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別居生活
訪問者
しおりを挟む嫌な予感がして戻ってきた…のは、間違いだったのかもしれない。
「シャルロット!」
ゼイルドは喜んでいたけれど、シャルロットは早口に問いかけた。
「ユーリお兄様が来たと聞きました」
ユーリの名前が出た瞬間、ゼイルドの表情がピシッと固まった。
「…会いたかったか」
どうやら勘違いをしているようなので、一応訂正しておく。
「抗議されたと聞きました。…その後、誰か来ませんでしたか?」
「…誰か?」
「そう、例えば…」
姉の、ルーラ…とか…。
と、その時。
バロンがきた。
「ゼイルド様。お客様がいらっしゃっています」
「なに?約束はなかったはずだが…」
「シャルロット様のお姉様でいらっしゃいます、ルーラ様がいらっしゃって…」
ほら、やっぱり。
嫌な予感とはこれなのだ。
「ルーラといえば………何の用だ?」
「それが…。シャルロット様を出せ、としか申されませんので…」
シャルロットには簡単に想像できた。あの気性の荒いルーラのことだ。バロンにもわめき散らしたのだろう。
「…さっき言った、誰か、か?」
ゼイルドがシャルロットを見たので、首を縦に振る。
「…俺がすぐに行くと伝えてくれ」
「ゼス様!」
「あの気性の荒い女のことだ。身重のお前に何をしでかすか分からない」
ここで待っておけよ、とそれだけ言ってゼイルドはルーラの待つ部屋へと向かった。
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