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【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(中部編) 】
25: 酔いしれて信州「桜おいかけ旅」②
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湯田中温泉の朝市を冷やかしてから、相方のリクエストで、もう一度小布施に立ち寄ることにしました。
昨日の日程では、小布施のフローラルセンターや、おぶせミュージアムに訪れることが出来なかったからです。
特に園芸好きの相方は、フローラルセンターに到着するなり、「なんてプランターが安いの!」とか、アンにはちょっと判らない世界に入り込み、喜色満面の表情を浮かべていました。
アンはアンで、おぶせミュージアムのメインである中島千波氏が好んで「桜」を描く作家さんのようで、ようやく桜を探し求めてきたアンにも「桜運」が巡ってきた感じでした(笑)。
それにしてもミュージアムの正面玄関を飾る「女の唇」のオブジェにはどきっとさせられましたね。
そんなこんなの小さな感動を貰って、二度目の小布施は、紅茶とアップルパイをサンクゼール・ワイナリー小布施店で頂いてそうそうに出発です。
次に向かったのが蕨温泉、、まあ北信州が初めてっていう人は、滅多に訪れないだろうし、主立った必要性もないと思うんですけど、「ここでしか食べれない地元のおばちゃんの手作りおやき」とかのフレーズに弱く、しかも温泉マニアのアンからすると、此処は外せないコース(信州高山温泉郷)なのです。
途中、坪井のしだれ桜(なんのことはない北信州では5月になっても、探せば「桜まつり」がそこらじゅうに転がっている)を見て、桜の下には死体が埋まっているっていう話を、実感しました。
だってここ、お墓の真上に、桜の古木が生えてるんですよ。
でも巷で言われる「桜の名木・名所」ってのもいい加減ですね(笑)。
行くところに行けば、名前が付いていないだけで、あちこちに素晴らしい桜がいくらでも点在してるんですから。
蕨温泉の道路の両脇にも、いい桜が何本かありましたよ。
あっそうそう、「おやき茶屋たちべり」のおやきは、蒸しタイプのものでホント美味しいですよ、絶品。
このお店はちょうど、蕨温泉「ふれあいの湯」の真横にあってロケーションもいいし、お勧めです。
温泉の方も、露天からは穏やかな日本の山里の光景を楽しめます(ちょっと民家が近すぎだけど)。
ウグイスの声を聞きながら、春の空を眺めていたら身体も気持ちも溶けていきそうです。
で昼食は、蕨温泉から少し奥まった場所にある山田温泉の朝日屋亭さんでとりました。
ここは自家製味噌で、うどんとかすいとんとかを煮込んだものを食べさせてくれるお店です。
ここもまちがいなく美味しい店なんだけど、料理が出てくるまでが長い。
調理場を覗き込んだという相方に、後で話を聞いてみると、味噌焼きおにぎりなんか、これだけ大勢お客さんが入っているのに、2・3個ずつ丁寧におにぎりを炙っていたのこと、、、このゆっくりズムでちょっとしたトラブルがあったんだけど、その話はいずれまた。
午後からは、松本へ移動しました。
やんちゃしてた頃には、スキーやなにやらで、結構お世話になった街の筈なのに、実際にお泊まりしたのは今回が初めてで国宝松本城も未見だったのです。
松本城に向かう道筋は、パルコ界隈を起点にして、すごくお洒落なんですねぇ、、ある意味、大阪より垢抜けてる。
まあ「いつも縁日」みたいなナワテ通りはご愛敬だけど。
松本城、天守閣、、、綺麗。
正直言って日本のお城見て、「綺麗、格好良い」なんて思ったのはこれが初めてです。
愛欲的というかSM的というか、建造物にそんな感情を持つのはおかしいんですが、目から鱗だったのが、松本城の天守閣の魅力。
ちなみに松本城は、日本100名城の29番で、現存天守が評価ポイント、これには深く納得。
アンの地元の大阪城は、日本100名城の54番ですが、ただでかくて凄いだけで、どこが「名城」なのかよく判りません(笑)。
松本に着いたのが夕刻で、丁度夕日に照らされる天守閣を見たんだけど綺麗でした、、、ホント、何度も書きますが、城が綺麗だなんて思ったのは今回が初めて。
で、後で気が付いたんだけど、あの松本城の黒壁のイメージって、アンの中では座敷牢なんです。
つまり和風のSMセット(笑)。
猿轡を填められ、縄で縛られたお女中が板の間に転がされてるシーンなんかを想像しちゃったりして。
お城に行くまでに、ナワテ筋近くで凄く色っぽくて綺麗な若い子とすれ違って、『電流びりびりお互い振り返った』みたいな体験の余韻が、「松本城綺麗!!」に影響してたのかも知れませんけどね。
相方もそれを感じてたらしく、夜の部でお酒を飲みながら結構、そのことをねちねちと責められてしまいました。
普通、向こうは「あっこの人、オカマじゃん、珍しー」で振り返ったって考えるのが順当だし、、焼き餅やかれる筋合いはないんだけど、アンって現にバイだから、、。
「あの時の目つき、いやらしかったわよ」とか、指摘されると反論できません(笑)。
夕食のお店は、いろいろ候補があがってたんだけど、GWってこともあって有名どころはみんな満席。
でもお陰で、良い穴場を発見する事ができました。
山海亭(現在・四季膳 たくみ)ってゆー、松本駅に近い郷土料理と地酒のお店です。
伊勢町通りのすぐそばで、信州の地酒「大信州」が各種揃ってました。
板前さんが精魂込めて作る郷土料理はどれも絶品、どの料理を注文しても、こだわりの素材を生かした調理方法に唸ってしまいました。
山菜や筍といった食材はその日の朝、店の人が山に入って直接採って来るんですって。
板長のおまかせコースで地元の食材を満喫、、トマトサラダって名前で、トマトの刺身みたいなのが出てきて吃驚。
みてくれはピンクサーモンの薄作りみたいなんだけど、このトマトが「甘い」ので吃驚。
そんなこんなで、大信州の18号原酒で、松本の夜と「桜」人生に酔いしれるアンなのでした。
昨日の日程では、小布施のフローラルセンターや、おぶせミュージアムに訪れることが出来なかったからです。
特に園芸好きの相方は、フローラルセンターに到着するなり、「なんてプランターが安いの!」とか、アンにはちょっと判らない世界に入り込み、喜色満面の表情を浮かべていました。
アンはアンで、おぶせミュージアムのメインである中島千波氏が好んで「桜」を描く作家さんのようで、ようやく桜を探し求めてきたアンにも「桜運」が巡ってきた感じでした(笑)。
それにしてもミュージアムの正面玄関を飾る「女の唇」のオブジェにはどきっとさせられましたね。
そんなこんなの小さな感動を貰って、二度目の小布施は、紅茶とアップルパイをサンクゼール・ワイナリー小布施店で頂いてそうそうに出発です。
次に向かったのが蕨温泉、、まあ北信州が初めてっていう人は、滅多に訪れないだろうし、主立った必要性もないと思うんですけど、「ここでしか食べれない地元のおばちゃんの手作りおやき」とかのフレーズに弱く、しかも温泉マニアのアンからすると、此処は外せないコース(信州高山温泉郷)なのです。
途中、坪井のしだれ桜(なんのことはない北信州では5月になっても、探せば「桜まつり」がそこらじゅうに転がっている)を見て、桜の下には死体が埋まっているっていう話を、実感しました。
だってここ、お墓の真上に、桜の古木が生えてるんですよ。
でも巷で言われる「桜の名木・名所」ってのもいい加減ですね(笑)。
行くところに行けば、名前が付いていないだけで、あちこちに素晴らしい桜がいくらでも点在してるんですから。
蕨温泉の道路の両脇にも、いい桜が何本かありましたよ。
あっそうそう、「おやき茶屋たちべり」のおやきは、蒸しタイプのものでホント美味しいですよ、絶品。
このお店はちょうど、蕨温泉「ふれあいの湯」の真横にあってロケーションもいいし、お勧めです。
温泉の方も、露天からは穏やかな日本の山里の光景を楽しめます(ちょっと民家が近すぎだけど)。
ウグイスの声を聞きながら、春の空を眺めていたら身体も気持ちも溶けていきそうです。
で昼食は、蕨温泉から少し奥まった場所にある山田温泉の朝日屋亭さんでとりました。
ここは自家製味噌で、うどんとかすいとんとかを煮込んだものを食べさせてくれるお店です。
ここもまちがいなく美味しい店なんだけど、料理が出てくるまでが長い。
調理場を覗き込んだという相方に、後で話を聞いてみると、味噌焼きおにぎりなんか、これだけ大勢お客さんが入っているのに、2・3個ずつ丁寧におにぎりを炙っていたのこと、、、このゆっくりズムでちょっとしたトラブルがあったんだけど、その話はいずれまた。
午後からは、松本へ移動しました。
やんちゃしてた頃には、スキーやなにやらで、結構お世話になった街の筈なのに、実際にお泊まりしたのは今回が初めてで国宝松本城も未見だったのです。
松本城に向かう道筋は、パルコ界隈を起点にして、すごくお洒落なんですねぇ、、ある意味、大阪より垢抜けてる。
まあ「いつも縁日」みたいなナワテ通りはご愛敬だけど。
松本城、天守閣、、、綺麗。
正直言って日本のお城見て、「綺麗、格好良い」なんて思ったのはこれが初めてです。
愛欲的というかSM的というか、建造物にそんな感情を持つのはおかしいんですが、目から鱗だったのが、松本城の天守閣の魅力。
ちなみに松本城は、日本100名城の29番で、現存天守が評価ポイント、これには深く納得。
アンの地元の大阪城は、日本100名城の54番ですが、ただでかくて凄いだけで、どこが「名城」なのかよく判りません(笑)。
松本に着いたのが夕刻で、丁度夕日に照らされる天守閣を見たんだけど綺麗でした、、、ホント、何度も書きますが、城が綺麗だなんて思ったのは今回が初めて。
で、後で気が付いたんだけど、あの松本城の黒壁のイメージって、アンの中では座敷牢なんです。
つまり和風のSMセット(笑)。
猿轡を填められ、縄で縛られたお女中が板の間に転がされてるシーンなんかを想像しちゃったりして。
お城に行くまでに、ナワテ筋近くで凄く色っぽくて綺麗な若い子とすれ違って、『電流びりびりお互い振り返った』みたいな体験の余韻が、「松本城綺麗!!」に影響してたのかも知れませんけどね。
相方もそれを感じてたらしく、夜の部でお酒を飲みながら結構、そのことをねちねちと責められてしまいました。
普通、向こうは「あっこの人、オカマじゃん、珍しー」で振り返ったって考えるのが順当だし、、焼き餅やかれる筋合いはないんだけど、アンって現にバイだから、、。
「あの時の目つき、いやらしかったわよ」とか、指摘されると反論できません(笑)。
夕食のお店は、いろいろ候補があがってたんだけど、GWってこともあって有名どころはみんな満席。
でもお陰で、良い穴場を発見する事ができました。
山海亭(現在・四季膳 たくみ)ってゆー、松本駅に近い郷土料理と地酒のお店です。
伊勢町通りのすぐそばで、信州の地酒「大信州」が各種揃ってました。
板前さんが精魂込めて作る郷土料理はどれも絶品、どの料理を注文しても、こだわりの素材を生かした調理方法に唸ってしまいました。
山菜や筍といった食材はその日の朝、店の人が山に入って直接採って来るんですって。
板長のおまかせコースで地元の食材を満喫、、トマトサラダって名前で、トマトの刺身みたいなのが出てきて吃驚。
みてくれはピンクサーモンの薄作りみたいなんだけど、このトマトが「甘い」ので吃驚。
そんなこんなで、大信州の18号原酒で、松本の夜と「桜」人生に酔いしれるアンなのでした。
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