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手洗い体操とごほうびシール
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舞台では、イエバエさん、キンバエさんが中心となって、「てあらい体操」を会場のみんなとやるところでした。
「さあみなさん、ごいっしょに!」
て、て、てててて手を洗おう、
おやつの前に手を洗おう、
おやつの後にも手を洗おう、
おやつがなくても手を洗おう、
そのあと足まで洗っちゃおう!
イエバエさんはにこやかに両手をこすり合わせ、そのあとはぱっと床に両手をついて、両足を持ち上げ、こすり合わせました。
て、て、てててて手を洗おう、
床さわったら手を洗おう、
壁さわっても手を洗おう、
どこさわっても手を洗おう、
そのあとあたまも洗っちゃおう!
キンバエさんも笑顔で両手をこすり合わせ、そのあとかわいく小首をかしげて両手でくるん、とあたまをなでました。
て、て、てててて手を洗おう、
どんなときでも清潔に、
からだも羽根も清潔に、
病気にならないうつさない。
手を洗うことがいちばんだ!
こんどはふたり、両手を合わせ、お互いに寄りかかりながら虹色ガラスのような羽根を、器用に足でこすりました。
かわいく踊るふたりのまわりで、クロバエおにいさんとニクバエおにいさんはおどけた顔をしながら、同じように両手をこすり合わせていました。
「みんな、上手にできてるねえ!」
会場のみんなが、いっせいに両手をこすり合わせてほこりやゴミを落とすのを見て、おにいさんたちは大きく拍手をしてくれました。
ジョセフィーヌやイタチのちいばあちゃん、クサガメのクサノさんやアナグマのホルルさんも音楽に合わせて、両手をこすっていました。ガビチョウのガビーラはほとんど立ち上がって、リズムに乗りながらバサバサとつばさをこすり合わせてほこりを落としていました。
「ソーシェ、これ楽しいですヨ!やらないの?」
ソーシェはおとなしく、ジョセフィーヌの陰に寄り添って、ジョセフィーヌが踊るのを楽しそうに見ていましたが、自分ではやりませんでした。
とても、恥ずかしがりやなのです。
「ちゃんと、あとでやるから。」
ソーシェはジョセフィーヌの肩におでこをつけながら、小さな声で言いました。
「フーゥ!フーワッフーワッ!」
ガビーラは音楽に乗って、そんな合いの手を入れながら体操の合間にアドリブでダンスを披露しました。五木教授はそれに合わせて、触覚についたすずをリン!リン!と鳴らしてしまい、ゴータに「しー。」と怒られました。
「すごい。こどももおとなも、『てあらい体操』、上手にできたねえ!
これからも忘れずに手を洗おうね!さあ、みんなで祈ろう!元気に過ごせるおまじない、せーの、『え き びょう たいさーん!』」
クロバエお兄さんが上に向かって手を伸ばし、ニクバエお兄さん、キンバエお姉さん、イエバエお姉さんもそれぞれ、『えきびょうたいさん!』と叫びながら決めポーズを付けました。
わー!、と拍手をするこどもたちに、ミツバチたちが、
「ごほうびですよー!」
と、かごに入ったシールを一枚ずつ配っていました。六ツ子たちも、ちゃんともらえました。
「ごほうびもらったよー。」
ヒミズのぼうやが、さっそくジョセフィーヌに見せたくて、走ってきました。
「あーら、いいわねえ。どれどれ見せて。」
ちいさな封筒を開けると、クロバエお兄さんのシールでした。下には『えきびょうたいさん』と書かれてありました。
「いろんなしゅるいがあるみたいだよ。」
「あ、タケトシ先生だ!」
六ツ子たちは、みんな五木先生のシールでした。4番目のヨセフのは、先生のお腹側の絵でした(これはレアシールです)。ちゃんと下には『えきびょうたいさん』と書かれてありました。
「ごほうびは、お子さんみんなに行き渡りましたか?それでは今日はこれでおしまいです。また来年、元気でお会いしましょう!」
スタッフを代表して、ヤギ先生が大きな声であいさつをしました。
「みなさん、おつかれさまでした!」
「さあみなさん、ごいっしょに!」
て、て、てててて手を洗おう、
おやつの前に手を洗おう、
おやつの後にも手を洗おう、
おやつがなくても手を洗おう、
そのあと足まで洗っちゃおう!
イエバエさんはにこやかに両手をこすり合わせ、そのあとはぱっと床に両手をついて、両足を持ち上げ、こすり合わせました。
て、て、てててて手を洗おう、
床さわったら手を洗おう、
壁さわっても手を洗おう、
どこさわっても手を洗おう、
そのあとあたまも洗っちゃおう!
キンバエさんも笑顔で両手をこすり合わせ、そのあとかわいく小首をかしげて両手でくるん、とあたまをなでました。
て、て、てててて手を洗おう、
どんなときでも清潔に、
からだも羽根も清潔に、
病気にならないうつさない。
手を洗うことがいちばんだ!
こんどはふたり、両手を合わせ、お互いに寄りかかりながら虹色ガラスのような羽根を、器用に足でこすりました。
かわいく踊るふたりのまわりで、クロバエおにいさんとニクバエおにいさんはおどけた顔をしながら、同じように両手をこすり合わせていました。
「みんな、上手にできてるねえ!」
会場のみんなが、いっせいに両手をこすり合わせてほこりやゴミを落とすのを見て、おにいさんたちは大きく拍手をしてくれました。
ジョセフィーヌやイタチのちいばあちゃん、クサガメのクサノさんやアナグマのホルルさんも音楽に合わせて、両手をこすっていました。ガビチョウのガビーラはほとんど立ち上がって、リズムに乗りながらバサバサとつばさをこすり合わせてほこりを落としていました。
「ソーシェ、これ楽しいですヨ!やらないの?」
ソーシェはおとなしく、ジョセフィーヌの陰に寄り添って、ジョセフィーヌが踊るのを楽しそうに見ていましたが、自分ではやりませんでした。
とても、恥ずかしがりやなのです。
「ちゃんと、あとでやるから。」
ソーシェはジョセフィーヌの肩におでこをつけながら、小さな声で言いました。
「フーゥ!フーワッフーワッ!」
ガビーラは音楽に乗って、そんな合いの手を入れながら体操の合間にアドリブでダンスを披露しました。五木教授はそれに合わせて、触覚についたすずをリン!リン!と鳴らしてしまい、ゴータに「しー。」と怒られました。
「すごい。こどももおとなも、『てあらい体操』、上手にできたねえ!
これからも忘れずに手を洗おうね!さあ、みんなで祈ろう!元気に過ごせるおまじない、せーの、『え き びょう たいさーん!』」
クロバエお兄さんが上に向かって手を伸ばし、ニクバエお兄さん、キンバエお姉さん、イエバエお姉さんもそれぞれ、『えきびょうたいさん!』と叫びながら決めポーズを付けました。
わー!、と拍手をするこどもたちに、ミツバチたちが、
「ごほうびですよー!」
と、かごに入ったシールを一枚ずつ配っていました。六ツ子たちも、ちゃんともらえました。
「ごほうびもらったよー。」
ヒミズのぼうやが、さっそくジョセフィーヌに見せたくて、走ってきました。
「あーら、いいわねえ。どれどれ見せて。」
ちいさな封筒を開けると、クロバエお兄さんのシールでした。下には『えきびょうたいさん』と書かれてありました。
「いろんなしゅるいがあるみたいだよ。」
「あ、タケトシ先生だ!」
六ツ子たちは、みんな五木先生のシールでした。4番目のヨセフのは、先生のお腹側の絵でした(これはレアシールです)。ちゃんと下には『えきびょうたいさん』と書かれてありました。
「ごほうびは、お子さんみんなに行き渡りましたか?それでは今日はこれでおしまいです。また来年、元気でお会いしましょう!」
スタッフを代表して、ヤギ先生が大きな声であいさつをしました。
「みなさん、おつかれさまでした!」
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