俺の最強のゲームアカウントが乗っ取られた話。

ひがらく

文字の大きさ
24 / 54
一章

【11】護衛のお迎え 2

しおりを挟む
 城内に入るのは初めてだ。
 関係者以外立ち入り禁止とされる王城。広い敷地を囲む高い石壁を越え、分厚い鉄扉をくぐった先にそれはある。
 夜も遅いため灯る光はまばらで、一定の間隔で設置された魔晶石のランプがぼんやりと淡く輝いている。その仄明かりが石造りの床や天井を照らし、壁に飾られた紋章入りのタペストリーが夜風にわずかに揺れていた。

 とても静かで、騎士団の静かな帰還以外は物音ひとつ聞こえない。
 
 兵舎に到着すると、騎士たちは次々と荷下ろしに取りかかっていた。
 
 先に馬から降りたヨルバが、俺の方に手を差し出してくれる。その手を取り馬から地面に降り立とうとした、が。
 
「あっ」
 
 足腰に力が入らなかった。激しい振動に晒され続けた体はすでに限界だったらしい。
 このままではヨルバを巻き込んで地面に倒れてしまう。――しかし彼の腕が、驚くほど力強く俺を支えてくれた。意外なほどに安定した抱きとめ方だった。そのまま地面にゆっくりと降ろされて、ほっと安心した。
 足がちゃんと地面についている。まだ膝は震えているが、立てないことはない。
 
「す、すみません。足が、もう使い物にならなくて……」
「問題ない。むしろあの速度の馬に乗って気絶してないだけマシだ」

 そのレベルだったの!?

「歩けるか?」
 
 そう問われて言葉に詰まり、視線が泳ぐ。立つことはできる。けれど、歩けるとは言っていない。今一歩踏み出せば地面と仲良く抱擁する未来が容易に想像できた。

 ヨルバはそんな俺の様子を察したのか、俺の背中に手を回して――ふわりと身体が浮いた感覚の直後、視界がぐるりと傾いた。
 何が起きたかと戸惑う間もなく、自分が抱きかかえられていることに気付いた。
 
「あ、あの!? 重たいですよ……!?」
「軽い」
 
 即答だった。
 確実に君より重いと思うけど!?

 筋肉量では負けているが、体格差は圧倒的に俺のほうが大きい。それなのに、ヨルバはまるで羽毛でも抱いているかのような顔で涼しげな表情を崩すことなく、俺を抱えたまま城内へと進んでいく。
 なぜかどきどきしてしまって、でも落ちないようにヨルバにぎゅっとしがみ付く。フードの中に沈んでいるその表情は、相変わらず何を考えているのかわからなかった。
 
 城内は薄暗く魔晶石のランプだけが静かに瞬いている。その中をゆっくりと、しかし一切の足音を立てずに進む。おそらくスキルを使っているのだろう。

 音もなく、気配もない。ヨルバの得意技だ。
 仄暗い長い通路を進む途中向こうから使用人らしき人物が数人歩いてきたが、誰一人としてこちらに目を留めることはなかった。すれ違っても気付かれない。まるで俺たちの存在ごと彼らの視界から消されているようだった。
 誰にも見られていない。それだけが今の俺にとって、ほんの少しの救いだったのかもしれない。


 
 連れてこられたのは、城内の一室。
 部屋に足を踏み入れた瞬間ふわりと魔晶石のランプが灯り、やわらかな明かりが部屋を照らし出す。

 こじんまりとしていながら丁寧に整えられた部屋だ。質素というには調度品が上質で、豪華というには落ち着いた佇まい。
 部屋の中央にはシンプルなベッド。バルコニーに面した窓辺には小さな机と椅子があり、壁の本棚にはいくつかの書物が並べられている。
 部屋の中に流れている空気は静かで、どこか懐かしさを感じる安心感のある空間だった。
 
「ここ、は」
「僕の部屋」
 
 王城の中に自分の部屋があるって、どう言うことだ?
 ヨルバはフィリク殿下の友人で、ヴァリュシア聖国の龍血族の生き残り。立場的にはそう、アモイラ国の王族に連なるほどの特別な存在だというのは理解している。だがその立場だけではなさそうだ。こうして城内に私室まで与えられているとなると、フィリク殿下との信頼の深さは想像以上だ。
 
 ヨルバに促されてベッドの縁にそっと腰を下ろす。沈み込みの少ないしっかりとした感触のマットレスだった。力の入らない足腰を柔らかいシーツが包んでくれる。それだけで慣れない乗馬で固まってしまっていた体がふんわりと緩んだ。
 
 ヨルバは黒衣のマントを脱いで椅子にかけている。
 その下から現れたのは少年のような小柄な体格。だが決して華奢なわけではない。服越しにもわかる引き締まった筋肉が、肩や腕、腰のあたりにしっかりと形を成している。細身ながら鍛え抜かれた身体は力強さを感じさせ、身体にぴったりと沿うタイトな服が、その輪郭を余すことなく浮かび上がらせている。
 
 耳の上から弧を描くように伸びた漆黒の龍の角が、アッシュグレーの癖毛に縁取られるようにして、静かにその存在を主張している。
 襟足だけ長く伸びた髪は背中でゆるく揺れ、それをひと房だけ指で梳いて整える仕草に、どこか色っぽさを感じてしまった。
 
 細身の腰に沿うように巻かれていた黒いベルトを、するりとほどく。だがそれは彼の腰に繋がったままで――あ、と。息を呑む。
 ベルトかと思ったそれは、鱗に覆われた細い尻尾だった。腰に巻きつけるようにして隠していたのだろう。ほどけた尻尾は足首まで長く、彼の動きにあわせてゆらゆらと宙を泳いでいる。
 
 ひとつ、またひとつと、隠していたものを解いていくその無防備な姿に、思わず見惚れてしまう。普段の彼からは見えない一面が不意に垣間見えたようで、胸が少しだけ騒ぐ。
 ――やっぱり、綺麗だな、と素直に思う。
 と同時にいやいやと、自分の邪にも見える視線や考えにはっとする。こんなにじっと見るなんて失礼だ。と慌てて頭を振って視線をずらした。
 
「ヨルバ、さん」
「……なに?」
「その、殿下の調べものは?」
「それは後日だ。フィリクも忙しい。さすがに今日は疲れもたまっているだろう」
「そうなんですか。……では俺はどこで待っていれば?」

 客室とか、小さな部屋をひとつ借りられたらそれでよかった。冒険者協会の寮で待機した方がいいかとも思ったが、いくら王都とはいえこんな夜中に外を出歩くのは危険だ。
 そう思って遠慮がちに申し出たのだが、ヨルバはきょとんとしたように小さく首を傾げた。まるで、何か不思議なことでも言われたかのような反応だった。

「ここ、だけど」
「………は?」
 
 聞き間違いだと、思いたかった。

「ここ、僕の部屋」
「………すみません、耳が疲れてるのかも、もう一度いいですか?」

 俺の戸惑いなど意に介さず、ヨルバはすっと顔を寄せてきた。
 やめてくれ。近づかないでくれ。その綺麗な顔は心臓に悪いんだ。

「僕はお前の護衛だ。お前を守る義務がある。だから、僕の部屋が一番安全。城の滞在中はここで過ごしてもらう」

 思わず頭を抱えたくなった。
 護衛っていうのは道中で魔物に襲われる可能性があるからであって、そういう意味じゃないのでは?

「……でも、ヨルバさんもお疲れでしょうし、ひとりでゆっくり休みたいですよね?」
「別に。気にしない」
「お、俺、泊まる準備まではしてませんし」
「こちらで用意させている」
「そ、それに寝るとしても、ベットひとつじゃ……」
「ダブルベッドだから、ふたりで寝ても狭くない」
「男二人で……?」
「何か問題でもあるか?」
 
 詰め寄られ、ぐっと唸ってしまった。ヨルバは絶対に譲る気がない顔をしている。いや、そもそも譲る気なんて最初からなかったんだろう。まっすぐな視線がそう物語っている。

「……いや、その。問題と言うか、ええっと。王城とか、豪華で、慣れてないですし……」
「客室の方が目が痛くなるほど豪華な造りだ。ここの方が、まだ華美ではない」

 苦し紛れに口を開くも、言い訳はことごとく潰されていく。逃げ道がない。
 
「問題はないな?」
「………ハイ」
 
 あのフィリク殿下にしてこのヨルバ。似た者同士の友人と言うのはこう言う事だろうか。それとも俺の言い訳が弱すぎるのか。いや、そういう問題でもなかった気がする。

 こうして俺は完全に押し切られる形で、ヨルバの部屋に泊ることが決まってしまった。



 * * *

 

「ふぁー……生き返る」

 生まれたての小鹿だった足腰も、なんとか復活してきた。
 脚付きのバスタブには温かいお湯がたっぷり張られている。その中に身を沈めていると、疲れが嘘のように溶けて消えていく。やはりお風呂は良い。心も体も癒されていく。

 しかもこんな夜中にもかかわらず、お風呂の支度をしてくれた城の使用人たちは、皆優しくて気の利く人ばかりだった。それにヨルバとも随分気兼ねなく話していた。彼は、ずっとここで暮らしているのかもしれない。
 
「それにしても――」

 ――ヨルバはいったい何者なんだろう。俺が考えた最強のアバターのはずなのに、彼のことを知らなすぎる。彼の行動の意図も、目的も、まるで見えない。

『ヨルバ』

 あのとき彼は自分の名前を確かに呼んだ。
 バレていない、とは思う。もしバレているのであれば、今頃もっと何か行動しているはずだ。
 そもそも今のヨルバは自分の意思で生きているひとりの人間だ。中に入っていた俺の事なんてわかるはずがない。
 きっとあの時の俺の白い姿が、他の誰かに似ていたのだろう。ずっと探している人がいるとかも言ってたし。

 考えれば考えるほど泥沼に沈んでいく。もう関わらないと決めたはずなのに、やはり彼を目の前にしてしまうと放っておけなくなってしまう。親心、みたいなものだろうか。
 

 湯から上がり、使用人が用意してくれた服に袖を通す。来客用の服なのか、とても動きやすくて着心地が良かった。
 
 湯浴み場から出ると、ヨルバが扉の横の壁に寄りかかっていた。
 きっと待ってくれていたのだろう。申し訳ない気持ちになったが、部屋の場所をすっかり忘れていたので正直助かった。

「ヨルバさんは湯浴み、いいんですか?」
「僕はあとで」
 
 そのまま部屋へ戻ると、促されるままに椅子に腰を下ろす。涼やかな風が、頭をそっと撫でるように通り抜けた。どうやら風のスキルで髪を乾かしてくれているらしい。
 ヨルバは必要最低限のスキル魔法は使える。火も、風も、水も。ただその風のスキルがまさか髪を乾かすことに使われるとは思わなかったけど。

「……至れり尽くせりで、逆に怖いんですけど」
「風邪をひいてもいいのか?」
「嫌ですけど……このくらいなら、自然乾燥でも良いと思います」
「ベッドが濡れる」
「ぜひ乾かしましょう」

 他人様のベッドを濡れた髪で汚すなんてことはできない。かといって、自然乾燥を待てるほどの体力ももう残っていない。ならば、彼の好意に甘えるしかない。
 
 ヨルバの指が、風とともに髪を丁寧に梳いていく。

 その心地よさと優しい手の動きに、気づけば意識がふっと遠のいていた。

 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

僕を振った奴がストーカー気味に口説いてきて面倒臭いので早く追い返したい。執着されても城に戻りたくなんてないんです!

迷路を跳ぶ狐
BL
 社交界での立ち回りが苦手で、よく夜会でも失敗ばかりの僕は、いつも一族から罵倒され、軽んじられて生きてきた。このまま誰からも愛されたりしないと思っていたのに、突然、ろくに顔も合わせてくれない公爵家の男と、婚約することになってしまう。  だけど、婚約なんて名ばかりで、会話を交わすことはなく、同じ王城にいるはずなのに、顔も合わせない。  それでも、公爵家の役に立ちたくて、頑張ったつもりだった。夜遅くまで魔法のことを学び、必要な魔法も身につけ、僕は、正式に婚約が発表される日を、楽しみにしていた。  けれど、ある日僕は、公爵家と王家を害そうとしているのではないかと疑われてしまう。  一体なんの話だよ!!  否定しても誰も聞いてくれない。それが原因で、婚約するという話もなくなり、僕は幽閉されることが決まる。  ほとんど話したことすらない、僕の婚約者になるはずだった宰相様は、これまでどおり、ろくに言葉も交わさないまま、「婚約は考え直すことになった」とだけ、僕に告げて去って行った。  寂しいと言えば寂しかった。これまで、彼に相応しくなりたくて、頑張ってきたつもりだったから。だけど、仕方ないんだ……  全てを諦めて、王都から遠い、幽閉の砦に連れてこられた僕は、そこで新たな生活を始める。  食事を用意したり、荒れ果てた砦を修復したりして、結構楽しく暮らせていると思っていた矢先、森の中で王都の魔法使いが襲われているのを見つけてしまう。 *残酷な描写があり、たまに攻めが受け以外に非道なことをしたりしますが、受けには優しいです。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている

迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。 読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)  魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。  ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。  それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。  それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。  勘弁してほしい。  僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。

メインキャラ達の様子がおかしい件について

白鳩 唯斗
BL
 前世で遊んでいた乙女ゲームの世界に転生した。  サポートキャラとして、攻略対象キャラたちと過ごしていたフィンレーだが・・・・・・。  どうも攻略対象キャラ達の様子がおかしい。  ヒロインが登場しても、興味を示されないのだ。  世界を救うためにも、僕としては皆さん仲良くされて欲しいのですが・・・。  どうして僕の周りにメインキャラ達が集まるんですかっ!!  主人公が老若男女問わず好かれる話です。  登場キャラは全員闇を抱えています。  精神的に重めの描写、残酷な描写などがあります。  BL作品ですが、舞台が乙女ゲームなので、女性キャラも登場します。  恋愛というよりも、執着や依存といった重めの感情を主人公が向けられる作品となっております。

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

俺がこんなにモテるのはおかしいだろ!? 〜魔法と弟を愛でたいだけなのに、なぜそんなに執着してくるんだ!!!〜

小屋瀬
BL
「兄さんは僕に守られてればいい。ずっと、僕の側にいたらいい。」 魔法高等学校入学式。自覚ありのブラコン、レイ−クレシスは、今日入学してくる大好きな弟との再会に心を踊らせていた。“これからは毎日弟を愛でながら、大好きな魔法制作に明け暮れる日々を過ごせる”そう思っていたレイに待ち受けていたのは、波乱万丈な毎日で――― 義弟からの激しい束縛、王子からの謎の執着、親友からの重い愛⋯俺はただ、普通に過ごしたいだけなのにーーー!!!

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

【完結】弟を幸せにする唯一のルートを探すため、兄は何度も『やり直す』

バナナ男さん
BL
優秀な騎士の家系である伯爵家の【クレパス家】に生まれた<グレイ>は、容姿、実力、共に恵まれず、常に平均以上が取れない事から両親に冷たく扱われて育った。  そんなある日、父が気まぐれに手を出した娼婦が生んだ子供、腹違いの弟<ルーカス>が家にやってくる。 その生まれから弟は自分以上に両親にも使用人達にも冷たく扱われ、グレイは初めて『褒められる』という行為を知る。 それに恐怖を感じつつ、グレイはルーカスに接触を試みるも「金に困った事がないお坊ちゃんが!」と手酷く拒絶されてしまい……。   最初ツンツン、のちヤンデレ執着に変化する美形の弟✕平凡な兄です。兄弟、ヤンデレなので、地雷の方はご注意下さいm(__)m

処理中です...