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パッシブスキル『魔法耐性』
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タルクが放った新たな雷撃魔法。
それを避ける力は残っていなかった。
私はふらついたまま、自身へ向かって飛来する雷撃を見つめーー。
次の瞬間、空に飛び上がっていた。
「ビッグ……ありがとう……」
私の赤フードをつかみ、空へと上昇して雷撃を避けたのはビッグだった。
雷撃はビッグを追尾する形で空へと駆け上がったが、急角度で旋回を続けるビッグに追いつくことはできず、やがて魔力が尽きて消滅する。
同時に、私の意識や身体も急速に回復に向かいつつあった。
さすがに私が取得している防御、回復系スキルを片っ端から発動させたこともあって、体外、体内の損傷は修復され、意識も正常に戻る。
気づけば、私の脳内には文章が浮かび上がっていた。
【スキル適正を獲得。『全魔法耐性Ⅴ』、『雷撃魔法耐性Ⅹ』。取得しますか?】
「ここまでしたんだもの、もちろんよ!」
『全魔法耐性』の方は限界突破まではできなかったようだ。まだ経験が足りないのだろう。
だが、いつも限界突破スキルばかり使っているから、感覚がおかしくなっているが、通常のスキルの限界は「Ⅴ」だ。
かなりのダメージをカットしてくれるはず。あとは他スキルとの併用で十分使えるはずだ。
「決着をつける時ね」
私が完全に回復したことを確認して、ビッグは足でつかんでいた私の身体を離す。
再び地面に着地した。
「まだ生きてるのか! くそ、あの鳥のせいでトドメを刺し損ねた!」
「……もう一回、雷撃魔法を撃ってみなさい」
「なんだと?」
私の言葉を聞いて、タルクの表情が怪訝そうなものに変わる。
「今度は逃げない。もう、あなたの魔法は私には効かないから」
「何言ってるんだ!? たった一回、雷撃魔法を食らったくらいでどんな対策ができる? 意識だって飛びかけていたくせに!」
タルクがわめく。だが、私は冷静に繰り返す。
「倒す自信がないの?」
その挑発にタルクは応える。
「いいさ! やってやるよ! そして、そのまま雷撃に焼かれればいいさ!!」
タルクは魔法発動態勢に入る。
さあ。今回、痛みと引き換えに取得したスキルの効果、きちんと見せてもらおう。
それを避ける力は残っていなかった。
私はふらついたまま、自身へ向かって飛来する雷撃を見つめーー。
次の瞬間、空に飛び上がっていた。
「ビッグ……ありがとう……」
私の赤フードをつかみ、空へと上昇して雷撃を避けたのはビッグだった。
雷撃はビッグを追尾する形で空へと駆け上がったが、急角度で旋回を続けるビッグに追いつくことはできず、やがて魔力が尽きて消滅する。
同時に、私の意識や身体も急速に回復に向かいつつあった。
さすがに私が取得している防御、回復系スキルを片っ端から発動させたこともあって、体外、体内の損傷は修復され、意識も正常に戻る。
気づけば、私の脳内には文章が浮かび上がっていた。
【スキル適正を獲得。『全魔法耐性Ⅴ』、『雷撃魔法耐性Ⅹ』。取得しますか?】
「ここまでしたんだもの、もちろんよ!」
『全魔法耐性』の方は限界突破まではできなかったようだ。まだ経験が足りないのだろう。
だが、いつも限界突破スキルばかり使っているから、感覚がおかしくなっているが、通常のスキルの限界は「Ⅴ」だ。
かなりのダメージをカットしてくれるはず。あとは他スキルとの併用で十分使えるはずだ。
「決着をつける時ね」
私が完全に回復したことを確認して、ビッグは足でつかんでいた私の身体を離す。
再び地面に着地した。
「まだ生きてるのか! くそ、あの鳥のせいでトドメを刺し損ねた!」
「……もう一回、雷撃魔法を撃ってみなさい」
「なんだと?」
私の言葉を聞いて、タルクの表情が怪訝そうなものに変わる。
「今度は逃げない。もう、あなたの魔法は私には効かないから」
「何言ってるんだ!? たった一回、雷撃魔法を食らったくらいでどんな対策ができる? 意識だって飛びかけていたくせに!」
タルクがわめく。だが、私は冷静に繰り返す。
「倒す自信がないの?」
その挑発にタルクは応える。
「いいさ! やってやるよ! そして、そのまま雷撃に焼かれればいいさ!!」
タルクは魔法発動態勢に入る。
さあ。今回、痛みと引き換えに取得したスキルの効果、きちんと見せてもらおう。
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