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<入院8日目>2
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ノックの音。
「宮田さーん!ご面会でーす!元坂源治郎さん、という方ですよー」
高梨さんの声。
ヤバい。色んな意味で。
「え、お爺様?」
「元坂さん、すぐ服を着て!下着も隠して!」
「は、はい」
慌てて片付けをすると、高梨さんが入ってきた。
「あら?ご面会でしたか?」
「はい、元坂舞、と申します。・・・・・・宮田さんをこんな目にあわせてしまって、宮田さんにも、医療スタッフの方々にも申し訳ございません」
深々と頭を下げる。
と、後ろからひとりの老人も入ってきた。
「ほう、舞も来ておったのか。感心じゃな」
「はい、社長」
元坂源治郎。
元坂商事の社長、もう年齢的には80近いはずだが、杖もなしで背筋も真っ直ぐであり、誰よりも早く歩く。
深い皺が刻まれた顔は目つきもおっかなく、怒らせると誰も反論できないと言われるほどの威厳と殺気に満ちていた。
だが、孫娘の前ではその威厳も殺気も半分以下、いつになく柔和な顔をしてホッホッ、とにこやかに笑っている。
「どうじゃ、宮田くん。怪我の調子は」
「ええ。順調です。明日からリハビリって、先生からも」
「このままちゃんと安静にしていれば、ですけどね」
高梨さんはまだ少し怒っているようだ。
「ホッホッ。若いのは良いの。・・・・・・この度は、わが社員が迷惑を掛けて相すまぬことをした。この通り、お詫びをしたい」
「頭をお上げ下さい。綺麗な病室に入れてもらってますんで。トイレも風呂もあるし、キッチンもあります。まあ、料理できないし、トイレもまだ行けませんけど」
「この病院で飛びきり優秀で美人の看護婦さんをつけてやってくれ、と頼んだからの。・・・・・・君はいくつだね?看護婦さん」
「高梨です。21歳です」
あら。
元坂嬢と同い年とは。
「ほう。うちの孫と同い年じゃの。君も美しいが、孫も可愛いじゃろう?」
「お孫さんなんですね。とてもお綺麗です」
「いえ、看護師さんとは、比べ物になりません」
うんうん。ならん。
高梨さんは絶対だ。
と、ギロリ、と元坂社長が俺を睨みつけた。何かを察知したのか。
「君はいくつだね、宮田くん」
「28歳になります」
「そうか。君は優秀で有能、将来は幹部候補だ、と丸井社長からも聞いておるよ。どうじゃ、舞を見初めてやっては」
「見初め?」
元坂嬢、舞さんはよく意味が分かっていないようだ。
「見初める、とはのう舞、出会った男女が、恋に落ちるということじゃ」
「こ、恋、ですか!?」
突然赤面する舞さん。可愛い。
「宮田くんは結婚しとらん、と聞いたが」
「はい。独身です」
ついでにいうと、彼女もいないです。
「なら問題はない。それとも、意中の女性でもおるのかな?」
「いえ」
まあ、あなたの隣にいますがね。
フラれたばかりですが。
ちら、と高梨さんを見ると、吹き出す寸前の顔をしていた。
「舞はの、君も知っての通り、何をやらせてもうまくいかん。昔からこうじゃ。じゃがな、正直で心が清く、優しい子じゃ。どこへ出しても恥ずかしくないほどに、料理も洗濯も、家事も花も茶も、花嫁としての修業はなんでも身につけておる。まだ学校には通う身じゃが、それもこの年の暮れまでじゃ。君が良ければ、交際を考えてはどうかのう」
「いえ、その、急に言われても。それに、彼女の気持ちが」
「舞のことなら大丈夫じゃ。昔から、それこそこの子が生まれたときから、ワシが見込んだ者に嫁入りさせると言い聞かせておる。のう、舞よ」
「はい、お爺様」
全く間髪入れることなく、舞さんも即答した。
「この通りじゃ。ワシの目に狂いはない。男女の理だけは疎いが、それも君が年長者として導いてくれれば良かろう。どうじゃ、真剣に考えてはもらえんかの」
ギロ、と鷲のような目が俺を睨む。
俺は背中がすくむのを感じた。これは猛禽の目、俺のような鳩には抵抗することすら覚束ない。
「・・・・・・ありがたいお言葉ですが、気持ちの整理がつきません。まずは怪我を治して、ちゃんと退院してから考えます」
「当然じゃ。良い返事を期待しておるからの」
ホッホッ、と笑い声を残して、社長は部屋を去っていった。
・・・・・・ふう。
「なんだかすごいお話ね。元坂商事って、あの新幹線から看板をたくさん見る会社でしょ?舞さんはそこのお孫さんってこと?」
「はい。お爺様の力によるものですが」
「すごいお嬢様ね。ね、その制服、聖マルレ女学院のじゃない?21歳でセーラー服が入るなんて素敵」
「いえ、看護師さんこそ、すごくお綺麗で羨ましいです。同い年とは思えなくって」
ふふ、と高梨さんはいつもの笑みを浮かべた。
「高梨萌絵です。萌絵って呼んでもらっていいですか?」
「萌絵さん、ですね。じゃあ、私も舞、で」
「きゃーっ、聖マルレの現役女子高生と友達になっちゃうなんて、すごく嬉しい!芸能人も通ってる憧れの女子校だもん。ね、LIME交換して。あとでスマホ持ってくるから」
「はい、喜んで。実は私、子供の頃は看護婦さんになりたかったんです。白衣の天使って憧れで。お仕事のこととか、伺ってもいいですか?」
「うんうん!ぜひぜひ!でも21歳で女子高って、海外留学してたってこと?」
「はい。語学が大切だってお爺様が。アメリカとカナダに1年ずつ、フランスとロシアに半年ずつ。あと交換留学でスペインとイタリアに」
「きゃああああっ!もうそれ、ものすごいセレブお嬢様じゃない!ごめん、今は勤務だからこれで失礼するけど、もっといっぱいお話を聞かせて!あと同級生だから、敬語なしで!」
「うん。じゃあ、またね。萌絵さん」
・・・・・・
俺は取り残された気分になっていた。
なんだこの展開。
「すごいですね宮田さん。これって玉の輿、ってやつですか?」
「逆玉の輿、かな」
消灯時間後。
私服な高梨さんが、帰宅前に部屋へ寄ってきてくれた。
もう部屋も廊下も暗く、ベッドサイドのランプだけがついている。
キリリとした看護師姿も素敵な高梨さんだが、私服でベッド柵にもたれかかっている姿も捨てがたい。
「舞さん、すごくお嬢様な感じですよね。良かったですね」
「まだ何も決まってませんよ」
「わたしじゃなくて良かったじゃないですか。わたしなんてただの看護師、舞さんは将来、元坂商事を継ぐことになったりして?いや、宮田さんが社長さんになってたりして!」
「あり得ませんよ。俺はただの平社員ですから」
「社長の孫をもらって、みんなに放って置かれるわけないじゃないですか。一躍エリートコース、間違いなし」
「そんなにうまくいきませんよ」
高梨さんは、俺の顔をじー、と眺めていた。
「何です?」
「何してたんですか、舞さんと。ここで」
「いえ、面会に来てくれたから、その、喋ってて」
「鍵をかけて?女子高生と?怪しいです」
「それは、まあ、会話を聞かれたくなかった、というか」
しどろもどろ。
「正直な宮田さんが好きだなあ、私」
「個人のプライバシーは尊重されるべきです」
「本当は、舞さんに何かしようとしていたのでは?あるいはもう、してたとか?」
「黙秘権とか、拒否権とか、弁護士の立会いとか」
「ふふ。だいたい宮田さんのことも分かってきましたからね。分かりますよ。えっちなこと、要求してたんでしょ?」
「・・・・・・」
「黙るってことは、当たりですね」
「・・・・・・」
「舞さんも言ってたんです。帰り際に」
「なんて?」
「萌絵さんなら、好きな男の人に会いに行く時、どんな下着をつけますか?どんなのが喜ばれると思いますか?って」
がく。
俺はうなだれた。
「あの可憐な、新雪の雪原みたいに無垢な舞さんに、まさか下着見せろとか、そんなことを。ねえ」
「で、なんて答えたんです?」
「きっとなんでも喜んでくれる、って答えました。だってそういうものでしょ?何色だろうがセクシーだろうが、見られれば男は嬉しいものだから」
「まあ、そうですね。高梨さんのが見られたら、俺も嬉しいです」
「ちなみに当ててみる?何色か」
「当たったら見せてくれます?」
「いいですけど、当たりませんよ」
ふふ、と余裕の笑みを浮かべている。
俺は目を閉じ、意識を集中した。
カッ、と目を見開く。
「ベージュ色」
「・・・・・・なんで分かったんです?」
「男の勘、ですよ」
「・・・・・・なんていうか、宮田さんって」
「当たったなら、約束ですよ」
「そうですね。・・・・・・って駄目、これオバサンっぽいし、見せられません」
うわ。せっかく当てたのに。
「ひどいなあ。約束なのに」
「じゃあ今度、別のを着てきますから、それで許して下さい」
「色、指定していいですか?」
「持っているものなら」
「じゃ、紫色の濃いので。あと、見せるのも清拭の時間、ナース服で見せて下さいよ」
「はあ。・・・・・・分かりました。もう、明日舞さんのを見るくせに」
「別腹ですから」
呆れたような、少し嬉しそうな顔で、高梨さんは頷いた。
やった。これで明後日の楽しみができたぞ。それまでは死ねないな。
「ではそろそろ帰ります。お休みを邪魔してもいけませんし」
「ずっといてくれてもいいんですが」
「良い子は早寝しないとだめですよ」
布団を掛けられてしまった。
「宮田さーん!ご面会でーす!元坂源治郎さん、という方ですよー」
高梨さんの声。
ヤバい。色んな意味で。
「え、お爺様?」
「元坂さん、すぐ服を着て!下着も隠して!」
「は、はい」
慌てて片付けをすると、高梨さんが入ってきた。
「あら?ご面会でしたか?」
「はい、元坂舞、と申します。・・・・・・宮田さんをこんな目にあわせてしまって、宮田さんにも、医療スタッフの方々にも申し訳ございません」
深々と頭を下げる。
と、後ろからひとりの老人も入ってきた。
「ほう、舞も来ておったのか。感心じゃな」
「はい、社長」
元坂源治郎。
元坂商事の社長、もう年齢的には80近いはずだが、杖もなしで背筋も真っ直ぐであり、誰よりも早く歩く。
深い皺が刻まれた顔は目つきもおっかなく、怒らせると誰も反論できないと言われるほどの威厳と殺気に満ちていた。
だが、孫娘の前ではその威厳も殺気も半分以下、いつになく柔和な顔をしてホッホッ、とにこやかに笑っている。
「どうじゃ、宮田くん。怪我の調子は」
「ええ。順調です。明日からリハビリって、先生からも」
「このままちゃんと安静にしていれば、ですけどね」
高梨さんはまだ少し怒っているようだ。
「ホッホッ。若いのは良いの。・・・・・・この度は、わが社員が迷惑を掛けて相すまぬことをした。この通り、お詫びをしたい」
「頭をお上げ下さい。綺麗な病室に入れてもらってますんで。トイレも風呂もあるし、キッチンもあります。まあ、料理できないし、トイレもまだ行けませんけど」
「この病院で飛びきり優秀で美人の看護婦さんをつけてやってくれ、と頼んだからの。・・・・・・君はいくつだね?看護婦さん」
「高梨です。21歳です」
あら。
元坂嬢と同い年とは。
「ほう。うちの孫と同い年じゃの。君も美しいが、孫も可愛いじゃろう?」
「お孫さんなんですね。とてもお綺麗です」
「いえ、看護師さんとは、比べ物になりません」
うんうん。ならん。
高梨さんは絶対だ。
と、ギロリ、と元坂社長が俺を睨みつけた。何かを察知したのか。
「君はいくつだね、宮田くん」
「28歳になります」
「そうか。君は優秀で有能、将来は幹部候補だ、と丸井社長からも聞いておるよ。どうじゃ、舞を見初めてやっては」
「見初め?」
元坂嬢、舞さんはよく意味が分かっていないようだ。
「見初める、とはのう舞、出会った男女が、恋に落ちるということじゃ」
「こ、恋、ですか!?」
突然赤面する舞さん。可愛い。
「宮田くんは結婚しとらん、と聞いたが」
「はい。独身です」
ついでにいうと、彼女もいないです。
「なら問題はない。それとも、意中の女性でもおるのかな?」
「いえ」
まあ、あなたの隣にいますがね。
フラれたばかりですが。
ちら、と高梨さんを見ると、吹き出す寸前の顔をしていた。
「舞はの、君も知っての通り、何をやらせてもうまくいかん。昔からこうじゃ。じゃがな、正直で心が清く、優しい子じゃ。どこへ出しても恥ずかしくないほどに、料理も洗濯も、家事も花も茶も、花嫁としての修業はなんでも身につけておる。まだ学校には通う身じゃが、それもこの年の暮れまでじゃ。君が良ければ、交際を考えてはどうかのう」
「いえ、その、急に言われても。それに、彼女の気持ちが」
「舞のことなら大丈夫じゃ。昔から、それこそこの子が生まれたときから、ワシが見込んだ者に嫁入りさせると言い聞かせておる。のう、舞よ」
「はい、お爺様」
全く間髪入れることなく、舞さんも即答した。
「この通りじゃ。ワシの目に狂いはない。男女の理だけは疎いが、それも君が年長者として導いてくれれば良かろう。どうじゃ、真剣に考えてはもらえんかの」
ギロ、と鷲のような目が俺を睨む。
俺は背中がすくむのを感じた。これは猛禽の目、俺のような鳩には抵抗することすら覚束ない。
「・・・・・・ありがたいお言葉ですが、気持ちの整理がつきません。まずは怪我を治して、ちゃんと退院してから考えます」
「当然じゃ。良い返事を期待しておるからの」
ホッホッ、と笑い声を残して、社長は部屋を去っていった。
・・・・・・ふう。
「なんだかすごいお話ね。元坂商事って、あの新幹線から看板をたくさん見る会社でしょ?舞さんはそこのお孫さんってこと?」
「はい。お爺様の力によるものですが」
「すごいお嬢様ね。ね、その制服、聖マルレ女学院のじゃない?21歳でセーラー服が入るなんて素敵」
「いえ、看護師さんこそ、すごくお綺麗で羨ましいです。同い年とは思えなくって」
ふふ、と高梨さんはいつもの笑みを浮かべた。
「高梨萌絵です。萌絵って呼んでもらっていいですか?」
「萌絵さん、ですね。じゃあ、私も舞、で」
「きゃーっ、聖マルレの現役女子高生と友達になっちゃうなんて、すごく嬉しい!芸能人も通ってる憧れの女子校だもん。ね、LIME交換して。あとでスマホ持ってくるから」
「はい、喜んで。実は私、子供の頃は看護婦さんになりたかったんです。白衣の天使って憧れで。お仕事のこととか、伺ってもいいですか?」
「うんうん!ぜひぜひ!でも21歳で女子高って、海外留学してたってこと?」
「はい。語学が大切だってお爺様が。アメリカとカナダに1年ずつ、フランスとロシアに半年ずつ。あと交換留学でスペインとイタリアに」
「きゃああああっ!もうそれ、ものすごいセレブお嬢様じゃない!ごめん、今は勤務だからこれで失礼するけど、もっといっぱいお話を聞かせて!あと同級生だから、敬語なしで!」
「うん。じゃあ、またね。萌絵さん」
・・・・・・
俺は取り残された気分になっていた。
なんだこの展開。
「すごいですね宮田さん。これって玉の輿、ってやつですか?」
「逆玉の輿、かな」
消灯時間後。
私服な高梨さんが、帰宅前に部屋へ寄ってきてくれた。
もう部屋も廊下も暗く、ベッドサイドのランプだけがついている。
キリリとした看護師姿も素敵な高梨さんだが、私服でベッド柵にもたれかかっている姿も捨てがたい。
「舞さん、すごくお嬢様な感じですよね。良かったですね」
「まだ何も決まってませんよ」
「わたしじゃなくて良かったじゃないですか。わたしなんてただの看護師、舞さんは将来、元坂商事を継ぐことになったりして?いや、宮田さんが社長さんになってたりして!」
「あり得ませんよ。俺はただの平社員ですから」
「社長の孫をもらって、みんなに放って置かれるわけないじゃないですか。一躍エリートコース、間違いなし」
「そんなにうまくいきませんよ」
高梨さんは、俺の顔をじー、と眺めていた。
「何です?」
「何してたんですか、舞さんと。ここで」
「いえ、面会に来てくれたから、その、喋ってて」
「鍵をかけて?女子高生と?怪しいです」
「それは、まあ、会話を聞かれたくなかった、というか」
しどろもどろ。
「正直な宮田さんが好きだなあ、私」
「個人のプライバシーは尊重されるべきです」
「本当は、舞さんに何かしようとしていたのでは?あるいはもう、してたとか?」
「黙秘権とか、拒否権とか、弁護士の立会いとか」
「ふふ。だいたい宮田さんのことも分かってきましたからね。分かりますよ。えっちなこと、要求してたんでしょ?」
「・・・・・・」
「黙るってことは、当たりですね」
「・・・・・・」
「舞さんも言ってたんです。帰り際に」
「なんて?」
「萌絵さんなら、好きな男の人に会いに行く時、どんな下着をつけますか?どんなのが喜ばれると思いますか?って」
がく。
俺はうなだれた。
「あの可憐な、新雪の雪原みたいに無垢な舞さんに、まさか下着見せろとか、そんなことを。ねえ」
「で、なんて答えたんです?」
「きっとなんでも喜んでくれる、って答えました。だってそういうものでしょ?何色だろうがセクシーだろうが、見られれば男は嬉しいものだから」
「まあ、そうですね。高梨さんのが見られたら、俺も嬉しいです」
「ちなみに当ててみる?何色か」
「当たったら見せてくれます?」
「いいですけど、当たりませんよ」
ふふ、と余裕の笑みを浮かべている。
俺は目を閉じ、意識を集中した。
カッ、と目を見開く。
「ベージュ色」
「・・・・・・なんで分かったんです?」
「男の勘、ですよ」
「・・・・・・なんていうか、宮田さんって」
「当たったなら、約束ですよ」
「そうですね。・・・・・・って駄目、これオバサンっぽいし、見せられません」
うわ。せっかく当てたのに。
「ひどいなあ。約束なのに」
「じゃあ今度、別のを着てきますから、それで許して下さい」
「色、指定していいですか?」
「持っているものなら」
「じゃ、紫色の濃いので。あと、見せるのも清拭の時間、ナース服で見せて下さいよ」
「はあ。・・・・・・分かりました。もう、明日舞さんのを見るくせに」
「別腹ですから」
呆れたような、少し嬉しそうな顔で、高梨さんは頷いた。
やった。これで明後日の楽しみができたぞ。それまでは死ねないな。
「ではそろそろ帰ります。お休みを邪魔してもいけませんし」
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