ゴックン、その口で食べるの？ ／Osaka発ドラァグドライブ、掛け違いの旅

【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども（近畿編） 】

07: 兵庫 神戸元町観音屋 チーズケーキ

　神戸元町の観音屋さんに久しぶりで立ち寄りました。３回目くらい？
　タイトルの「観音屋のチーズケーキ」自体は、色々な場所で販売しててよくお目に掛かるんですけどね。

　アンが初めて神戸に遊びに来て、一番最初に訪れた観光スポット件、喫茶店が観音屋さんでした。
　元町通りをぶらついて行くと、観音屋さんの玄関口に相当する地下に降りていく階段が目に入って、そこを下って行きます。
　なんとなく名前だけを頼りに、地上にある店舗を探してると見逃すかも。
　階段を下っていくと程なく出現する天井のやや低い店内や、店内にある観音さんにドキドキしたのを、今でもよく覚えています。
　それに観音屋さんのコーヒーの味とカップの分厚さは、何故か、京都のイノダコーヒーを連想させて、アンの中では、その頃から、京都のイノダと神戸の観音屋さんは対のセットになっているんですよね。
　（コメダ珈琲のコーヒーも似た感じだけど、あっちはチェーン店なので紀行文エッセイでご紹介は、、）

 　アンは普段、コーヒーをブラックでしか飲まないんですが、イノダと観音屋さんでは思い切り砂糖とミルクをたっぷり入れて、スプーンでしかっりかき混ぜて飲むことにしてます。
　・・なんて言ったらいんだろう、イノダも観音屋も、そこで出される自家焙煎のコーヒーの味やありかたは、スタバとかのコーヒーとは、世界が違うのだろうと思うんですよね。
　そう、「喫茶店のナポリタンスパゲティ」とイタリアンレストランのスパゲティが別物なのと同じですね。
　変な言い回しだけど、日本人の為の本格的喫茶店コーヒー（笑）。

　でも初めて観音屋さんのチーズケーキを食べた時は、思わず笑ったなぁ。
　観音屋さんのチーズケーキは、大阪では昔から凄く有名で、初めて注文した時は、どんな珍しいモノが食べられるのかと期待に胸を膨らませたものだけど、出てきたのは丸いマドレーヌというか、直径１３センチぐらいの丸いスポンジケーキの上に溶かしたチーズシートがのっけてあるだけのもの。
　この程度の食べ物を、何故、みんなが大騒ぎして食べるのか、未だによく理解できないんです。
（これは前出のコメダ珈琲のシロノワールも同じかなぁ。まあ確かに、簡単に話題としてネタに出来る食べ物ではありますけどネ。）

　もしかして、未食の方もいらっしゃるだろうから、グルメレポートじみた紹介をすると「チーズの味の濃厚さが気になるチーズ嫌いも食べられるケーキ。スポンジケーキの微妙な甘さと淡泊で塩味の効いたチーズがベストマッチング。このチーズケーキ、注文してから焼くみたいなので、チーズフォンデューみたいに食べる時にチーズが糸を引くのが、ちょっと嬉しい気分。」みたいな。
　このテキストを読んで「なーんだ、、。」って思っちゃった人には、観音屋ではピザトーストをお勧めかな。

　観音屋さんが扱っているチーズって、デンマークチーズをブレンドしてるだけあって、淡泊好みの日本人にもかなり「食べられるチーズ」に仕上がってるので、香辛料が絡むピザトーストの上にかかって出てくると、抵抗感なく美味しく頂けますよー。


ＰＳ　最近、アンはナチュラルチーズの濃厚な味にはまってます。
　一応、美容と健康の為に常日頃、スィーツ制限してるんですが、洋菓子系のスィーツの中毒性って、甘さ以外の要素はナチュラルチーズのコクとか旨みで、カバー出来るんじゃないかって思ってます。