ゴックン、その口で食べるの？ ／Osaka発ドラァグドライブ、掛け違いの旅

【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども（中部編） 】

24: 酔いしれて信州「桜おいかけ旅」①

　高速道路に限らず、あちこちの観光道は「渋滞中」、、ＧＷなんだから当たり前です。
　覚悟してました、、けれど、「事故見物」で発生する渋滞だけは、腹が立ちます、神経疑うよ、まったく。
　野次馬根性丸出し、他人の不幸は蜜の味、それでいて感動ポルノとかが大好物で、「○○から元気をもらいました！」とか、しれーっと言っちゃったりして、、。

　どうしても満開に咲き誇る桜が見たくて信州に来ました。
　以前の小旅行で、桜のハイシーズンなのに、琵琶湖疎水の桜を見逃したのがこたえています。
　「あなたの香水を胸一杯吸い込んで恋に酔いたい」じゃないけれど、桜に酔いたい時期があるのです。
　・・・「桜」です、ＳＭは、、、。
　セックスが生み出す物語は、「桜」に似てると思うんです。
　何故、日本人が「桜」に対して特別な思い入れを抱くのかとゆーと、深いところでは、そういう事なんでしょうね（笑）。

　特に夜桜のあの美しさと言ったら、ＳＭセックスそのもの、、。
　疎水や川の暗闇に雪崩れ落ちて、咲き乱れる夜桜の怪しさ、そして舞い散る桜の花びらが上気した女の白い肌を連想させ、アンに「桜」を追いかけさせます。

　千曲川の桜堤が、毎年この時期に満開になるそうです。
　この桜堤は、小布施ハイウエイオアシスの千曲川縁にあります。
　でも残念な事に、千曲川沿いに植えられた数百本の八重桜は、ここでも七部咲き。
　そういえば今年に限らず、アンの場合、ここ最近の桜を見に行く春先の国内旅行じゃ、三分咲きとか中途半端ばっかり、、（笑）。
　上高井郡の桜って景観としてはドライブ中には綺麗なんですが、いざ堤を散歩しだすと、側ににある道路自体の存在が邪魔になってしまって少し残念です。
　でも、それを除けば、いかにも北信州の春の一コマって感じです。

　さて小布施の街なのですが、観光のコアになる一角は、凄く上手に纏めてありました。
　すっごく美味しくて、手の込んだ種類の違うプチケーキを６つぐらいパッケージしてあるみたいな感じですね、、、並の村興しとは違う意思というか、デザイン感覚を感じました。
　北斎館の内容なんて「山車」を除いて、お寒い限りなのに、その「外側」は街の景観作りに一役買っているし、ホントに上手い街デザインをしてる。
　実際の所、名物といえば栗と花ぐらいしかない村なのにねー。


　この遅咲き桜で有名な、「千曲川の桜堤」メイン旅行の１泊目のお泊まりは、湯田中温泉でした。
　いいですねぇ、純日本風の温泉街情緒、、小布施とはうって変わったデザインもへったくれもなんにもなく、源泉を求めて、狭い土地に温泉旅館と飲食店がひしめき合ったただの温泉街。
　好きやわぁ、こういうの。
　この街の裏路地とかに、ソメイヨシノがあちこちに植えてあって桜吹雪がチラホラ。
　地元の子ども達が落ちた桜の花びらをかき集めて、それをかけあいっこしてました。

　あっ、そうそう、湯田中じゃアンの不倫探知アンテナが、久しぶりにビンビンたっちゃいました。
　でもここの場合は、どのカップルも、あまりお金は持ってなさそう。
　女が男にぶら下がるタイプの不倫カップルがしけ込む込むには、湯田中って「裏ゴージャス」感に乏しいのかも（笑）。

　「中小企業の幹部クラス＋やや年季の入った事務職の女」みたいな、、、お互いに家族のしがらみがあるだろうに、ＧＷの真っ直中、どんな細工をして出かけて来てるんだろう？興味津々。