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夏の夜風に吹かれて
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夏の夜
日課のように西側の窓を開ける
特有の静かで
涼やかで
染み込むような風が吹いている
頬杖をつき
薄く雲のかかった
月明かりの空を眺め
思い続ける
振り返った時に
まるで空気のように
なんの特別感もなく
君が僕の視界にいる事を
「どうしたの?」
「うん、涼んでるだけ」
「へぇ~何考えてたの?」
「幸せだなって」
「何言ってるの?笑」
「いいじゃん」
そんな会話になっただろうか
一緒に暮らした事もない
性格も全部は知らない
そんな人との日常を
僕はずっと想像している
泣いて
追いかければ良かった
悔んで
謝れば良かった
今だったら
いくらでも出来る
貴方と離れて
僕は変わった
甘える事ができるようになった
素直になった
打たれ強くなった
そして柔らかくなった
自己主張ばかりしてたあの時
主導権を握って振り回したあの時
僕はただ嬉しかったんだ
貴方が僕と付き合ってくれて
言うことを聞いてくれて
とにかく好きだったから
いつも会いたくて
ワガママを言った
一つ下で
どこか闇を抱えている貴方に
いつかは
ギュってして欲しかった
でもまだ言えなかった
無理して先輩ヅラして
僕に従わせる事で
僕は貴方への想いを
表現してるつもりだった
でもね
ホントは背の高い貴方に
抱きついて
大好きって言いながら甘えたくて
僕の事好き?って
毎日聞きたかった
初めて一目惚れして
好きで好きで
一生懸命に告白して
付き合い始めた途端
僕は貴方に好きと言わなくなった
一生分の好きを
あの時伝えた気でいたんだ
でも間違いだった
離れている時寂しくて
毎日でも会いたくて
だから
休みのたびに
当たり前のように
僕のところに来させた
素直に
好きだから
会いたいからって
伝えてたら
僕は貴方と今も一緒だった
そんな気がしてる
何気なく座ってる貴方に
後ろからそっと手を回し
「大好き」って
今なら躊躇いなく言えるのに
「一緒に居てくれてありがとう」って
今なら照れずに言えるのに
言いたい人は居るのに
側にいない
遠い遠い過去に
置き忘れた貴方を
僕は取り戻したい
全てを捨てても
僕はあの時出来なかった
僕から貴方の胸に
抱きしめられに行ったり
手を伸ばして
「握って」って
おねだりしたり
したかったから
頬杖に疲れて
そして涙を流す事に疲れ
そっと窓を閉め
僕しかいない部屋を眺める
虚しい現実だけど
僕の想いは
いつか叶う気がしてる
だから
僕は今日も
貴方への想いを
胸に秘めたまま
生きている
日課のように西側の窓を開ける
特有の静かで
涼やかで
染み込むような風が吹いている
頬杖をつき
薄く雲のかかった
月明かりの空を眺め
思い続ける
振り返った時に
まるで空気のように
なんの特別感もなく
君が僕の視界にいる事を
「どうしたの?」
「うん、涼んでるだけ」
「へぇ~何考えてたの?」
「幸せだなって」
「何言ってるの?笑」
「いいじゃん」
そんな会話になっただろうか
一緒に暮らした事もない
性格も全部は知らない
そんな人との日常を
僕はずっと想像している
泣いて
追いかければ良かった
悔んで
謝れば良かった
今だったら
いくらでも出来る
貴方と離れて
僕は変わった
甘える事ができるようになった
素直になった
打たれ強くなった
そして柔らかくなった
自己主張ばかりしてたあの時
主導権を握って振り回したあの時
僕はただ嬉しかったんだ
貴方が僕と付き合ってくれて
言うことを聞いてくれて
とにかく好きだったから
いつも会いたくて
ワガママを言った
一つ下で
どこか闇を抱えている貴方に
いつかは
ギュってして欲しかった
でもまだ言えなかった
無理して先輩ヅラして
僕に従わせる事で
僕は貴方への想いを
表現してるつもりだった
でもね
ホントは背の高い貴方に
抱きついて
大好きって言いながら甘えたくて
僕の事好き?って
毎日聞きたかった
初めて一目惚れして
好きで好きで
一生懸命に告白して
付き合い始めた途端
僕は貴方に好きと言わなくなった
一生分の好きを
あの時伝えた気でいたんだ
でも間違いだった
離れている時寂しくて
毎日でも会いたくて
だから
休みのたびに
当たり前のように
僕のところに来させた
素直に
好きだから
会いたいからって
伝えてたら
僕は貴方と今も一緒だった
そんな気がしてる
何気なく座ってる貴方に
後ろからそっと手を回し
「大好き」って
今なら躊躇いなく言えるのに
「一緒に居てくれてありがとう」って
今なら照れずに言えるのに
言いたい人は居るのに
側にいない
遠い遠い過去に
置き忘れた貴方を
僕は取り戻したい
全てを捨てても
僕はあの時出来なかった
僕から貴方の胸に
抱きしめられに行ったり
手を伸ばして
「握って」って
おねだりしたり
したかったから
頬杖に疲れて
そして涙を流す事に疲れ
そっと窓を閉め
僕しかいない部屋を眺める
虚しい現実だけど
僕の想いは
いつか叶う気がしてる
だから
僕は今日も
貴方への想いを
胸に秘めたまま
生きている
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