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紋章と証拠
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「ギャァァァァ!!」
威嚇するように、化け物鳥は叫ぶ。
全身が黒い毛で覆われた巨大な鳥類モンスター。
こんなものに襲われたら、誰だって必死でその場から逃げ出すだろう。
しかし、私は確かめなければならない。
本当にこの化け物鳥が自分の意思でヤーク家の荷馬車を襲っていたのかを。
私には遥か上空からヤーク家の荷馬車だけを狙うことができるのか疑問だった。
何か特別なものでも運んでいれば別かもしれないが、食料にしたって、輝く金品にしたって、どの商人だって運んでいる。
だとすれば……。
「確かめさせてもらうわよ!」
私は『跳躍力向上』を発動し、地面を蹴った。
空中に飛び上がった私は、身体を宙で百八十度回転させ、化け物鳥の首元を掴む形で背中に飛び乗る。
「ギャァァァァ!!」
化け物鳥は私を振り落とそうと暴れるが、『姿勢安定Ⅹ』のおかけで、全く問題はない。
私は化け物鳥の首元から背中にかけて、黒い毛をかき分けて目的の物を探す。
私の勘が正しければ、この辺にーー。
そして、発見した。
淡く光る円形の紋章。円の内側は複雑な紋様が描かれているが、それが何かは一目でわかった。
「やっぱり『服従』がかけられてる……!」
スキル『服従』は人間やモンスターを自分の支配下に置くレアスキルの一種だ。
レベルによって、支配強制度と同時に使用できる人数は変わってくるものの、レベルが低くても強力なことには変わりない。
ほとんどの人間は適正を得ることはないが、それでも少数の人間が取得し、悪事を働く例がないわけでもない。
王国内で力を持っていた大きな団体の独裁的リーダーが、『服従Ⅴ』持ちだったなんて話も聞いたことがあった。
そして、化け物鳥に浮かび上がっている紋章は紛れもなく、その『服従』をかけられている証拠だ。
となると、化け物鳥は自分の意思ではなく、誰かの思惑でヤーク家の荷馬車を襲っていたことになる。
「それじゃあ、犯人を見つけましょうか」
私はあるスキルの発動準備に入った。
威嚇するように、化け物鳥は叫ぶ。
全身が黒い毛で覆われた巨大な鳥類モンスター。
こんなものに襲われたら、誰だって必死でその場から逃げ出すだろう。
しかし、私は確かめなければならない。
本当にこの化け物鳥が自分の意思でヤーク家の荷馬車を襲っていたのかを。
私には遥か上空からヤーク家の荷馬車だけを狙うことができるのか疑問だった。
何か特別なものでも運んでいれば別かもしれないが、食料にしたって、輝く金品にしたって、どの商人だって運んでいる。
だとすれば……。
「確かめさせてもらうわよ!」
私は『跳躍力向上』を発動し、地面を蹴った。
空中に飛び上がった私は、身体を宙で百八十度回転させ、化け物鳥の首元を掴む形で背中に飛び乗る。
「ギャァァァァ!!」
化け物鳥は私を振り落とそうと暴れるが、『姿勢安定Ⅹ』のおかけで、全く問題はない。
私は化け物鳥の首元から背中にかけて、黒い毛をかき分けて目的の物を探す。
私の勘が正しければ、この辺にーー。
そして、発見した。
淡く光る円形の紋章。円の内側は複雑な紋様が描かれているが、それが何かは一目でわかった。
「やっぱり『服従』がかけられてる……!」
スキル『服従』は人間やモンスターを自分の支配下に置くレアスキルの一種だ。
レベルによって、支配強制度と同時に使用できる人数は変わってくるものの、レベルが低くても強力なことには変わりない。
ほとんどの人間は適正を得ることはないが、それでも少数の人間が取得し、悪事を働く例がないわけでもない。
王国内で力を持っていた大きな団体の独裁的リーダーが、『服従Ⅴ』持ちだったなんて話も聞いたことがあった。
そして、化け物鳥に浮かび上がっている紋章は紛れもなく、その『服従』をかけられている証拠だ。
となると、化け物鳥は自分の意思ではなく、誰かの思惑でヤーク家の荷馬車を襲っていたことになる。
「それじゃあ、犯人を見つけましょうか」
私はあるスキルの発動準備に入った。
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