女子大生の魔女裁判 第二審 ー生け花パクパク殺人事件ー

八木山

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1巡目 あかり→ゆかり 「半分の写真」

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あかり:
ゆかりよォ、これどういうことか説明できんだよなぁ?

*:
ゆかりの部屋を調べたあかりの手には、一枚の紙きれがあった。
それは、ぽかりが誰かと映っていたであろう写真だった。
よほど相手とは親しかったのだろう、ぽかりの顔には見たことのない満面の笑顔が広がっている。
一方、その「誰か」から遠ざけるように、写真は真ん中でちぎられていた。

ゆかり:
それは、ぽかりの写真だけど

あかり:
そう言うことじゃねえ
どうしてそんなものを旅先までお前が持ってきているのかってことが聞きてーんだって

ほとり:
今日はしゃいでいた間も、ぽかりさんのここまでの笑顔は見てないッスよ?

あかり:
その相手に嫉妬していたんじゃないか、お前?
だから写真を半分にちぎったんだ
結局ぽかりの心はお前になびかなかった
ならいっそ、綺麗な思い出のままにするために、ぽかりを殺した

ひかり:
花はまさにその手向けだった、と

ほとり:
逆ギレで殺害したヤンデレってことですね
目の下に隈が出来てますし、あると思います

ゆかり:
嫉妬?違うね
むしろ逆だよ

あかり:
え?マジ?

ひかり:
あー、何か想像出来ちゃうのが嫌だわ・・・
耳を貸すのも躊躇われるが、一応聞くわ

ゆかり:
ふふ、ありがとう
その写真、
二人きりで行った水族館の写真だよ

あかり:
う、うぇぇ!?
じゃ、じゃあ、お前とポカリって、なの!?

ゆかり:
うん、だよ
僕の完全な世界にはぽかりしか要らない!
だから僕自身も写真から切り離したまでだ!

ほとり:
ヒューッ!キマシタワー!

かいり:
確かに大学で女子にモテモテですからね、ゆかりは

ほとり:
インドアゆるふわガールにつけこんで秘密の花園を決め込んでたってことですか
え、花ってそういう・・・

ひかり:
ノンノンノンノンノン
ルームメイト同士で恋愛、これご法度
どっちにしても追放で確定でOK?
それに、仮にそうでも、ゆかりが怪しいのは変わらないからね?

ゆかり:
・・・どういうこと?

ひかり:
ぽかりが口から生やしてる花のカルミアの花言葉、何か知ってる?
、だよ

あかり:
そ、そっかぁ!
二人は恋仲だったが、ぽかりがゆかりを振った
その結果逆上して殺した、ってことだな!
なんだ、俺様間違ってないじゃん
むしろグズグズの爛れた関係だったゆかりこそが犯人じゃないか

ほとり:
逆ギレで殺害したヤンデレってことですね
目の下に隈が出来てますし、あると思います

ゆかり:
それさっきも言ってなかった?
というかそれが本当なら意図して証拠を残しすぎだよ

かいり:
これについては一理ありますね
ここでゆかりが犯人なのだとしたら、今の時点のスタンスは「ほぼほぼ自分だとわかるやり方で殺して、他人に罪をかぶせる」になりますが、そんな回りくどいことをして何になるのやら

ゆかり:
かいりの言う通りだよ
この中に、調べればすぐにわかるような事実で、僕を人殺しにしたい人がいるみたいだけどさ
自分も探られるってことは理解できてるのかな、あかり

あかり:
ですよねー
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