ゴックン、その口で食べるの? /Osaka発ドラァグドライブ、掛け違いの旅

Ann Noraaile

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【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(番外編) 】

06: 富良野 富良野スキー場

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 富良野に行ってきました。
 「北の国から」の富良野でございます。
 アンは昔、「年越しスキー」ってのもやってましたが、もうハデ好きを卒業したお年頃では、大体お仕事が片づいた今頃が、スキーシーズンなんですよね。

 今回の富良野で、北海道の有名なスキー場は大体押さえた事になるのかなー。
 なんて書くと「アンスキー上手いのん?」って言われそうですが、パラレルの真似事が少しって感じです。
 スノーボードは全く駄目だし、正直言ってゲレンデではスノーボードを敵視してます。

 コースのど真ん中でゆっくり休憩なさってるお嬢さんお坊っちゃんを見ると、そのまま、スキーのエッジでざっくりやってやろうかと密かに毒づいております。
 道路に二輪と四輪が混じって走るのと同じで、スノーボードに限らず、ミニスキーもスキーにあってスキーにあらずですが、あれはいつかやって見たいと思っています(笑)。
 でもスキーヤーは、どんどんゴ○ブリの如く増殖するボーダーに押しやられているのが現状ですが、、。

 ここまで書いて思ったのですが、富良野って紀行文のエッセイ形式では書くことが殆どない(そりゃ超プライベートな事はいーっぱいありますが、ある程度フォーマルな表現の場で、そんな事をかく人間は、私小説(死語?)と、恋愛中でホルモンバランスが狂っちゃった女性以外誰もいないんですよん。いわゆる電波系の人もホントは本気じゃしういう事、書いてないんだから)のです。
 だって富良野の生活って、滑りまくって食事して、ワインをガンガン飲んで○○○して寝て、滑っての毎日ですもの。
 パウダースノーって言葉がありますが、富良野の場合、雪に滑らせて貰ってるって感じですね(笑)。
 だからもう楽しくて滑ってばかり、ここの問題は、自分のスキーの腕前を勘違いしちゃうことです。

 その雪質と引き替えに、冬の富良野って雪ばっかで、その姿を文章で写しても被写体としたら最低でしょう。
 風景にドラマないし、、。
 作家の倉本聰氏がプロデュースしたっていうショッピングロードの「ニングルテラス」にも夜行ってみたけど、夢のような光景でしたね、、、寒くて!!!。
 「熱で魘される」っって言葉がありますが、「寒さで魘され」ます!
 ログハウスから垂れ下がっている無数の氷柱がね、ライトに光って、、、サ・ム・イー!!

 かの名作、「北の国から」って、全然本気で見てないからよくわかんないんだけど、正直言って冬の北海道の奥地には住みたくないなー。
 たしかに自然って凄いな、好きだな、惹かれるな、とは思うけど、人間の身体がその過酷な環境に勝てないんだから、結局、暖房した部屋と車・列車にしか、人間の気持ちが展開できる場所がないわけで、、人間が小さいって事を思い知らされているようで、なにか逆に凄く寂しい感じがします。
 あーいう世界に親和性を持ってる倉本聰ってどんな奴だろとホントは思ってるんですよね。
 強くて温かい人なんだろうな、、アンには無理、、。

 富良野グルメの方は、、というかスキー旅行の場合は、殆どホテルの食事か、ゲレンデごはんなので余り書く事ないんですよねー。
 あっ富良野スキー場の「北の峰ゲレンデ」の麓には玉屋っていうお蕎麦屋さんがありますよ。
 店の内装っていうか板張りの座敷やテーブルがかなり和める姿勢を確保してくれるのでお勧め。
 スキーの合間に、くてっとしたい時には良いんじゃないかな。

 味の方は関西の人間には何とも言えないです。
 初めて東京でうどんを食べた時は、ぶっとんでしまったし、東京以北で駅ソバを食べた時も泣きそうになったし、、、あの衝撃を思い出してしまいました。

 まあ今じゃ、色々修行を積んだから、こんなもんでしょとか言えるし、寒い地方じゃ食べ物の味の基本的な意味が違う気もするしね。
(アンはカモナンバが好きなの、でもこのお店で注文したブツみて吃驚。あんなに鴨肉が出す油膜の大きいのは見たことないなー。)

 お勧めなのは、この玉屋さんから少し離れた所にある富良野地麦酒館ね。
 ここの「パンのグラタン包み」は美味しいよ。
 素材のチーズとか野菜とかね。やっぱり違うんだもん。
 ワインも凄く美味しい。
 なんだか富良野に行くとどこでも「富良野ワイン」って感じだけど、観光客には直ぐに手に入りにくい結構色んな種類の地元ワインがあるのかも知れないね。
 このワインと溶けかかったチーズが絡んだ自家製パンを一緒に食べると、とても幸せな気分。

 更に良いのは、サラダ。
 とにかく野菜が元気なの。
 外側に伸びようとするのがその見てくれでもありありとわかる。
 そうなると野菜の味が大雑把でも全然構わなくて、その元気を食べているんだという実感が凄いのね。
 (富良野地麦酒館のメインは地ビールとカレーみたい。連れ合いのをちょっと食べさせて貰ったけどカレーはちょっと新しい感覚の味でした。地ビールはどうなのかな~?今まで美味しいって思ったのは木曽路ビールだけなんだけど。飲まず嫌い?)

 と言うことで、富良野に行ったら皆さん。
 野菜・乳製品にパンにワインは必食でしょう。
 あっとそれから、お水も美味しいよ。



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