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【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(中国編) 】
10: プレイバックpart3 「出雲、、神無月を過ぎても 3」
しおりを挟む「境港行きストレート道路(R431)」だけが、かっ飛ばし道路ではなかったのです。
宍道湖の周回道路の北側(実はここも国道431の続き)も、地元の車が、飛ばす飛ばす、しかも遠くで雷鳴が鳴り響き、時折、雹が降りしきるという天候の中でですよ。
宍道湖に向いた道祖神も海を見てるんじゃなくて、何故かこちらに背中を向けてるって感じでした。
こんな天候の中、駐車場が本館から離れているルイス・C・ティファニー庭園美術館(松江市と業者間で色々あったみたいで2007年3月に閉館)への訪問は、ちょっと辛かったです。
この美術館の存在は、以前から知ってたんだけど、なんだか名前から受ける感じが胡散臭くて、以前の旅程から外していた美術館でした。
実際、展示のメインになるティファニー氏のステンドグラスは正直言ってあまり好みじゃなかったなー。
(好きな人は好きなんだろうけど)
この施設も足立美術館と同じで、庭園と宍道湖自身を借景として取り入れた美術館自身の美しさが売りみたいですね。
でもティファニー氏のガラス花瓶だけは気に入ったな、、。
特に首長タイプは、花瓶自身が内側から発光する不思議な透明の花みたいな造形で。
そうそう、ここの隠れた主役は「広重」とパンでしょうね。
ホントに広重の浮世絵の構成力って凄いモノがありますね。
現代の第一線のグラフィックデザイナーだって、広重のシャープな空間感覚にはかなわないんじゃないかな。
そしてパン、、って館内にあるカフェ横のベーカリーなんだけど、、ここのパンの美味しさはちょっと普通じゃない。
ベーカリーでパンを購入しカフェに持ち込んで、コーヒーだけ注文って事も可能だから一度お試しアレ。
(※今となっては、もう無理ですが、このパンだけは本当に残念。)
美術館を後にして、次は同じく宍道湖湖畔にある松江フォーゲルパークへ移動。
この頃には天候がますます酷くなって、雷鳴がかなり間近に、、。
松江フォーゲルパークは基本的にベゴニア園や熱帯の鳥が売りの場所なんだけれど、この日は、山の尾根伝いにある温室形状のバードゲージの天井からは雨が漏れてくるし、、渡り廊下には横殴りの雨に寒風が吹き込み、、、やれやれ、熱帯気分はどこへやらって感じでした。
そんな中、気分的に和らいだのは、フクロウの飛行ショーやってる調教師の女の子達の一生懸命さを見た時かな。
彼女たち、多分、本業はフクロウの世話で、飛行ショーはおまけみたいな感じなんでしょうね。
トークも素人ぽくたどたどしいんだけどそれが又良い。
ほんと頑張ってるなーって感じで。
でも、鳥類飼育に限らず、どうして「こんな場面」の中に、若い男の子がいないんだろう、、TVのドキメントなんかでも「動物の飼育で頑張ってる若者紹介」とかなると大抵、女の子、、これ不思議ですね。
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