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【 煩悩四国旅 順打ち・逆打ち・乱れ打ち 】
03: 四国は香川 四国うどん巡礼の旅 坂出「てっちゃん(讃岐うどん)」
しおりを挟む珍しく「坂出」では、他の観光スポットに立ち寄ることもなく、集中してうどん屋さん巡りをしました。
四国中心部から、北へ坂出市中心街に向け、「山下うどん店」から「てっちゃん」を経て「日の出製麺店」へ。
・・今は、そのうどんルートの先に、あの「はなまるうどん(坂出白金店)」が開店してるようですね。
うどんだけに、Uターン帰省出店(笑)?
「はなまるうどん」さんは、その出自が香川とはいえ、「うどん県」のど真ん中に全国展開チェーン店として出店なんてちょっと吃驚します。
地域密着のうどん店が密集してる中で、しかも、販売価格に大きな差はないんですよ。
でも「はなまるうどん」さん、結構地元の人にも愛されてるみたいで、結局、「うどんはうどん」って事なんですねー。
関西のタイガースびいきに囲まれた巨人ファンみたいな状況とは、ちょっと違うようです。
おっと話が逸れました、今回は讃岐うどん・坂出編でした。
この旅で一番、印象に残ったうどん屋さんは、場所を見つけ出すのに苦労した事もあって「てっちゃん」です。
(苦労した代わりに、リアルな四国の風景を堪能させて貰いましたが。県外の人間が、旅行先の有名な観光スポット巡りばかりをしてると、その土地の本物の光景が判らなくなるんですよね。)
そうそう、リアルと言えば、普通のうどんエッセイだと、このルートで熱ぽく語られるのは、きっと讃岐うどんの原風景みたいな「山下うどん店」さんなんでしょうけど、アンの場合はスルーです。
正直言って、あのスタイルはちょっと苦手なんです。悪気はありません。逆に言えば「山下うどん店」大好き!って人も結構多くいらっしゃるでしょう。
(なに書いてるか意味が判らない?って、いーんです。ここは判らなくて)
✕✕✕✕✕
四国って「てっちゃん」に限らず、うどん屋がそこら中にあるのに、意外とお目当ての店が見つけられないんですよね。
事前情報で「てっちゃん」は、「田んぼのど真ん中」だって事は判ってたんだけど、自分が想像する「田んぼのど真ん中と」実際の「ど真ん中」とはイメージがまったく違ってたんです(笑)。
それにその頃のナビって、それ程正確じゃなくて、住所入れるだけだと、ピンポイントにならなかったし。
「てっちゃん」の店舗って、見た目の印象はトラック運転手御用達の飯屋風なんだけど、それがなんで、整った田んぼ風景のど真ん中にあるの?っていう、ワンダー(笑)。
それと、うどんですね。
「これって大阪の普通のうどんじゃん。」という逆衝撃。
メニューも豊富だし、「トッピングはセルフだけで!!!」ってワケじゃなく、ちゃんと乗っかって出てくるのもあるし。
その頃には、讃岐の「ぶっかけ」とか「釜玉」とか食べ付けちゃってるから、かえって吃驚なんですよね。
で、その時頼んだのが「アサリうどん」。
そんなの大阪で食べろよって話なんですが、これが激うま、藤田まこと・うどんマインドを直撃でした。
後で知ったんですが「てっちゃん」のうどんは麺の腰が強すぎて、「ぶっかけ」とか「釜揚げ系」より、煮込んだり湯の中に麺がどっぷり入ってる方がいいんですって。
って事で、今回、文章を書くにあたって「てっちゃん」の記憶を呼び覚まそうと、ネットで「てっちゃん」をググってみたら、なんと改装を重ねて立派な店舗になってるじゃありませんか!!
・・・そりゃそうだよね。あれから何年も経ってるんだから。
PS 「てっちゃん」は、映画「UDON」のロケ地にもなってたようです。監督は『踊る大捜査線』の本広克行!
映画「UDON」の題材は、讃岐うどんのど真ん中、それを撮った本広克行氏とうどんとは、どういうご縁なのかしら?と調べたら、なんと監督の出身地が香川県丸亀市。
わかるわー。
映画冒頭の小西真奈美たんによるナレーション、「運命を変えるソウルフード」のフレーズがいいですね。
まさに讃岐うどんって、ソウルフードですもんね。
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