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【 煩悩四国旅 順打ち・逆打ち・乱れ打ち 】
04: 四国は香川 四国うどん巡礼の旅 綾歌郡綾川「山越うどん」
しおりを挟む我、遊びをせんとや生まれけむ、1月になって少し日が延び、旅行は春の光と暖かさを求めて四国でしょう。
そして四国と言えば「うどん」です。
かくして、温泉とうどんを求めての「巡礼の旅」が再び始まったのです。
って言うか、アンの愛車であるツーシーターはスノータイヤ履いてないので雪道走行が無理なのですね。
スタッドレス履いても、大阪でそれ使うのは、年に一度あれば良い方だし。
チェーン脱着など、女王様なアンと愛車には似合わねーのだ。と言うか、そういう能力がないのです(笑)。
で結局、冬場の旅行は、暖かい場所と、雪の降らないタイミング、、四国が行き先になるのは当然ですね。
まあ何の前触れもなく、讃岐うどんが食べたくなったのはホントだけど。
で今回のうどんターゲットは、一説によると「讃岐うどん伝説」発祥の地、山越うどんです。
アンの場合、今の所、有名どころは「中村・てっちゃん・彦江」と、まだ3店しか押さえていないんだけど、本来、山越はトップに来てもおかしくないお店です。
行ってきましたよー。
山越うどんと中村掛け持ちで、、この二店、地理的にもうどんの食感でも、讃岐うどんの東西横綱だと思います。
ネットで事前知識は仕入れていて、山越と中村のうどんの差を知っていたつもりでも、やっぱり百聞は一見(一食)にしかずです。
ホント「食べてみにゃわからん。」。
一般的に知られている「腰の強い讃岐うどん」と言えば、中村よりも山越なのかなぁ。
確かにアレぐらいの腰となめらかさがあるから、釜揚げうどんに生卵を絡ませただけの「かけたま」なんてメニューが成立するのかも、、。
でも正直に言うと、アンにはこの「かけたま」が気持ち悪そうで、山越うどんへ行くのを躊躇っていた所もあって、一番最初に中村に行ったんですよ。
(もちろん村上春樹氏が中村のファンだったって事もあったんだけど)
結論から言うとアンには、やっぱり山越人気メニューNo1の「かけたま」は駄目でした。
トッピングのネギと卵とつけだしの味が勝ちすぎて、うどんの食感だけが目立つ感じで、こういうのは全然好きになれない。
女王様のアタシは、たべかけの「かけたま」を放棄して普通のかけうどんに再チャレンジ(笑)。
こっ、こっちはオイシイ、、。
いりこがメインの濃いだしつゆが、昆布・鰹だしに慣れすぎた舌に、新しい信号を送って来ます。
どこか懐かしいようなこの味。
そしてそのだしに浸かっている白い麺、、これだよこれ、わざわざ四国に来てうどんを食べる意味は、、ここにあるんだよー。
ってちょっと興奮気味のアンでした。
そうそう、この時、海原雄山に変身してたアンは、近隣の席で、うどんを食べてる青年を見て、ちょっとばかりイラっとしてましたね。
うどんを三すじほど三センチぐらい口の中に入れてクチャクチャ、軒下から見える空をじっと見上げて幸せそうな顔をして、又、三すじ三センチ、クチャクチャ、、。その繰り返し。
一体この子の味覚ってどうなっているんだろう?って思いましたね。
こういうの、結構若い子に多いよ。
しっかり噛んで食べるから時間がかかるって言うんじゃなくて、食べ物の玩具化っていうのかな?
それとかなんでもかんでもマヨネーズをかけてみたり、ゴハンをおかずにパンを食べてみたり、まあ他人の事だからどうでもいいんだけど、なんだかなぁって。
まっ、いいか(笑)。
もしも、柔らかくて細目の中村の麺と山越のだしが合体した讃岐うどんがあったら、是非食べてみたいものだと夢想しながら、アンは四国を南下するのでありました。
今回の温泉は高知です。
続きは又、いずれ別の機会に。
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