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第二話
いじめられっ娘との出逢い
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佑「あ~~着いた!あっちい」
剣「セーフ!みんな間に合ったねー」
汗をかいてまで走ったかいがあり無事みんな遅刻することなく学校に着くことができた。
早くクーラの効いた教室に入って涼みたいものだ。
薺「ねえ、一限目て何だっけ?」
真白「はっ!!えっと…確か…体育だったような。」
佑「終わった…」
薺「死んだ…」
星「みんな忘れてたみたいだな。」
佑「最悪だよ!マジで。」
確かに最悪だ、只でさえ熱いのに体育なんてたまったもんじゃない。
体力がない僕はなおさらだしおまけに体育館でバスケだったような…
葉「はぁ~。早く教室に行こ」
靴を上履きに履き替えて、教室に向かうついでにトイレを済ませようと思い足を運ぶと人だかりができていた。
少しずつ近づいていくと集まっている生徒達の会話が聞こえてきた。
生徒「あの女子可哀想。」「あれはやり過ぎじゃね?」
剣「何かあったのかな?」
佑「知らね。おい!お前ら邪魔なんだよ。トイレ使えねーだろ!」
佑の声で皆が振り向き一人のクラスメイトが僕らにあいさつしてきた。
「あ!椿君おはよう。みんなもおはよう。」
佑「こんなに集まって何してんだ?」
「その…女子トイレで」
薺「女子トイレに何かあるの?って何あれ?」
星「ん?おいおい!マジかよあれ。」
星の言葉とともに女子トイレを覗いてみるとそこには、バケツに入った水を頭からかけられている一人の女子生徒がいた。
「お前調子乗ってんじゃねーよ」「人の男に手だしてんじゃねーよ」
三人の女子生徒達の怒号がトイレに鳴り響いている。
剣「どーする?止めた方がいいんじゃないの?」
佑「え?あれを止めんのか?無理だろ。」
真白「やめたほうがいいだろうな、俺たちが止めに入ったところで治らないし更に悪化する可能性だってある。」
星「そうだよな。あーゆうのは彼女には悪いけど関わらない方がいいかもな。なぁ葉…っておい!!マジかよアイツ」
薺「あ~行っちゃった。ああなったらもう止まんないよ」
みんなの言葉も耳に入らないくらいの早さで僕の足は彼女の方へと自然と向かっていた。
葉「ねぇ…何してんの?」
女子生徒1「えっ?あっ楸君!!おはよう。」
葉「うん、おはようじゃなくて何してんのって聞いてんの?」
女子生徒2「いやっこれはこの子が!」
葉「にしてもやり過ぎでしょう、まだ登校してきたばっかりだよ。授業も始まるしもう辞めときなよ…ね?」
女子生徒3「楸君が言うならそうするけど…みんなもう教室に戻ろ!あっ楸君その女にあんまり関わらない方が良いよ。」
最後にその言葉を吐いてイジメていた三人は自分たちの教室に戻っていった。
僕は、彼女達が言ったその意味を後々知ることになる。
これが僕、楸葉と一本百合依(いちもとリリイ)との最初の出逢いだ…
剣「セーフ!みんな間に合ったねー」
汗をかいてまで走ったかいがあり無事みんな遅刻することなく学校に着くことができた。
早くクーラの効いた教室に入って涼みたいものだ。
薺「ねえ、一限目て何だっけ?」
真白「はっ!!えっと…確か…体育だったような。」
佑「終わった…」
薺「死んだ…」
星「みんな忘れてたみたいだな。」
佑「最悪だよ!マジで。」
確かに最悪だ、只でさえ熱いのに体育なんてたまったもんじゃない。
体力がない僕はなおさらだしおまけに体育館でバスケだったような…
葉「はぁ~。早く教室に行こ」
靴を上履きに履き替えて、教室に向かうついでにトイレを済ませようと思い足を運ぶと人だかりができていた。
少しずつ近づいていくと集まっている生徒達の会話が聞こえてきた。
生徒「あの女子可哀想。」「あれはやり過ぎじゃね?」
剣「何かあったのかな?」
佑「知らね。おい!お前ら邪魔なんだよ。トイレ使えねーだろ!」
佑の声で皆が振り向き一人のクラスメイトが僕らにあいさつしてきた。
「あ!椿君おはよう。みんなもおはよう。」
佑「こんなに集まって何してんだ?」
「その…女子トイレで」
薺「女子トイレに何かあるの?って何あれ?」
星「ん?おいおい!マジかよあれ。」
星の言葉とともに女子トイレを覗いてみるとそこには、バケツに入った水を頭からかけられている一人の女子生徒がいた。
「お前調子乗ってんじゃねーよ」「人の男に手だしてんじゃねーよ」
三人の女子生徒達の怒号がトイレに鳴り響いている。
剣「どーする?止めた方がいいんじゃないの?」
佑「え?あれを止めんのか?無理だろ。」
真白「やめたほうがいいだろうな、俺たちが止めに入ったところで治らないし更に悪化する可能性だってある。」
星「そうだよな。あーゆうのは彼女には悪いけど関わらない方がいいかもな。なぁ葉…っておい!!マジかよアイツ」
薺「あ~行っちゃった。ああなったらもう止まんないよ」
みんなの言葉も耳に入らないくらいの早さで僕の足は彼女の方へと自然と向かっていた。
葉「ねぇ…何してんの?」
女子生徒1「えっ?あっ楸君!!おはよう。」
葉「うん、おはようじゃなくて何してんのって聞いてんの?」
女子生徒2「いやっこれはこの子が!」
葉「にしてもやり過ぎでしょう、まだ登校してきたばっかりだよ。授業も始まるしもう辞めときなよ…ね?」
女子生徒3「楸君が言うならそうするけど…みんなもう教室に戻ろ!あっ楸君その女にあんまり関わらない方が良いよ。」
最後にその言葉を吐いてイジメていた三人は自分たちの教室に戻っていった。
僕は、彼女達が言ったその意味を後々知ることになる。
これが僕、楸葉と一本百合依(いちもとリリイ)との最初の出逢いだ…
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