7 / 9
07. クローゼットの攻防と銀色の弾丸
しおりを挟む
ミアベルが支度を終えた頃、ライアンが意気揚々と迎えに来た。
両親とカリナに見送られ、大型犬のような自信に満ちた彼のエスコートを受け、ミアベルは馬車に乗り込んだ。
石畳を揺られながら、窓の外を見る。かつて暮らした城が、亡霊たちの住処であるかのように、威圧的な巨体で空を突き刺していた。
会場へ続く回廊は、絹とベルベットの海だった。
デビューを待つ少女たちが蝶のようにざわめき、パートナーの令息たちが胸を張る。開宴まではまだ時間がある。ミアベルの視線は針のように鋭く周囲を巡っていた。これだけの外部の人間が出入りする晴れの日は、招かれざる客が紛れ込む絶好の機会でもある。
猫の勘が、うなじの毛を逆立てた。
何かが焦げ付くような、嫌な予感。その時だった。回廊の柱の影を、音もなく移動する数人の影が視界をかすめた。仕立ての良い礼服を着ているが、その動きはあまりに静かで、鋭すぎた。
(……怪しい)
ミアベルはドレスの裾を強く掴んだ。
「お、おい、ミアベル、どこ行くんだ?」
ライアンの間の抜けた制止を置き去りに、彼女はハイヒールの音を完全に消し、猫の足取りで彼らの後を追った。
だが、迷宮のような回廊の角を曲がったところで、影は煙のように消え失せていた。
「見失った……?」
ミアベルは悔しさに唇を噛んだ。
人間の五感は鈍い。まるで霧の中を見ようとしているようだ。諦めきれず、近くにあった応接室に飛び込む。
(もしかしたら、ここに隠れているかもしれない)
中は無人だった。
戻ろうとした、その時だ。
廊下の向こうから足音が近づいてきた。二つの足音。一つは重く、もう一つは軽いヒールの音。
「こちらへ、殿下……」
甘ったるい、砂糖を煮詰めたような女の声。
そして、低く冷たい男の短い返答。
心臓が大きな音を立てて騒いだ。
こんな場所で見つかれば、ただのお説教では済まない。素早く周囲を見回す。部屋の隅にある大きなオーク材のクローゼットが目に入った。
(あそこしかないわ!)
彼女は音もなく滑り込み、ドアノブが回されると同時に内側から扉を閉めた。
ガチャリ。
ドアが開く。廊下の光が差し込んだ。ミアベルは息を止め、扉の数ミリの隙間から、闇を通して外を覗き見た。
(……嘘、あれは)
テオだ。
新聞の粗い写真ではない。本物の、生きたテオドア皇太子がそこにいた。
十三年という月日は、彼を残酷なほど美しく変えていた。
少年時代の柔らかさは彫刻のように削ぎ落とされ、その黒曜石の瞳は、どこまでも深く、底のない闇だった。
(……相変わらず、寂しそうな目をしているのね)
胸の奥が、焼けつくように痛んだ。
今すぐに扉を蹴破って飛び出したい。その胸に顔を埋め、「帰ってきたよ」と喉を鳴らして甘えたい。
衝動を飲み込んだ。
こんなに近くにいるのに、数光年離れているように感じる。蝶を追いかけたあの少年はもういない。あの雪の日に見た深い闇だけが、より一層濃くなってそこに残っている。
だが、感傷は無粋な現実に遮られた。テオの腕に、蔦のように絡みついている女の存在によって。
「殿下ぁ……私、少し酔ってしまいましたわ」
アリアナ・ペテルギウス伯爵令嬢。
新聞で噂のブロンドの愛人。彼女は甘ったるい声でそう言うと、テオの胸板に頭を預けた。「ねえ、殿下。ここなら誰も来ませんわ……」
アリアナが爪先立ちになる。テオは拒まない。
彼女の顎に指を添え、口づけを許した。アリアナの唇から熱い吐息が漏れ、あろうことか、彼女は自分でドレスのボタンを外し始めた。
ミアベルは顔を覆いたくなった。
よりによって、感動の再会が愛人との情事の現場だなんて。見てはいけないものを見てしまった気まずさと、内臓をねじ切られるような痛みが渦巻く。
その時だった。
ガサゴソ。
クローゼットの奥、ミアベルの足元で何かが動いた。
暗闇の中、小さな灰色の影がチョロチョロと走り抜け、扉の隙間から外へ出ようとしている。
ネズミだ。
「みゃあっ」
理性が蒸発した。動く小さなものを見た瞬間、体が勝手に反応した。それは思考ではなく、魂に焼きついた反射だった。
ミアベルはクローゼットから弾丸のように飛び出した。獲物を追って。
ドカッ!!
「くっ!?」
彼女のタックルはネズミではなく、その延長線上にいた障害物――テオドア皇太子に綺麗に炸裂した。
世界が傾いた。
あまりに唐突な出来事に、テオが受け身を取れずに仰向けに倒れる。その胸の上に、ミアベルが馬乗りになる形で着地した。
沈黙。完全なる沈黙。
テオは床に倒れたまま、家具から湧いて出た少女を見上げていた。
距離はわずか数センチ。テオの瞳が、驚愕で見開かれている。懐かしいインクと冬の匂いが、ミアベルの鼻腔を満たした。
アリアナは金魚のように口をパクパクさせた後、ようやく悲鳴を絞り出した。
「キャアアアアア!!な、な、何ですの貴女はァッ!?」
ミアベルは凍りついた。膝の下に感じる、テオの硬い腹筋の感触。
「あ……」
(やってしまった)
覗き魔、ネズミ捕り、皇太子襲撃犯、そしてムードブレイカー。
これら全ての称号を十秒足らずで獲得した。顔が一気に沸騰する。
カリナの声が脳内で反響した。
『お嬢様、もう少しお淑やかになさってください』
ミアベルの脳細胞が、決死の脱出ルートを弾き出した。
「ご、ごごごめんなさい!!」
彼女はバネのように跳ね起きた。
「お、お取り込み中失礼しました!私は何も見ていません!ネズミしか見ていませんので、どうぞ続きを!!」
「おい、待て!」
テオの手が伸びたが、彼女は止まらなかった。
「それでは失礼します!」
彼女は窓のラッチを外し、大きく開け放つと、ドレスの裾を翻して夜の闇へとダイブした。
空中で体をひねり、植え込みに音もなく着地する。そして脱兎のごとく闇に紛れ、亡霊のように走り去った。
残された応接室には、窓から吹き込む冷たい夜風だけが漂っていた。
「な、何だったのかしら今の女……まるで野良猫みたいだったわ!」
アリアナが髪を直しながら叫んだ。
だが、テオは彼女を無視し、開け放たれた窓に歩み寄った。
彼女が飛び降りた闇の底をじっと見つめる。
「……ここは二階だぞ?」
テオの声には、奇妙な響きがあった。
怒りではない。恐怖でもない。それは、純粋な面白がりだった。
手には、まだ感触が残っていた。とっさに受け止めた時の、温かく、柔らかい重み。生きている重み。
そしてあの髪。月明かりに流れた白銀。かつて知っていた夏の空のような青い瞳。
人間離れした身軽さと、躊躇なく飛び降りる度胸。
テオの凍てついた荒野のような瞳に、小さな火花が散った。
退屈で灰色だった世界に、突然、鮮やかで強烈な色彩がぶち撒けられたのだ。
「殿下?さっきの失礼な女のことなんて忘れて、続きを……」
アリアナが甘い声ですり寄ってくる。
テオは無言で、まるで衣服についた埃を払うかのように彼女を振り払った。視線すら向けない。
「興ざめだ」
彼は低く吐き捨てた。
呆然とする伯爵令嬢を冷たい風の中に置き去りにし、テオは部屋を出ていった。
その唇には、小さく、暗い笑みが浮かんでいた。狩りが始まったのだ。
両親とカリナに見送られ、大型犬のような自信に満ちた彼のエスコートを受け、ミアベルは馬車に乗り込んだ。
石畳を揺られながら、窓の外を見る。かつて暮らした城が、亡霊たちの住処であるかのように、威圧的な巨体で空を突き刺していた。
会場へ続く回廊は、絹とベルベットの海だった。
デビューを待つ少女たちが蝶のようにざわめき、パートナーの令息たちが胸を張る。開宴まではまだ時間がある。ミアベルの視線は針のように鋭く周囲を巡っていた。これだけの外部の人間が出入りする晴れの日は、招かれざる客が紛れ込む絶好の機会でもある。
猫の勘が、うなじの毛を逆立てた。
何かが焦げ付くような、嫌な予感。その時だった。回廊の柱の影を、音もなく移動する数人の影が視界をかすめた。仕立ての良い礼服を着ているが、その動きはあまりに静かで、鋭すぎた。
(……怪しい)
ミアベルはドレスの裾を強く掴んだ。
「お、おい、ミアベル、どこ行くんだ?」
ライアンの間の抜けた制止を置き去りに、彼女はハイヒールの音を完全に消し、猫の足取りで彼らの後を追った。
だが、迷宮のような回廊の角を曲がったところで、影は煙のように消え失せていた。
「見失った……?」
ミアベルは悔しさに唇を噛んだ。
人間の五感は鈍い。まるで霧の中を見ようとしているようだ。諦めきれず、近くにあった応接室に飛び込む。
(もしかしたら、ここに隠れているかもしれない)
中は無人だった。
戻ろうとした、その時だ。
廊下の向こうから足音が近づいてきた。二つの足音。一つは重く、もう一つは軽いヒールの音。
「こちらへ、殿下……」
甘ったるい、砂糖を煮詰めたような女の声。
そして、低く冷たい男の短い返答。
心臓が大きな音を立てて騒いだ。
こんな場所で見つかれば、ただのお説教では済まない。素早く周囲を見回す。部屋の隅にある大きなオーク材のクローゼットが目に入った。
(あそこしかないわ!)
彼女は音もなく滑り込み、ドアノブが回されると同時に内側から扉を閉めた。
ガチャリ。
ドアが開く。廊下の光が差し込んだ。ミアベルは息を止め、扉の数ミリの隙間から、闇を通して外を覗き見た。
(……嘘、あれは)
テオだ。
新聞の粗い写真ではない。本物の、生きたテオドア皇太子がそこにいた。
十三年という月日は、彼を残酷なほど美しく変えていた。
少年時代の柔らかさは彫刻のように削ぎ落とされ、その黒曜石の瞳は、どこまでも深く、底のない闇だった。
(……相変わらず、寂しそうな目をしているのね)
胸の奥が、焼けつくように痛んだ。
今すぐに扉を蹴破って飛び出したい。その胸に顔を埋め、「帰ってきたよ」と喉を鳴らして甘えたい。
衝動を飲み込んだ。
こんなに近くにいるのに、数光年離れているように感じる。蝶を追いかけたあの少年はもういない。あの雪の日に見た深い闇だけが、より一層濃くなってそこに残っている。
だが、感傷は無粋な現実に遮られた。テオの腕に、蔦のように絡みついている女の存在によって。
「殿下ぁ……私、少し酔ってしまいましたわ」
アリアナ・ペテルギウス伯爵令嬢。
新聞で噂のブロンドの愛人。彼女は甘ったるい声でそう言うと、テオの胸板に頭を預けた。「ねえ、殿下。ここなら誰も来ませんわ……」
アリアナが爪先立ちになる。テオは拒まない。
彼女の顎に指を添え、口づけを許した。アリアナの唇から熱い吐息が漏れ、あろうことか、彼女は自分でドレスのボタンを外し始めた。
ミアベルは顔を覆いたくなった。
よりによって、感動の再会が愛人との情事の現場だなんて。見てはいけないものを見てしまった気まずさと、内臓をねじ切られるような痛みが渦巻く。
その時だった。
ガサゴソ。
クローゼットの奥、ミアベルの足元で何かが動いた。
暗闇の中、小さな灰色の影がチョロチョロと走り抜け、扉の隙間から外へ出ようとしている。
ネズミだ。
「みゃあっ」
理性が蒸発した。動く小さなものを見た瞬間、体が勝手に反応した。それは思考ではなく、魂に焼きついた反射だった。
ミアベルはクローゼットから弾丸のように飛び出した。獲物を追って。
ドカッ!!
「くっ!?」
彼女のタックルはネズミではなく、その延長線上にいた障害物――テオドア皇太子に綺麗に炸裂した。
世界が傾いた。
あまりに唐突な出来事に、テオが受け身を取れずに仰向けに倒れる。その胸の上に、ミアベルが馬乗りになる形で着地した。
沈黙。完全なる沈黙。
テオは床に倒れたまま、家具から湧いて出た少女を見上げていた。
距離はわずか数センチ。テオの瞳が、驚愕で見開かれている。懐かしいインクと冬の匂いが、ミアベルの鼻腔を満たした。
アリアナは金魚のように口をパクパクさせた後、ようやく悲鳴を絞り出した。
「キャアアアアア!!な、な、何ですの貴女はァッ!?」
ミアベルは凍りついた。膝の下に感じる、テオの硬い腹筋の感触。
「あ……」
(やってしまった)
覗き魔、ネズミ捕り、皇太子襲撃犯、そしてムードブレイカー。
これら全ての称号を十秒足らずで獲得した。顔が一気に沸騰する。
カリナの声が脳内で反響した。
『お嬢様、もう少しお淑やかになさってください』
ミアベルの脳細胞が、決死の脱出ルートを弾き出した。
「ご、ごごごめんなさい!!」
彼女はバネのように跳ね起きた。
「お、お取り込み中失礼しました!私は何も見ていません!ネズミしか見ていませんので、どうぞ続きを!!」
「おい、待て!」
テオの手が伸びたが、彼女は止まらなかった。
「それでは失礼します!」
彼女は窓のラッチを外し、大きく開け放つと、ドレスの裾を翻して夜の闇へとダイブした。
空中で体をひねり、植え込みに音もなく着地する。そして脱兎のごとく闇に紛れ、亡霊のように走り去った。
残された応接室には、窓から吹き込む冷たい夜風だけが漂っていた。
「な、何だったのかしら今の女……まるで野良猫みたいだったわ!」
アリアナが髪を直しながら叫んだ。
だが、テオは彼女を無視し、開け放たれた窓に歩み寄った。
彼女が飛び降りた闇の底をじっと見つめる。
「……ここは二階だぞ?」
テオの声には、奇妙な響きがあった。
怒りではない。恐怖でもない。それは、純粋な面白がりだった。
手には、まだ感触が残っていた。とっさに受け止めた時の、温かく、柔らかい重み。生きている重み。
そしてあの髪。月明かりに流れた白銀。かつて知っていた夏の空のような青い瞳。
人間離れした身軽さと、躊躇なく飛び降りる度胸。
テオの凍てついた荒野のような瞳に、小さな火花が散った。
退屈で灰色だった世界に、突然、鮮やかで強烈な色彩がぶち撒けられたのだ。
「殿下?さっきの失礼な女のことなんて忘れて、続きを……」
アリアナが甘い声ですり寄ってくる。
テオは無言で、まるで衣服についた埃を払うかのように彼女を振り払った。視線すら向けない。
「興ざめだ」
彼は低く吐き捨てた。
呆然とする伯爵令嬢を冷たい風の中に置き去りにし、テオは部屋を出ていった。
その唇には、小さく、暗い笑みが浮かんでいた。狩りが始まったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
お姫様は死に、魔女様は目覚めた
悠十
恋愛
とある大国に、小さいけれど豊かな国の姫君が側妃として嫁いだ。
しかし、離宮に案内されるも、離宮には侍女も衛兵も居ない。ベルを鳴らしても、人を呼んでも誰も来ず、姫君は長旅の疲れから眠り込んでしまう。
そして、深夜、姫君は目覚め、体の不調を感じた。そのまま気を失い、三度目覚め、三度気を失い、そして……
「あ、あれ? えっ、なんで私、前の体に戻ってるわけ?」
姫君だった少女は、前世の魔女の体に魂が戻ってきていた。
「えっ、まさか、あのまま死んだ⁉」
魔女は慌てて遠見の水晶を覗き込む。自分の――姫君の体は、嫁いだ大国はいったいどうなっているのか知るために……
【完結】あなたに嫌われている
なか
恋愛
子爵令嬢だった私に反対を押し切って
結婚しようと言ってくれた日も
一緒に過ごした日も私は忘れない
辛かった日々も………きっと………
あなたと過ごした2年間の四季をめぐりながら
エド、会いに行くね
待っていて
『嫌われ令嬢ですが、最終的に溺愛される予定です』
由香
恋愛
貴族令嬢エマは、自分が周囲から嫌われていると信じて疑わなかった。
婚約者である侯爵令息レオンからも距離を取られ、冷たい視線を向けられている――そう思っていたのに。
ある日、思いがけず聞いてしまった彼の本音。
「君を嫌ったことなど、一度もない」
それは誤解とすれ違いが重なっただけの、両片思いだった。
勘違いから始まる、甘くて優しい溺愛恋物語。
将来の嫁ぎ先は確保済みです……が?!
翠月るるな
恋愛
ある日階段から落ちて、とある物語を思い出した。
侯爵令息と男爵令嬢の秘密の恋…みたいな。
そしてここが、その話を基にした世界に酷似していることに気づく。
私は主人公の婚約者。話の流れからすれば破棄されることになる。
この歳で婚約破棄なんてされたら、名に傷が付く。
それでは次の結婚は望めない。
その前に、同じ前世の記憶がある男性との婚姻話を水面下で進めましょうか。
【完結】恋人にしたい人と結婚したい人とは別だよね?―――激しく同意するので別れましょう
冬馬亮
恋愛
「恋人にしたい人と結婚したい人とは別だよね?」
セシリエの婚約者、イアーゴはそう言った。
少し離れた後ろの席で、婚約者にその台詞を聞かれているとも知らずに。
※たぶん全部で15〜20話くらいの予定です。
さくさく進みます。
【完結】無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない
ベル
恋愛
旦那様とは政略結婚。
公爵家の次期当主であった旦那様と、領地の経営が悪化し、没落寸前の伯爵令嬢だった私。
旦那様と結婚したおかげで私の家は安定し、今では昔よりも裕福な暮らしができるようになりました。
そんな私は旦那様に感謝しています。
無口で何を考えているか分かりにくい方ですが、とてもお優しい方なのです。
そんな二人の日常を書いてみました。
お読みいただき本当にありがとうございますm(_ _)m
無事完結しました!
婚約者が私のことをゴリラと言っていたので、距離を置くことにしました
相馬香子
恋愛
ある日、クローネは婚約者であるレアルと彼の友人たちの会話を盗み聞きしてしまう。
――男らしい? ゴリラ?
クローネに対するレアルの言葉にショックを受けた彼女は、レアルに絶交を突きつけるのだった。
デリカシーゼロ男と男装女子の織り成す、勘違い系ラブコメディです。
悪役令嬢の涙
拓海のり
恋愛
公爵令嬢グレイスは婚約者である王太子エドマンドに卒業パーティで婚約破棄される。王子の側には、癒しの魔法を使え聖女ではないかと噂される子爵家に引き取られたメアリ―がいた。13000字の短編です。他サイトにも投稿します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる