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激情編
26-2
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「いくわよティグロ!」
「ハイハイ……」
そこからはアストの協力を得て、ルチカは華麗に怪物を倒した。スパークルクラッシュの輝きが残る中、一仕事終えたとばかりにルチカは伸びをする。
「よっし! 終了!」
「お疲れルチカ!」
二人が健闘を讃え合うのを、ティグロは無言で見下ろしていた。彼の存在を思い出したルチカはいつも通りの台詞を吐く。
「もう来なくていいからね!」
「……フーン?」
「な、何よ」
ルチカは訝しむ。ティグロは地上に降りると、ルチカに近付いた。ルチカは後退る。
「な、何、何、何の用!?」
「さあ?」
ティグロは一瞬で距離を詰める。ルチカが反応するより早くその手首を掴み、腰に手を回した。身動きが取れなくなったルチカは目を瞬かせる。
「はっ!? 何……」
間近で赤い目が細められる。ルチカは何故かぼんやりとしてろくに抵抗もしなかった。唇が触れ合う、と、僅かにルチカの指が泳いだ。離れた瞬間に慌てて何か言おうとするも、また塞がれる。
「ちょ……ちょっと!」
やっと声を絞り出した時にはルチカの身は解放されていて、ティグロの目はアストの方を向いていた。そしてさも愉快そうに笑みを浮かべ、姿を消した。
ルチカは呆然としていたものの、自分の姿を思い出してすぐに変身を解く。頭が熱っぽく、うまく働かない中で言った。
「あ、アスト、とにかく、帰ろ……?」
黒い兎は動かない。陽波はその後頭部を指でつついた。
「大丈夫? 聞こえてる?」
「……陽波こそ大丈夫?」
「私は大丈夫。帰ろ!」
陽波は何とか笑みを浮かべ、兎姿のアストを抱えて帰った。
**
陽波は部屋に入り荷物を置いて着替え、腕まくりをした。魔法少女業が終わればいつもの日常だ。
陽波は冷蔵庫を開けて呟く。
「夕飯何にしよう」
「陽波」
「ねえアスト、今日は何作る?」
アストは人間の姿で、複雑そうな表情をしていた。陽波は敢えて触れずに冷蔵庫の中を漁る。
「あれ。こんにゃくなんて買ったっけ? 自分で買っておいて記憶にないという。老化か~?」
「ひ、陽波!」
「なーに? 作りたい物あるなら今のうちに言ってよ」
「そうじゃなくて……!」
陽波は渋々冷蔵庫を閉めてアストと向き合う。アストは陽波の両肩を掴んで訴えた。
「何でそんな平然としてるの!? 辛くないの!?」
「辛いも何も、早くご飯食べて寝たいし……」
実際、陽波は辛くなかった。ティグロの行動もただ驚いただけで、自分でも不思議なくらいに心は穏やかだった。からかい目的だろうし、と陽波は大して深くも考えていなかった。それより日常生活の方が大事である。
「あんなことされて、嫌だっただろ……」
「まあ、でも、ただ馬鹿にするのが目的だったんだろうし、深く考えない方がいいよ」
嫌だったかと聞かれて陽波は若干狼狽えた。実を言うとそこまで嫌でもなかったのだ。もしかして本当に見境ないのか自分は、と不安になってしまうほどに。
陽波よりもアストの方が辛そうだ。アストは目を伏せながら言った。
「陽波、魔法少女やめよう」
「は? え? 私しかいないのに、やめたら困るでしょ」
「別にいい。どうでもいい」
「アスト、落ち着いて。そこまで深刻に考えることじゃない」
ティグロめ、と陽波は今更彼を恨んだ。アストが心労のあまり変なことを言い出してしまったではないか。陽波はアストの腕を掴んで、肩から剥がす。
「その話は後にして、先にご飯食べようよ。私お腹すいたし疲れた」
陽波は冷蔵庫から適当に食材を取り出した。あれこれ切るのも面倒なので手で千切った野菜を炒めればいいか、と、フライパンを取り出して腕まくりをする。
「アストは疲れたなら座っててくれていいよ。さっさと作っちゃうから」
「陽波こっち向いて」
「私はいい加減にご飯を作りたいんだけ……」
息を吐きつつ陽波が振り向くと、アストの顔が降ってきた。咄嗟に押しのけようとした陽波の手を掴み、アストは唇を重ねる。身を引こうとした陽波はキッチンの下部に踵を当てた。
勢いに押されるまま陽波の姿勢が下がっていくが、アストは構わずに食いついている。
「む……! んん……い、いい加減にしろこのバカ!」
陽波は掴まれていない方の腕を上げ、アストの頭に肘を落とした。アストが少し後退った瞬間にフライパンを掴む。
「次、近付いたらこれで殴るから。大人しく座ってろ! バカ!」
「陽波! だって俺」
「喋るな! 私疲れてるしお腹すいてるし、さっさとご飯作りたいの! 分かる!?」
空腹故の苛立ちが収まらない。アストが引き下がったのを見た後、陽波は再びキッチンに向かった。乱暴にキャベツを千切ってはフライパンに投入していく。
雑に作り上げた野菜炒めを食べ終え、陽波はやっと落ち着いた。アストは無言である。陽波は念を押すように言った。
「さっきの話だけど。私は全く色々気にしてないから、アストも気にしなくていい。オッケー?」
「オッケーじゃない……」
アストはようやく口を開いた。陽波は彼の兎耳を見つめる。これが出ているということは気持ちの余裕がないらしい。
「何が気になるの」
「だっ……だって、陽波、ティグロのこと好きなのぉ……?」
「はい~?」
アストは半泣きの顔を向けた。陽波は呆れるしかない。
「わけ分かんないこと言うな」
「俺のことすごく嫌がるのに、ティグロのことは別に嫌がってなかったよね……?」
「気の所為」
とも言い切れないがこの場はそう言うのが一番だと陽波は判断した。
「あいつはアストと私の反応見て面白がってるだけなんだからさあ。忘れるのが一番」
「……じゃあ陽波から、俺にキスしてよ」
「はあぁ~?」
陽波渾身の“はあぁ~?”が出た。何だこの面倒臭い兎は。陽波は顔をしかめた。アストは床を睨みながら言う。
「やっぱり俺じゃ嫌なんだ」
「めんどくさっ!」
「陽波は俺のこと嫌いなんだ……」
アストは床に倒れてしまう。陽波はどうするべきか悩みもせず、無視してシャワーを浴びに行った。一人取り残されたアストは、床に頬をつけたまま長く息を吐いた。
「陽波のあほおぉ~……」
聞こえるはずもない文句は、長く部屋を漂って消えた。
「ハイハイ……」
そこからはアストの協力を得て、ルチカは華麗に怪物を倒した。スパークルクラッシュの輝きが残る中、一仕事終えたとばかりにルチカは伸びをする。
「よっし! 終了!」
「お疲れルチカ!」
二人が健闘を讃え合うのを、ティグロは無言で見下ろしていた。彼の存在を思い出したルチカはいつも通りの台詞を吐く。
「もう来なくていいからね!」
「……フーン?」
「な、何よ」
ルチカは訝しむ。ティグロは地上に降りると、ルチカに近付いた。ルチカは後退る。
「な、何、何、何の用!?」
「さあ?」
ティグロは一瞬で距離を詰める。ルチカが反応するより早くその手首を掴み、腰に手を回した。身動きが取れなくなったルチカは目を瞬かせる。
「はっ!? 何……」
間近で赤い目が細められる。ルチカは何故かぼんやりとしてろくに抵抗もしなかった。唇が触れ合う、と、僅かにルチカの指が泳いだ。離れた瞬間に慌てて何か言おうとするも、また塞がれる。
「ちょ……ちょっと!」
やっと声を絞り出した時にはルチカの身は解放されていて、ティグロの目はアストの方を向いていた。そしてさも愉快そうに笑みを浮かべ、姿を消した。
ルチカは呆然としていたものの、自分の姿を思い出してすぐに変身を解く。頭が熱っぽく、うまく働かない中で言った。
「あ、アスト、とにかく、帰ろ……?」
黒い兎は動かない。陽波はその後頭部を指でつついた。
「大丈夫? 聞こえてる?」
「……陽波こそ大丈夫?」
「私は大丈夫。帰ろ!」
陽波は何とか笑みを浮かべ、兎姿のアストを抱えて帰った。
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陽波は部屋に入り荷物を置いて着替え、腕まくりをした。魔法少女業が終わればいつもの日常だ。
陽波は冷蔵庫を開けて呟く。
「夕飯何にしよう」
「陽波」
「ねえアスト、今日は何作る?」
アストは人間の姿で、複雑そうな表情をしていた。陽波は敢えて触れずに冷蔵庫の中を漁る。
「あれ。こんにゃくなんて買ったっけ? 自分で買っておいて記憶にないという。老化か~?」
「ひ、陽波!」
「なーに? 作りたい物あるなら今のうちに言ってよ」
「そうじゃなくて……!」
陽波は渋々冷蔵庫を閉めてアストと向き合う。アストは陽波の両肩を掴んで訴えた。
「何でそんな平然としてるの!? 辛くないの!?」
「辛いも何も、早くご飯食べて寝たいし……」
実際、陽波は辛くなかった。ティグロの行動もただ驚いただけで、自分でも不思議なくらいに心は穏やかだった。からかい目的だろうし、と陽波は大して深くも考えていなかった。それより日常生活の方が大事である。
「あんなことされて、嫌だっただろ……」
「まあ、でも、ただ馬鹿にするのが目的だったんだろうし、深く考えない方がいいよ」
嫌だったかと聞かれて陽波は若干狼狽えた。実を言うとそこまで嫌でもなかったのだ。もしかして本当に見境ないのか自分は、と不安になってしまうほどに。
陽波よりもアストの方が辛そうだ。アストは目を伏せながら言った。
「陽波、魔法少女やめよう」
「は? え? 私しかいないのに、やめたら困るでしょ」
「別にいい。どうでもいい」
「アスト、落ち着いて。そこまで深刻に考えることじゃない」
ティグロめ、と陽波は今更彼を恨んだ。アストが心労のあまり変なことを言い出してしまったではないか。陽波はアストの腕を掴んで、肩から剥がす。
「その話は後にして、先にご飯食べようよ。私お腹すいたし疲れた」
陽波は冷蔵庫から適当に食材を取り出した。あれこれ切るのも面倒なので手で千切った野菜を炒めればいいか、と、フライパンを取り出して腕まくりをする。
「アストは疲れたなら座っててくれていいよ。さっさと作っちゃうから」
「陽波こっち向いて」
「私はいい加減にご飯を作りたいんだけ……」
息を吐きつつ陽波が振り向くと、アストの顔が降ってきた。咄嗟に押しのけようとした陽波の手を掴み、アストは唇を重ねる。身を引こうとした陽波はキッチンの下部に踵を当てた。
勢いに押されるまま陽波の姿勢が下がっていくが、アストは構わずに食いついている。
「む……! んん……い、いい加減にしろこのバカ!」
陽波は掴まれていない方の腕を上げ、アストの頭に肘を落とした。アストが少し後退った瞬間にフライパンを掴む。
「次、近付いたらこれで殴るから。大人しく座ってろ! バカ!」
「陽波! だって俺」
「喋るな! 私疲れてるしお腹すいてるし、さっさとご飯作りたいの! 分かる!?」
空腹故の苛立ちが収まらない。アストが引き下がったのを見た後、陽波は再びキッチンに向かった。乱暴にキャベツを千切ってはフライパンに投入していく。
雑に作り上げた野菜炒めを食べ終え、陽波はやっと落ち着いた。アストは無言である。陽波は念を押すように言った。
「さっきの話だけど。私は全く色々気にしてないから、アストも気にしなくていい。オッケー?」
「オッケーじゃない……」
アストはようやく口を開いた。陽波は彼の兎耳を見つめる。これが出ているということは気持ちの余裕がないらしい。
「何が気になるの」
「だっ……だって、陽波、ティグロのこと好きなのぉ……?」
「はい~?」
アストは半泣きの顔を向けた。陽波は呆れるしかない。
「わけ分かんないこと言うな」
「俺のことすごく嫌がるのに、ティグロのことは別に嫌がってなかったよね……?」
「気の所為」
とも言い切れないがこの場はそう言うのが一番だと陽波は判断した。
「あいつはアストと私の反応見て面白がってるだけなんだからさあ。忘れるのが一番」
「……じゃあ陽波から、俺にキスしてよ」
「はあぁ~?」
陽波渾身の“はあぁ~?”が出た。何だこの面倒臭い兎は。陽波は顔をしかめた。アストは床を睨みながら言う。
「やっぱり俺じゃ嫌なんだ」
「めんどくさっ!」
「陽波は俺のこと嫌いなんだ……」
アストは床に倒れてしまう。陽波はどうするべきか悩みもせず、無視してシャワーを浴びに行った。一人取り残されたアストは、床に頬をつけたまま長く息を吐いた。
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聞こえるはずもない文句は、長く部屋を漂って消えた。
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