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21:オリヴィア様から爆弾を渡される
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クレーベ公爵家に到着をした馬車から下車するにもバルタザール様はお気遣いをくださるのです。
不調を気付かせてしまうとはなんたる不覚!
他の皆様には気取られないようにしなくてはなりません。
バルタザール様のお母様である公爵子息夫人がクレーベ公爵家の皆様にわたくしをご紹介くださいます。バルタザール様の年齢が16歳と言う事もあって年齢差があるように感じますが、意外と10歳以上の年の差は貴族の間では多く、格別に珍しい事では御座いません。
フレデリック様とでも16歳の差がありましたしね。
それだけ貴族と言うのは「家」を重んじるのです。
べリベリと音がするかのようにバルタザール様がわたくしから剥がれされます。
女性は女性で更なる紹介の洗礼を受けるためで御座います。
「貴女がリーゼロッテさんね。メリーから耳にタコが出来るほど話は聞いているのよ?」
――えっ?!こんなはずじゃなかったという愚痴かしら?――
メリー様とはバルタザール様のお母様。正確にはメヒリティルデ様と仰います。
どんな話をご夫人方でされておられるのか。
どうしましょう。心臓が持ちそうにありません。
「過日は息子のディートリヒが失礼な事を。ごめんなさいね。婚約者のオリヴィアにもよく言って聞かせておいたわ」
「滅相もございません。お気遣いをくださったのにあのような事になってしまいました。謝罪の機会、場を与えてくださり感謝致します」
「貴女は間違っていないわ。今はまだ自由な身とはいえ一歩屋敷の外に出れば一挙手一投足を何処で誰が見ているかも判らないのよ。小さなとっかかりで足を引っかけようとするのが貴族社会。一事が万事、そろそろ年齢を言い訳にも出来なくなるから胸を撫でおろしたくらいよ」
「ほら、御覧なさいな」
クレーベ公爵夫人の視線を追ってみると、バルタザール様がおそらくはディートリヒ様なのでしょう。握手をしているのが見えます。
クレーベ公爵家は既に代替わりはされているのでディートリヒ様は数年のうちに公爵家を継がれます。バルタザール様とは違って迫る当主のプレッシャーもあって羽根を伸ばしたいとより強く感じたのかも知れません。
「10や20の年の差でジジィだのババアだのと言っているのが反対勢力の耳にでも入ればあっという間に基盤が崩れ去るのよ。年齢は抗っても年に1歳加えられるんですもの。抗えないモノに弄りが入れば誰しも気分を害します。家を、領民を背負う時に四面楚歌にもなりかねない。家を潰す気かと主人がオホホホホ」
「そうね。たった9歳でどうこう言われるのなら、わたくし達をどう見ているのか。一度問わねばなりませんわね。オホホホホ」
――怖い!そのオホホホホの詳細は知りたくないわ――
クレーベ公爵夫人の斜め後ろでディートリヒ様の婚約者オリヴィア様が顔色を失っております。今にも倒れそうですわ。貧血には鉄分を含むサクランボが良くってよ?!
違う、違う。鉄のフライパンや鍋を使ったヒジキがいいのよ!ステンレスは鉄分がヒジキに装着されないの!
それも違うわ!そこじゃなかった!
わたくしは、鋼爵夫人‥いえ公爵夫人たちに礼をしてオリヴィア様の元に参ります。
針の筵の如き場では卒倒せずに立っている精神力を褒めて差し上げねば。
ただ、大きな声では言えませんので小声で問うたのです。
「大丈夫ですの?顔色が良くありませんわ」
「リーゼロッテ様。酷い事をしたのに…」
「何もされておりませんわ。気のせいで御座います。それよりも体調が悪いのでは?」
「それが…実は2日目なのです」
サッと周りを見渡します。誰も聞いてはいないようです。
お仲間がいた嬉しさも御座います。わたくしはオリヴィア様と陽の当たる隅の席に向かいました。
「温かいお茶でも頼みましょう。動くのも立っているのも辛いですわよね」
「そうなんです。いつも痛み止めの薬湯を飲むのですがあまり効かなくて」
「不味いですわよね…わたくしも飲むのに苦労しますわ」
「リーゼロッテ様も?!」
「えぇ。蜂蜜を入れるとマシになるかと思ったら、分離して更に酷い味になった事も御座いますわ」
「わたくしもなのです!量が増えるだけでなく味も香りも酷くなったんです」
こればかりは年齢も関係なく感じますものね。
わたくしも酷い日には「効き目がないよね~」と思いつつもゲルタに薬湯を飲まされるのです。この薬湯が苦いのなんの。時間を置けば底に沈殿し、苦みとエグ味が倍増、とろみもマシマシな塊を飲み込まねばならないので出来るだけグルングルンにかき混ぜて一気飲みするのです。
わたくしより一歩先行くオリヴィア様は次期当主夫人という重荷もあり、大人の目が届かない市井散策だけが発散の場だったと言います。甘えと言えば甘えですが早いものは14、15歳で家督を継ぐ者もいます。
だとしても16歳では負担も大きかった事でしょう。
わたくしもお飾りとは言え伯爵家の当主となるため自由が少なく、オリバーと出かける市井が息抜きでもありました。
この場にはわたくししかいなかったと言う事もあるかも知れませんが、オリヴィア様とお話が出来て良かったと思いましたわ。年相応な女の子である事も知れました。
ですが、聞いてはならない事も「秘密にしてくださいませ」と告げられました。
――今の子って…おませさんなの?経験済みだなんて!――
いけない。いけない。
そういう考えが古臭いと言われるのよ。婚約者同士ですし、間もなく結婚。お泊りも両家が許可をしていて寝室が同じとなればそうなってしまうでしょう。
「でも‥‥困ってるんです」
「ど、どのようなお困りごとが?」
ポッと頬を染めてさらに小さな声で爆弾を手渡されてしまったのです。
「オムツ交換をしてくれと…知り合いに赤子がいないのでわからなくて」
ディートリヒ様!いえ、もう様はいらないわ。
――ディートリヒ!何てことをお願いしてるの!――
介護用おパンツはそのような事に使ってはいけません!
確かに横からビリビリと裂いて交換はしやすいですが!
あれ?もしかして今の10代はそういう「壊れそうな物ばかり」使ってしまうの?
「バルはそんな事、言いません?」
――言いません!言いません!と言うか未経験なので!――
答えに窮するわたくし。
どうしましょう。バルタザール様にも要求をされたら!?
出来るの?わたくし、出来るの?!
親類に頼んでオムツ交換の練習をさせてもらう?
ダメだわ!オムツ使用者が80代の大叔父様しかいない!
ホールの向かい側でわたくしをみて嬉しそうに手を振るバルタザール様を細い目で見てしまいました。
不調を気付かせてしまうとはなんたる不覚!
他の皆様には気取られないようにしなくてはなりません。
バルタザール様のお母様である公爵子息夫人がクレーベ公爵家の皆様にわたくしをご紹介くださいます。バルタザール様の年齢が16歳と言う事もあって年齢差があるように感じますが、意外と10歳以上の年の差は貴族の間では多く、格別に珍しい事では御座いません。
フレデリック様とでも16歳の差がありましたしね。
それだけ貴族と言うのは「家」を重んじるのです。
べリベリと音がするかのようにバルタザール様がわたくしから剥がれされます。
女性は女性で更なる紹介の洗礼を受けるためで御座います。
「貴女がリーゼロッテさんね。メリーから耳にタコが出来るほど話は聞いているのよ?」
――えっ?!こんなはずじゃなかったという愚痴かしら?――
メリー様とはバルタザール様のお母様。正確にはメヒリティルデ様と仰います。
どんな話をご夫人方でされておられるのか。
どうしましょう。心臓が持ちそうにありません。
「過日は息子のディートリヒが失礼な事を。ごめんなさいね。婚約者のオリヴィアにもよく言って聞かせておいたわ」
「滅相もございません。お気遣いをくださったのにあのような事になってしまいました。謝罪の機会、場を与えてくださり感謝致します」
「貴女は間違っていないわ。今はまだ自由な身とはいえ一歩屋敷の外に出れば一挙手一投足を何処で誰が見ているかも判らないのよ。小さなとっかかりで足を引っかけようとするのが貴族社会。一事が万事、そろそろ年齢を言い訳にも出来なくなるから胸を撫でおろしたくらいよ」
「ほら、御覧なさいな」
クレーベ公爵夫人の視線を追ってみると、バルタザール様がおそらくはディートリヒ様なのでしょう。握手をしているのが見えます。
クレーベ公爵家は既に代替わりはされているのでディートリヒ様は数年のうちに公爵家を継がれます。バルタザール様とは違って迫る当主のプレッシャーもあって羽根を伸ばしたいとより強く感じたのかも知れません。
「10や20の年の差でジジィだのババアだのと言っているのが反対勢力の耳にでも入ればあっという間に基盤が崩れ去るのよ。年齢は抗っても年に1歳加えられるんですもの。抗えないモノに弄りが入れば誰しも気分を害します。家を、領民を背負う時に四面楚歌にもなりかねない。家を潰す気かと主人がオホホホホ」
「そうね。たった9歳でどうこう言われるのなら、わたくし達をどう見ているのか。一度問わねばなりませんわね。オホホホホ」
――怖い!そのオホホホホの詳細は知りたくないわ――
クレーベ公爵夫人の斜め後ろでディートリヒ様の婚約者オリヴィア様が顔色を失っております。今にも倒れそうですわ。貧血には鉄分を含むサクランボが良くってよ?!
違う、違う。鉄のフライパンや鍋を使ったヒジキがいいのよ!ステンレスは鉄分がヒジキに装着されないの!
それも違うわ!そこじゃなかった!
わたくしは、鋼爵夫人‥いえ公爵夫人たちに礼をしてオリヴィア様の元に参ります。
針の筵の如き場では卒倒せずに立っている精神力を褒めて差し上げねば。
ただ、大きな声では言えませんので小声で問うたのです。
「大丈夫ですの?顔色が良くありませんわ」
「リーゼロッテ様。酷い事をしたのに…」
「何もされておりませんわ。気のせいで御座います。それよりも体調が悪いのでは?」
「それが…実は2日目なのです」
サッと周りを見渡します。誰も聞いてはいないようです。
お仲間がいた嬉しさも御座います。わたくしはオリヴィア様と陽の当たる隅の席に向かいました。
「温かいお茶でも頼みましょう。動くのも立っているのも辛いですわよね」
「そうなんです。いつも痛み止めの薬湯を飲むのですがあまり効かなくて」
「不味いですわよね…わたくしも飲むのに苦労しますわ」
「リーゼロッテ様も?!」
「えぇ。蜂蜜を入れるとマシになるかと思ったら、分離して更に酷い味になった事も御座いますわ」
「わたくしもなのです!量が増えるだけでなく味も香りも酷くなったんです」
こればかりは年齢も関係なく感じますものね。
わたくしも酷い日には「効き目がないよね~」と思いつつもゲルタに薬湯を飲まされるのです。この薬湯が苦いのなんの。時間を置けば底に沈殿し、苦みとエグ味が倍増、とろみもマシマシな塊を飲み込まねばならないので出来るだけグルングルンにかき混ぜて一気飲みするのです。
わたくしより一歩先行くオリヴィア様は次期当主夫人という重荷もあり、大人の目が届かない市井散策だけが発散の場だったと言います。甘えと言えば甘えですが早いものは14、15歳で家督を継ぐ者もいます。
だとしても16歳では負担も大きかった事でしょう。
わたくしもお飾りとは言え伯爵家の当主となるため自由が少なく、オリバーと出かける市井が息抜きでもありました。
この場にはわたくししかいなかったと言う事もあるかも知れませんが、オリヴィア様とお話が出来て良かったと思いましたわ。年相応な女の子である事も知れました。
ですが、聞いてはならない事も「秘密にしてくださいませ」と告げられました。
――今の子って…おませさんなの?経験済みだなんて!――
いけない。いけない。
そういう考えが古臭いと言われるのよ。婚約者同士ですし、間もなく結婚。お泊りも両家が許可をしていて寝室が同じとなればそうなってしまうでしょう。
「でも‥‥困ってるんです」
「ど、どのようなお困りごとが?」
ポッと頬を染めてさらに小さな声で爆弾を手渡されてしまったのです。
「オムツ交換をしてくれと…知り合いに赤子がいないのでわからなくて」
ディートリヒ様!いえ、もう様はいらないわ。
――ディートリヒ!何てことをお願いしてるの!――
介護用おパンツはそのような事に使ってはいけません!
確かに横からビリビリと裂いて交換はしやすいですが!
あれ?もしかして今の10代はそういう「壊れそうな物ばかり」使ってしまうの?
「バルはそんな事、言いません?」
――言いません!言いません!と言うか未経験なので!――
答えに窮するわたくし。
どうしましょう。バルタザール様にも要求をされたら!?
出来るの?わたくし、出来るの?!
親類に頼んでオムツ交換の練習をさせてもらう?
ダメだわ!オムツ使用者が80代の大叔父様しかいない!
ホールの向かい側でわたくしをみて嬉しそうに手を振るバルタザール様を細い目で見てしまいました。
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