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【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(近畿編) 】
26: 兵庫 スーツケースを買いに豊岡へ あと少しで日本海
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ハービスPLAZA ENTで、きらびやかな内装とか豪華な商品群に浸っていると、それだけでちょっと痺れたような「幸福感」が味わえる。
バリ島のウブドに行った時、飛行機の到着が夜だったので、ホテルにバスで移動する時、不思議な感覚に襲われたのを憶えている。
未舗装・無街灯、、まるで日本の昔の田舎道を走っているような気がしたのだ。
そしてバスのヘッドランプだけが頼りの田舎道に、時々細々とした神社の祭りの灯が浮かび上がる時があって、それを見るだけで妙に気持ちが浮き立った。
そこで、ハレの空間が人をどれだけ満たすか、再認識したものだった。
そして日本。不況が続きながらも不夜城と化した都市の中にあって、更に「富」と金箔で貼り込まれたプレートを掲げ一切の影を否定した空間にいて、、、心が痺れてしまう自分がいる。
ハービスPLAZA ENTのお隣にあるヒルトンプラザ・ウェストのヴィトンに群がる人の群れ、「不景気ってホントにホント?」って感じ。
ルイ・ヴィトンが、自国に旅行鞄店を開いた時には、こんな光景など想像も出来なかったに違いない。
去年は結局、海外旅行に行けなくて、今年こそリベンジって感じで計画を練っていたらどうやら、相方とスケジュールも合いそうだし、ちょっとだけ渡航の可能性が見えて来た。
こうなったら、外堀からその可能性を固めてやろうって感じで、前の旅行でお払い箱にしたスーツケースを豊岡へ買いにでかけることにした。
もちろんスーツケースなんて、市内で良いモノがいくらでも手に入る。
でも、そういう問題ではないのだ。
旅は行く前と、旅本番、旅の後と三度楽しめるもの。
旅は、人の人生に良くなぞらえられるけれど、その部分が少し違う、人生には旅の本番しかない。
旅の前と後は、家族友人などの他の人達に託される。
豊岡の特産品は鞄なんだけど、言えば「あと少しで日本海」みたいな場所だから、いくらスーツケースを豊岡で安く手に入れても、ガソリン・高速代で足が出る。
「えーなんで豊岡なの?」は、相方の言葉。
自分がショッピングがらみで出かける時は、かなりの無茶をアンにねだるくせにこの言い草、まあどっちもどっちか、、。
勿論、豊岡行きは温泉と出石狙い。
観光地・出石そのものには、何度も行きたいと思う程には、あまり執着がないんだけど、甘味所の田子作さんのおはぎが食べたいし、、、。
実際は昼食を出石の辰鼓楼横の湖月堂さんで定番の出石蕎麦を食べてから、デザートで田子作さんという形に。
相方は、おはぎを口にした時点で上機嫌。
アンは「当店自家製」の張り紙によろめいて、何故かところてんを注文してしまう。
ところてんは黒蜜じゃなくて酢だったけど、かなり美味しい、、湖月堂さんにはわるいけれど、こちらの方が、蕎麦より味覚のボリュームがデリシャス。
まあジャズかブルースかって違いはあるけれど。
そんな感じで出石で昼食休憩を取った後、豊岡へ。
ブランド名はないものの、しっかりした作りの国産品であることには違いない鞄類が、ディスカウントショップの値段よりもまだ安く手に入るのには吃驚。
言い換えると、日本の商品流通が、結局、弱小を泣かせることで成立してるってことだけど、鞄に限らずすべからず、この構造は「グローバル」で考えても同じことなんだろう、、。
結局、豊岡製のしっかりした大容量スーツケースを1万円とちょっとで購入。
初めて海外旅行用にスーツケースを買った時にあれやこれやと考えていたのが嘘みたい。
そう、スーツケースなんて、たくさん入って丈夫ならなんでも良いわけなんだよね。
トラブルを自ら防御できるケースなんてないわけだし(その内出来る可能性は大いにあるけれど)、、。
そして帰りは、アンが楽しみにしてた但東のシルク温泉。
この施設、モンゴルの八角形の建物を模したといわれる温泉館の外観が、なんともクセになる味わい(笑)。
泉質は当たりでしたよ。
いわゆるツルツルすべすべ系で低温、、自律神経がボロボロになりかけのアンにピッタリって感じ、、。
バリ島のウブドに行った時、飛行機の到着が夜だったので、ホテルにバスで移動する時、不思議な感覚に襲われたのを憶えている。
未舗装・無街灯、、まるで日本の昔の田舎道を走っているような気がしたのだ。
そしてバスのヘッドランプだけが頼りの田舎道に、時々細々とした神社の祭りの灯が浮かび上がる時があって、それを見るだけで妙に気持ちが浮き立った。
そこで、ハレの空間が人をどれだけ満たすか、再認識したものだった。
そして日本。不況が続きながらも不夜城と化した都市の中にあって、更に「富」と金箔で貼り込まれたプレートを掲げ一切の影を否定した空間にいて、、、心が痺れてしまう自分がいる。
ハービスPLAZA ENTのお隣にあるヒルトンプラザ・ウェストのヴィトンに群がる人の群れ、「不景気ってホントにホント?」って感じ。
ルイ・ヴィトンが、自国に旅行鞄店を開いた時には、こんな光景など想像も出来なかったに違いない。
去年は結局、海外旅行に行けなくて、今年こそリベンジって感じで計画を練っていたらどうやら、相方とスケジュールも合いそうだし、ちょっとだけ渡航の可能性が見えて来た。
こうなったら、外堀からその可能性を固めてやろうって感じで、前の旅行でお払い箱にしたスーツケースを豊岡へ買いにでかけることにした。
もちろんスーツケースなんて、市内で良いモノがいくらでも手に入る。
でも、そういう問題ではないのだ。
旅は行く前と、旅本番、旅の後と三度楽しめるもの。
旅は、人の人生に良くなぞらえられるけれど、その部分が少し違う、人生には旅の本番しかない。
旅の前と後は、家族友人などの他の人達に託される。
豊岡の特産品は鞄なんだけど、言えば「あと少しで日本海」みたいな場所だから、いくらスーツケースを豊岡で安く手に入れても、ガソリン・高速代で足が出る。
「えーなんで豊岡なの?」は、相方の言葉。
自分がショッピングがらみで出かける時は、かなりの無茶をアンにねだるくせにこの言い草、まあどっちもどっちか、、。
勿論、豊岡行きは温泉と出石狙い。
観光地・出石そのものには、何度も行きたいと思う程には、あまり執着がないんだけど、甘味所の田子作さんのおはぎが食べたいし、、、。
実際は昼食を出石の辰鼓楼横の湖月堂さんで定番の出石蕎麦を食べてから、デザートで田子作さんという形に。
相方は、おはぎを口にした時点で上機嫌。
アンは「当店自家製」の張り紙によろめいて、何故かところてんを注文してしまう。
ところてんは黒蜜じゃなくて酢だったけど、かなり美味しい、、湖月堂さんにはわるいけれど、こちらの方が、蕎麦より味覚のボリュームがデリシャス。
まあジャズかブルースかって違いはあるけれど。
そんな感じで出石で昼食休憩を取った後、豊岡へ。
ブランド名はないものの、しっかりした作りの国産品であることには違いない鞄類が、ディスカウントショップの値段よりもまだ安く手に入るのには吃驚。
言い換えると、日本の商品流通が、結局、弱小を泣かせることで成立してるってことだけど、鞄に限らずすべからず、この構造は「グローバル」で考えても同じことなんだろう、、。
結局、豊岡製のしっかりした大容量スーツケースを1万円とちょっとで購入。
初めて海外旅行用にスーツケースを買った時にあれやこれやと考えていたのが嘘みたい。
そう、スーツケースなんて、たくさん入って丈夫ならなんでも良いわけなんだよね。
トラブルを自ら防御できるケースなんてないわけだし(その内出来る可能性は大いにあるけれど)、、。
そして帰りは、アンが楽しみにしてた但東のシルク温泉。
この施設、モンゴルの八角形の建物を模したといわれる温泉館の外観が、なんともクセになる味わい(笑)。
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