35 / 79
第3章 聴講生になったので、自由にします!
中級ダンジョンと上級ダンジョン
しおりを挟む中ボスのグラスクラブたちは、勇んだ召喚獣たちに、あっという間に討伐されて、布陣も攻撃もないまま、終わって、ドロップ品になった。
だけど、大きな蟹のハサミって、要らないよ。
コーデリアと喜んだのは、甲羅ではなく肉。
それも解体しなくてもいい抜き身の肉!
生でも食用可に、鑑定でなってたので、時間経過がないインベントリに、放りこんで置いた。
分けるのはダンジョン出てからって事にして。
宝箱から出たのは、幽霊船で出た程じゃないけど、真珠と珊瑚が入ってた。
ので、コーデリアに宝飾品として使って貰うのに、渡しておいた。
ただ、箱の底にナイフが無いかだけ確かめたんだけど。
幽霊船の真珠の宝箱の底にあったのよ、曰く付きのナイフが!
自分が解体用に作った血抜きナイフの魔道具の上位版があったの。
自分の物はアンコモンだったけど、ユニークになってたからさあ。
あるかな?と思ったんだけど、なかったんだ。
切れ味抜群で、解体用に血抜きとして使ってるけど、血を吸えば吸うほどに切れ味が良くなり、研ぎ不要なんだ。
けど、本来は別の使い方されてた気がしないでもないんだけどね。
完全ではないけど、血の痕跡を残さないから。
それから、11階層に降りたんだけど……
ギルドの言う通り、森が端にある草原地帯になり、海は姿も形もなくなった。
じゃあ、草原に採集があるか?と言えばなかった。
だけど、「えっ?!これマンゴー?!」という色合いの果物が、森にあった。
「マンゴーってオレンジ色に赤みがかってなかった?」
コーデリアが言う通りなんだけど、目の前にあるのは、赤みが強く、真っ赤に黄色い斑点。
「食べられるのですか?」
護衛さんが聞いてる時には、召喚獣たちは食べてるんだけどね。
「毒々しい色してるけど、食べられるみたいよ」
名前はマンゴーじゃなく、「アポー」なんだけどね。
それをコーデリアに小声で教えれば、呆れてた。
召喚獣が食べた後の種を、小屋に植えようと残す中、マンゴーを取っていたんだけど……
きっとコレも、色合いから毒と看做されて、放置されてたんだろうね。
大体、赤いリンゴ・リムルも勇者が居なければ、放置だったらしく、ポムという青リンゴが通常だったらしいよ。
今は皆、普通に食べてるけど。
だけど、食べてる木苺・ハルベリーや苺・リルベリーも赤いんだけどねえ。
ちなみに、11階層の魔物は、両角が丸まってる羊だけど、小屋に入れる予定はない。
と言うのも、モコモコの羊、羊毛は欲しいので狩るけど、小屋に入れるには大き過ぎる!
もう少し小さいサイズの羊が良いかな?
ソーセージ作るのに要る腸やラム肉も欲しいんで、ダンジョン外の方が良いかな?
まあ、亜空間なんで、草は尽きないだろうとは思ってるけど、一応、山羊の親子は居るんでね。
先日行けば、何故か雨宿りが出来る、扉のない小屋があって驚いたもん。
更に、その中に、卵の様にチーズの塊や胃袋が落ちていて、眉を顰め、しばらく動けなかったんだから!
亜空間って、どういう仕組み?!
その後、12、13、14階層では、南の隣国ローランドの植生に似た温暖の植物がなっていた。
雨が多いのか、笹、竹が多くて、コーデリアと驚いてたんだ。
でも、通りで、中級ダンジョンのラストボスが虎なんだねえ。
ギルド情報によると、Bランクの魔物に入る様だけど、皮がドロップすると、高額買取になるそうです。
食肉不可なので、牙、爪が出るのが望ましいらしいけど……
薬師の婆ちゃんには、熊同様、肝臓がget出れば、残す様に言われてる。
と言うのも、最上級回復薬の1つのソーマを作るには魔物の肝臓は必須なのよ。
熊と鹿の肝臓に、バイパーは肝臓以外に血なんか有名どころと言うか欠かせない物。
割と出やすい熊、鹿、バイパーと違って、虎には中々出くわさないので貴重。
と言っても、無くても作れるけど、虎の肝臓1つで、他の内臓が無くても作れるっていう代物なんだ。
残念な事に、内臓も皮も落ちずに、ボス討伐が終わって、辺境領都に戻って来た。
ま、それなりの短剣が出たんだけどね。
ギルドで出た物を買い取って貰い、コーデリアとは山分けした。
護衛の分は、主の分配分から分けるのが普通らしい。
上級ダンジョンに、自分は行くけど、コーデリアはここまでなので、「何が出るのか、教えてね。」と言われたけど。
それから、4日ぶりに、魔の森で、召喚獣の小屋を開いた。
ダンジョン内でも、寝泊まりしてるので、母に会ってたけど、ダンジョンには出たらダメだとは言ってたの。
小屋の敷地内は大丈夫だけどさ。
そしたら、敷地内で色々としてたみたい。
海で紫貝を取ってきて、糸を染めて、布を織ったりしてたんだって。
茜や紫根などもあると嬉しいと言ってた。
ので、探して植えておきますか。
ギルドには、上級ダンジョンに行く予定だとは伝えたけど、まだスケジュールや準備は整って居ない。
中級ダンジョンと違い、準備をする理由は、上級ダンジョンのLvが格段に違うから。
当初の30階層でも、中級ダンジョンの倍なのに、今は成長して45階層って……
それだけじゃなく、上級と言うだけあって、現れる魔物のLvランクも高いから、一気に踏破なんて出来るはずが無い。
今までに潜ってる冒険者は、5階層毎にある転送陣に記録がある事で、降りていけるけど、自分は初めてなので、地道にmapを作りながら、攻略です。
母が居るけど、召喚獣の小屋があるから食事や水は充分だし、一応、冒険者の魔法使いだけでなく、婆ちゃんのお墨付きの薬師でもあるから、薬もOK。
強いて言うなら、のんびりとした暇な時間が欲しいくらいかなあ。
だって、楽そうに攻略してる様に見えるけど、ちゃんと索敵などしたりして警戒してるのよ。
だから、多少は疲れてるの!
なので……
魔の森の中と言え安全な小屋の中で、母と一緒に作り置き用の料理を作ったり、日課以外の釣りをしたり、果実や野菜を収穫したり、日頃できない事をして過ごした。
その中には薬の調合の他にも、化粧品作りもしてたんだ。
その間に、王都でのオークションの騒ぎが落ち着いて過ぎるを待ってた。
と言っても、今後、母を1人、王都に置いてはおけないので……
辺境領都の商業ギルドで、王都の家を売って貰うように手続きをした。
家にあった物は全て、小屋の中のログハウスに移動させたので、何も残ってないもの。
ただ、母の織り機もあって、ロフトやや狭いんだけどね。
店を任せてる姉さんからは、在庫の数量と共に、心配の手紙来てたので、一緒にいるとは伝えておいた。
その際に、出来上がってる顔用クリームと美容液を送ったんだ。
中級ダンジョン踏破から1週間後、日頃閉まってる東門から、上級ダンジョンに向かったんだ。
0
あなたにおすすめの小説
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
「わざわざ始まるまでまたないで、今のうちに手を打ったってよくない?」
イチイ アキラ
恋愛
アスター公爵令嬢エステルは、夢をみる。それは先を映す夢。
ある日、夢をみた。
この国の未来を。
それをアルフレッド王太子に相談する。彼女を愛して止まない婚約者に。
彼は言う。
愛する君とぼくの国のためなら、未来を変えるのも仕方なくない?
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる