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49【多分R18】
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リオネット様から来ないし、私から行ったら行ったで締め出されてるのに、彼が限界とはこれいかに?
軽い怒りすら覚えて、部屋に帰ってどうしてやろうか考える。リオネット様の跡はもう定着してしまったし、薄くなる気配は無い。前回はそれを理由に会いに行こうと思った瞬間から薄くなってくれたけど、上手くいかないイメージもあってか、今回はずっと赤と青紫のまだらのままだ。
ふむ、と考えている間に夜になる。とりあえずアンズさんが寝てくれなきゃ動けない。
「失礼いたします」
夜、アンズさんが眠った直後にファイさんが届け物を持ってきてくれた。手紙付きのそれはリオネット様からの贈り物。
期待して、直後裏切られる。ブツは新作の男装の麗人衣装。
手紙には、明日それを着てリオネット様と一緒にナルさんのパーティーの賑やかし要因で出席するという決定事項のお知らせ。
なんでも以前のお見合い相手がいい感じのストーリーを作って貴族や名士の方々に広めてくれたらしく、リオネット♂×カリン♂の禁断系小説が流行ってるとか。
女だって公表したのですけれども?!
手紙を引っ掴んで、リオネット様の部屋に私は突撃した。
「おや、私の可愛いボンバリーナ。夜分にいかがされましたか?」
「この手紙、どういう事ですか?」
「どうもこうも、手紙の通りです。明後日から行く東の方の地域はあまりサブカル小説が流行っていませんでした。今回の流れをあちらにも波及させたい。そのためのプロモーションですね」
「他人前で親密な様子を見せるのは、好きじゃありません」
2人きりでは距離を取られてる今は特に嫌だ。
「仕事です。諦めてください。……それとも相手がナルニッサなら良いですか?」
「どうしてナルさんの話が出てくるんですか?」
「貴女にとってナルニッサは特別だ。そして、私は特別では無い」
「何を言ってるんですか?」
「……すみません、最近私は冷静で無い。お帰りください」
「いつまで、そんな……」
「では、貴女の首にあの時の様な跡をつけても良いですか?」
渡された衣装は首がバッチリ出ているデザインだ。
「コレを着なくて良いなら」
「コレを着るのは仕事です」
「じゃあ、跡がつくの嫌です」
「でしょうね。ナルニッサに頼まれた時も、貴女は断らなかったですし」
何の話ですか?リオネット様なんか、拗ねてない?
「コレを着て明日出席するのは、戦略的に不可避です。それで、首を絞めてはいけないと貴女が言うなら、距離を取るのが最善。……今日は帰ってください」
ぐいっと押し出されて、部屋の外。
え?なに?リオネット様、本気でそっち系に目覚めてしまったって事?
というか、絞められるのは良いんだけど、見られるのが嫌なんだってば!
私は心の中でさけびながら、自分も大概堕ちているコトに引いた。
翌日、私はナルさんのお見合いパーティーに連れて行かれた。
会場はホールで一階と二階に分かれている。一階にナルさんと、妙齢のナルさん一族の男子、それから美しい女性達。どうやらナルさんだけでは無くて、合同お見合いと言った感じだ。ナルさんは男性陣の中では多分1番年上だけど、
「抜群にカッコいいよね、ナルさん」
二階はどうやら保護者席。私は二階の手すりにもたれながら、ナルさんを観察していた。
「せやろ。カリンが『ナルさん』とか軽く言うてたから女友達やと思ってた俺の、初めてナルニッサ様見た時の心境分かるか?」
「あー」
到着して早々、リオネット様は私を放置して、御父兄の方々と商談を始めてしまった。以前に邪魔されるとイライラすると仰ってた事ですし?私は並べられている料理を食べたり気ままに過ごしている。
「というか、そんなのどこにあったの?」
「入り口んとこにあったやんけ」
そして、何故か一緒に雨情も連れてこられていた。護衛との事だったが、護衛が必要なリオネット様でなく何故か私の側で爆食している。一応正装をしているが、所詮は付け焼き刃。オサレな立食パーティーのどこにあったのよ?と思うギャートルズの肉を彼は握りしめていた。
「それ、多分シェフが切り分けてお皿に盛ってくれるやつじゃない?」
「せやねん、一切れとか二切れとかしか、他の客言いよらへんから、切っとるおっさんがあっち向いてこっち向いてしてる間にもうてきた」
「なるほど」
連れてきたのはリオネット様だ。私のせいじゃ無い。
というか、小説うんたらのために私がこの格好をしてるなら、雨情とツーショットってのは良く無いんじゃ?
雨情はさっさとギャートルズを片付けて、ソーセージの盛り合わせを手にしていた。今度は一応皿に取ってはきたけれど、どうやって積んだのか謎なくらいてんこ盛り。振る舞いはアレだが、タッパがあって骨格が良いから無駄に映えてより目立つ。
「雨情、意外と正装も似合うね」
「意外やろ。俺も思ったよりイケてると思てん。せやけど、ちょっと動きにくいわ」
「正装は基本がナイトの服だもんね。体術向きじゃ無いかぁ。それに、いつもの方がもっとかっこいいもんね」
ぽろっと雨情は噛んでたソーセージを皿に落とした。
「……俺な、リオネット様にカリンの護衛でついてこいって言われた時、要らんやろって思てん。せやけど、護衛要ったわ」
「危ない目になんて遭って無いけど……?」
なんのこっちゃと思いながら、一階を眺めると今回初めてのダンスの申し込みをナルさんが断っているところだった。
遠巻きにしていた中で勇気を出した彼女の事を思うと、とりあえず一回くらい踊ってあげれば良いのにと思う。ナルさんは固い表情のまま、美しすぎる壁の花になっていた。
その彼が、私に気が付いた。軽く頭を下げたので手を振ると、頬を染めて嬉しそうに笑った。犬の様だ。
気持ちは分かる。私だってご主人様に構ってもらったら嬉しい。私は使令では無いけど。
「ナルニッサは頑固ですね」
仕事が終わったらしくリオネット様が戻って来た。首を軽く傾けると、雨情はピシッと立って礼をして、それからどこかに消えていった。
なるほど。
「カリンは何か食べましたか?」
「いえ、食欲が無くて」
「それは良くない」
後ろからリオネット様は私を抱きしめた。
「……雨情が貴族じゃないから、リオネット様の配下だってアピールしたかったんですね」
「流石カリン」
雨情が何者か、どういう立場でマンチェスターにいるのかを周りに説明するには良い機会だった。
マンチェスターで雇われているという理解ではただの使用人扱いになるが、私と対等に話していてかつリオネット様に服従だと立場はリオネット様の手足という意味になる。替のきく道具や使用人と手足では、意味が大分違う。
優しく髪に唇を寄せるリオネット様は演技なんだと知っていても、久しぶりに触れられて私は、私の体は少し期待をし始める。
「少し、汗ばんでいますよ。暑いですか?」
「リオネット様は意地悪です」
ぎゅっと手すりを握りしめる。身体が教えられた通り、リオネット様を恋しがる。耐えなきゃ。
「ナルニッサは、こちらに気がついていますか?」
「はい」と答える前に後ろから伸びた彼の手が恥骨の少し上を強く押した。
「あっ」
強く手すりを握っていたおかげで、漏れた声は小さかった。けれど、一瞬で私の下着は滴るほどに濡れてしまった。
「体外式子宮マッサージ、というそうです」
小さく耳元で囁かれるが返事なんてできない。口を開きかけると、強く性感帯を押されて、イク直前の快感が押し寄せてくる。
こんな、人がいっぱいいるところで、リオネット様にイカされそうになって、悦ぶ自身のヴァギナの本能に呆れる。
「ん」
キスがしたい。見つめられたい。リオネット様に呆れられた目で見つめられながらなんて、あ、いっちゃう……。
「ナルニッサに見られながらイクのと、ナルニッサを見ながらイクのではどちらが良いですか?」
え?
「それとも彼と見つめ合いながらイキたいですか?」
意味が理解されて、一瞬で冷めた。今ここで、他人の名前が出て、私は急激に治った。
手を素早く彼の手の下、お腹の上に挟む。
「カリン?」
「……お仕事、済んだのでしたら静かな場所でお話しがしたいです」
私が冷静に戻った事は彼に伝わったらしく、彼は私から離れた。
軽い怒りすら覚えて、部屋に帰ってどうしてやろうか考える。リオネット様の跡はもう定着してしまったし、薄くなる気配は無い。前回はそれを理由に会いに行こうと思った瞬間から薄くなってくれたけど、上手くいかないイメージもあってか、今回はずっと赤と青紫のまだらのままだ。
ふむ、と考えている間に夜になる。とりあえずアンズさんが寝てくれなきゃ動けない。
「失礼いたします」
夜、アンズさんが眠った直後にファイさんが届け物を持ってきてくれた。手紙付きのそれはリオネット様からの贈り物。
期待して、直後裏切られる。ブツは新作の男装の麗人衣装。
手紙には、明日それを着てリオネット様と一緒にナルさんのパーティーの賑やかし要因で出席するという決定事項のお知らせ。
なんでも以前のお見合い相手がいい感じのストーリーを作って貴族や名士の方々に広めてくれたらしく、リオネット♂×カリン♂の禁断系小説が流行ってるとか。
女だって公表したのですけれども?!
手紙を引っ掴んで、リオネット様の部屋に私は突撃した。
「おや、私の可愛いボンバリーナ。夜分にいかがされましたか?」
「この手紙、どういう事ですか?」
「どうもこうも、手紙の通りです。明後日から行く東の方の地域はあまりサブカル小説が流行っていませんでした。今回の流れをあちらにも波及させたい。そのためのプロモーションですね」
「他人前で親密な様子を見せるのは、好きじゃありません」
2人きりでは距離を取られてる今は特に嫌だ。
「仕事です。諦めてください。……それとも相手がナルニッサなら良いですか?」
「どうしてナルさんの話が出てくるんですか?」
「貴女にとってナルニッサは特別だ。そして、私は特別では無い」
「何を言ってるんですか?」
「……すみません、最近私は冷静で無い。お帰りください」
「いつまで、そんな……」
「では、貴女の首にあの時の様な跡をつけても良いですか?」
渡された衣装は首がバッチリ出ているデザインだ。
「コレを着なくて良いなら」
「コレを着るのは仕事です」
「じゃあ、跡がつくの嫌です」
「でしょうね。ナルニッサに頼まれた時も、貴女は断らなかったですし」
何の話ですか?リオネット様なんか、拗ねてない?
「コレを着て明日出席するのは、戦略的に不可避です。それで、首を絞めてはいけないと貴女が言うなら、距離を取るのが最善。……今日は帰ってください」
ぐいっと押し出されて、部屋の外。
え?なに?リオネット様、本気でそっち系に目覚めてしまったって事?
というか、絞められるのは良いんだけど、見られるのが嫌なんだってば!
私は心の中でさけびながら、自分も大概堕ちているコトに引いた。
翌日、私はナルさんのお見合いパーティーに連れて行かれた。
会場はホールで一階と二階に分かれている。一階にナルさんと、妙齢のナルさん一族の男子、それから美しい女性達。どうやらナルさんだけでは無くて、合同お見合いと言った感じだ。ナルさんは男性陣の中では多分1番年上だけど、
「抜群にカッコいいよね、ナルさん」
二階はどうやら保護者席。私は二階の手すりにもたれながら、ナルさんを観察していた。
「せやろ。カリンが『ナルさん』とか軽く言うてたから女友達やと思ってた俺の、初めてナルニッサ様見た時の心境分かるか?」
「あー」
到着して早々、リオネット様は私を放置して、御父兄の方々と商談を始めてしまった。以前に邪魔されるとイライラすると仰ってた事ですし?私は並べられている料理を食べたり気ままに過ごしている。
「というか、そんなのどこにあったの?」
「入り口んとこにあったやんけ」
そして、何故か一緒に雨情も連れてこられていた。護衛との事だったが、護衛が必要なリオネット様でなく何故か私の側で爆食している。一応正装をしているが、所詮は付け焼き刃。オサレな立食パーティーのどこにあったのよ?と思うギャートルズの肉を彼は握りしめていた。
「それ、多分シェフが切り分けてお皿に盛ってくれるやつじゃない?」
「せやねん、一切れとか二切れとかしか、他の客言いよらへんから、切っとるおっさんがあっち向いてこっち向いてしてる間にもうてきた」
「なるほど」
連れてきたのはリオネット様だ。私のせいじゃ無い。
というか、小説うんたらのために私がこの格好をしてるなら、雨情とツーショットってのは良く無いんじゃ?
雨情はさっさとギャートルズを片付けて、ソーセージの盛り合わせを手にしていた。今度は一応皿に取ってはきたけれど、どうやって積んだのか謎なくらいてんこ盛り。振る舞いはアレだが、タッパがあって骨格が良いから無駄に映えてより目立つ。
「雨情、意外と正装も似合うね」
「意外やろ。俺も思ったよりイケてると思てん。せやけど、ちょっと動きにくいわ」
「正装は基本がナイトの服だもんね。体術向きじゃ無いかぁ。それに、いつもの方がもっとかっこいいもんね」
ぽろっと雨情は噛んでたソーセージを皿に落とした。
「……俺な、リオネット様にカリンの護衛でついてこいって言われた時、要らんやろって思てん。せやけど、護衛要ったわ」
「危ない目になんて遭って無いけど……?」
なんのこっちゃと思いながら、一階を眺めると今回初めてのダンスの申し込みをナルさんが断っているところだった。
遠巻きにしていた中で勇気を出した彼女の事を思うと、とりあえず一回くらい踊ってあげれば良いのにと思う。ナルさんは固い表情のまま、美しすぎる壁の花になっていた。
その彼が、私に気が付いた。軽く頭を下げたので手を振ると、頬を染めて嬉しそうに笑った。犬の様だ。
気持ちは分かる。私だってご主人様に構ってもらったら嬉しい。私は使令では無いけど。
「ナルニッサは頑固ですね」
仕事が終わったらしくリオネット様が戻って来た。首を軽く傾けると、雨情はピシッと立って礼をして、それからどこかに消えていった。
なるほど。
「カリンは何か食べましたか?」
「いえ、食欲が無くて」
「それは良くない」
後ろからリオネット様は私を抱きしめた。
「……雨情が貴族じゃないから、リオネット様の配下だってアピールしたかったんですね」
「流石カリン」
雨情が何者か、どういう立場でマンチェスターにいるのかを周りに説明するには良い機会だった。
マンチェスターで雇われているという理解ではただの使用人扱いになるが、私と対等に話していてかつリオネット様に服従だと立場はリオネット様の手足という意味になる。替のきく道具や使用人と手足では、意味が大分違う。
優しく髪に唇を寄せるリオネット様は演技なんだと知っていても、久しぶりに触れられて私は、私の体は少し期待をし始める。
「少し、汗ばんでいますよ。暑いですか?」
「リオネット様は意地悪です」
ぎゅっと手すりを握りしめる。身体が教えられた通り、リオネット様を恋しがる。耐えなきゃ。
「ナルニッサは、こちらに気がついていますか?」
「はい」と答える前に後ろから伸びた彼の手が恥骨の少し上を強く押した。
「あっ」
強く手すりを握っていたおかげで、漏れた声は小さかった。けれど、一瞬で私の下着は滴るほどに濡れてしまった。
「体外式子宮マッサージ、というそうです」
小さく耳元で囁かれるが返事なんてできない。口を開きかけると、強く性感帯を押されて、イク直前の快感が押し寄せてくる。
こんな、人がいっぱいいるところで、リオネット様にイカされそうになって、悦ぶ自身のヴァギナの本能に呆れる。
「ん」
キスがしたい。見つめられたい。リオネット様に呆れられた目で見つめられながらなんて、あ、いっちゃう……。
「ナルニッサに見られながらイクのと、ナルニッサを見ながらイクのではどちらが良いですか?」
え?
「それとも彼と見つめ合いながらイキたいですか?」
意味が理解されて、一瞬で冷めた。今ここで、他人の名前が出て、私は急激に治った。
手を素早く彼の手の下、お腹の上に挟む。
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「……お仕事、済んだのでしたら静かな場所でお話しがしたいです」
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