっとため息を吐いた。
ジェマはアンジェリカがエリオットに構わなくなった理由を知っている。
と、いうより、アンジェリカを唆したのはジェマである。
ジェマはつい先週のアンジェリカとの会話を思い出しながら、カップを両手で持って不安そうなベルノルトから視線を逸らした。
ちみちみとミルクティーを舐めるように飲んで、唇を湿らせる。
『……もう全部無視しちゃダメなんですか? 関われば関わるほど悪化している気がするんですけど』
先週、アンジェリカの話を聞き終わったとき、ついそう言ってしまった。
リリアンは基本人の話を聞かず、どんな反応を返されても自分に都合の良い方へ解釈し、最終的にすべて他人のせいにする。
どれだけ話し合いをしようとしても、こちらが何かを言えば、
「ひどい」
「そんなつもりじゃないのに」
「どうしてそんないじわるするの」
とめそめそ泣いて話にならない。これなら3歳児に言い聞かせる方が簡単と言われるほど、他人の話を聞かない。
だからまさにクッキー事件のときのアンジェリカのように、冤罪を擦り付けられた側が先に疲れて諦めてしまう。
これまでに何度かリリアンの突撃を受けたジェマの経験から言わせてもらうと、リリアンに対して1番効くのは『無視』である。
何もせず、何も言わない。満足するまで喋らせる。嫌になったら逃げる。
それで十分なのだ。
『わざわざアップルパイを踏みつけていったことを鑑みるに、婚約者様もアンジェリカ様の話を聞く気がありませんよね。信じる余裕もないみたいですし、おそらくアンジェリカ様からのアプローチはすべて無駄になるんじゃないですか? 本人が要求した愛の籠った手作りスイーツですら信じられないんでしょう?』
アンジェリカはもう悲しい顔はしなかった。一周回って他人事のように静かに頷く。
そんな様子にジェマの方が少し動揺した。
『……まぁとにかく。まともに相手をするだけ無駄なんですよ。婚約者様は聞く気がないだけかもしれませんけど、ランズベリー嬢は構えば構うほど他人のせいにしますからね。クッキーだって1歩も動いていなくても、アンジェリカ様のせいにされたでしょ?
きちんと相手しようとすると、アンジェリカ様が損をするだけなんです。だからもう、とりあえず学園内だけでも無視しちゃえば良いんじゃありません?』
その後、アンジェリカが何をしたのかジェマは知らない。1度報告に来てくれたが、アンジェリカの婚約話は王家も絡んでいるため詳細は知らない方が良いとのこと。
ただ、当主である祖父に相談して、しばらく冷却期間を置くということになったらしい。ついでにリリアンの所業もきちんと書類にまとめ、注意するだけ悪化して困っていると学園に訴えたそうだ。そして、
『白花会でも、ランズベリー嬢を含む忠告をする者を非難する方は会員資格の停止、態度が酷い場合は除籍処分とすることにしたの』
『えらく対応が早いですね』
『実は、わたくしがうじうじと思い悩んでいる間に、ずっとランズベリー嬢やその周囲のことに関して記録を付けている方々がおられたのよ。その訴えをずっと退け続けていたというのに、わたくしを信頼して任せてくれたの。まだ何も解決していないけれど、とてもスッキリとした気分だわ』
そう言って微笑むアンジェリカは、文句の付けようがないほど美しかった。あの日ジェマが施した儚い系アンジェリカをさらに麗しくしたスタイルは、素晴らしいの一言だ。
たった数日で肌艶まで良くなり、どこか陰鬱な雰囲気が漂っていた以前までとは、まるで別人のように自信に満ち溢れている。
エリオットが捨てられる疑惑がぐっと高くなった。
アンジェリカがリベンジしたアップルパイはとても美味しかったとだけ追記しておく。
それに被害にあっているのはエリオット様だけではないから、ただ追い払えば良いというものでもない。エリオット様と同じように、厳しいことを言う婚約者より甘やかしてくれるランズベリー嬢に依存し始めている生徒が複数人確認できている。せめて彼らの成績が上がってくれれば良いのだが、成績が下がったうえに授業態度も悪くなっている。
……このままでは、彼らは切り捨てられてしまう」
固く拳を握りしめ、憤るベルノルトは本当にまともで善い人のようだ。きっと立派な騎士になることだろう。ジェマは騎士のことはよく知らないが。
やはり噂というものはあまり当てにしてはならない。
新しくお茶を入れ直し、ベルノルトにも出してやる。
「しかし、ろくに事情も知らないのに、
『あなたはちゃんと頑張っている』
『認めてもらえないなんてひどい』
『私はあなたの味方よ』
と言われても薄っぺらいだけだと俺は思っているのだが、その心地良さに身を投げ出してしまった者がちらほらいるのが問題だ。とうとう見切りを付けられ始めているようだしな。……アンジェリカ様もエリオット様に忠告なさらなくなった」
ベルノルトはしょんぼりと肩を落とした。
ジェマとしてはリリアンに入れ込んでいない時点でかなり好印象である。リリアンを遠ざけようとしただけでむしろ褒められてしかるべきだと思うが、エリオットがここまで馬鹿になってしまっているとベルノルトも責任を取らせられるのだろうか。とても可哀想だ。
リリアンが嫌いなジェマは、リリアンの被害者に優しかった。
赤味がかった薔薇型クッキーを一口齧ると、口内にふわりと薔薇の香りが広がった。これなら違う紅茶の方が合うかもしれない。
今のお茶を飲み終わったら合いそうな紅茶を淹れよう、と少々現実逃避して、そっとため息を吐いた。
ジェマはアンジェリカがエリオットに構わなくなった理由を知っている。
と、いうより、アンジェリカを唆したのはジェマである。
ジェマはつい先週のアンジェリカとの会話を思い出しながら、カップを両手で持って不安そうなベルノルトから視線を逸らした。
ちみちみとミルクティーを舐めるように飲んで、唇を湿らせる。
『……もう全部無視しちゃダメなんですか? 関われば関わるほど悪化している気がするんですけど』
先週、アンジェリカの話を聞き終わったとき、ついそう言ってしまった。
リリアンは基本人の話を聞かず、どんな反応を返されても自分に都合の良い方へ解釈し、最終的にすべて他人のせいにする。
どれだけ話し合いをしようとしても、こちらが何かを言えば、
「ひどい」
「そんなつもりじゃないのに」
「どうしてそんないじわるするの」
とめそめそ泣いて話にならない。これなら3歳児に言い聞かせる方が簡単と言われるほど、他人の話を聞かない。
だからまさにクッキー事件のときのアンジェリカのように、冤罪を擦り付けられた側が先に疲れて諦めてしまう。
これまでに何度かリリアンの突撃を受けたジェマの経験から言わせてもらうと、リリアンに対して1番効くのは『無視』である。
何もせず、何も言わない。満足するまで喋らせる。嫌になったら逃げる。
それで十分なのだ。
『わざわざアップルパイを踏みつけていったことを鑑みるに、婚約者様もアンジェリカ様の話を聞く気がありませんよね。信じる余裕もないみたいですし、おそらくアンジェリカ様からのアプローチはすべて無駄になるんじゃないですか? 本人が要求した愛の籠った手作りスイーツですら信じられないんでしょう?』
アンジェリカはもう悲しい顔はしなかった。一周回って他人事のように静かに頷く。
そんな様子にジェマの方が少し動揺した。
『……まぁとにかく。まともに相手をするだけ無駄なんですよ。婚約者様は聞く気がないだけかもしれませんけど、ランズベリー嬢は構えば構うほど他人のせいにしますからね。クッキーだって1歩も動いていなくても、アンジェリカ様のせいにされたでしょ?
きちんと相手しようとすると、アンジェリカ様が損をするだけなんです。だからもう、とりあえず学園内だけでも無視しちゃえば良いんじゃありません?』
その後、アンジェリカが何をしたのかジェマは知らない。1度報告に来てくれたが、アンジェリカの婚約話は王家も絡んでいるため詳細は知らない方が良いとのこと。
ただ、当主である祖父に相談して、しばらく冷却期間を置くということになったらしい。ついでにリリアンの所業もきちんと書類にまとめ、注意するだけ悪化して困っていると学園に訴えたそうだ。そして、
『白花会でも、ランズベリー嬢を含む忠告をする者を非難する方は会員資格の停止、態度が酷い場合は除籍処分とすることにしたの』
『えらく対応が早いですね』
『実は、わたくしがうじうじと思い悩んでいる間に、ずっとランズベリー嬢やその周囲のことに関して記録を付けている方々がおられたのよ。その訴えをずっと退け続けていたというのに、わたくしを信頼して任せてくれたの。まだ何も解決していないけれど、とてもスッキリとした気分だわ』
そう言って微笑むアンジェリカは、文句の付けようがないほど美しかった。あの日ジェマが施した儚い系アンジェリカをさらに麗しくしたスタイルは、素晴らしいの一言だ。
たった数日で肌艶まで良くなり、どこか陰鬱な雰囲気が漂っていた以前までとは、まるで別人のように自信に満ち溢れている。
エリオットが捨てられる疑惑がぐっと高くなった。
アンジェリカがリベンジしたアップルパイはとても美味しかったとだけ追記しておく。
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