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残念なセッティング
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待ちに待ったお茶会の日!!
残念な王子様であるエリック第三王子は…おや?どうしたの!!
朝からビシっと決めて13時開始のお茶会の席に8時半には着席しておりますよ?
「殿下、お茶会は午後で御座います。まだ早いかと」
「いや、遅れるよりずっといいだろう?あとたった5時間弱だ。お尻が痛くなっても我慢できるよ」
「そうでございますか‥‥ですがここに座られていてはお茶会の準備に支障が出ます」
「え?そうなの?僕は邪魔?」
「そうでございますね。せめてあと2メートルほどお寄り頂ければよろしいかと」
そうだよねぇ…。先に持ってきた椅子に座られたらテーブルは運べないし椅子の位置も変えられない。邪魔ですよー!
卒業式までは謹慎と言われているエリック殿下。王宮の中なので謹慎が解けたとは言えませんが部屋から出るのも久しぶりです。
座り続けているつもりではいましたが、ふと目の前の花が気になり庭園を回る事にします。
「あっ!オーロラの好きな花が咲いてる」
「っと…殿下。」
「何?あ、そうだ、これを花瓶にさしてよ。オーロラが好きなんだ」
「それは‥‥いやでも‥‥」
「いいんだよ。まぁ、好きな女性の好みをさりげなく演出するのも男の務めだからね」
あれ?エリック!良い事言うじゃないですか!やっとわかりました・・・か・・・って!!
えぇぇ?それはないわぁ…
何で美術系というか、ファッションなんかのデッサンは達人級なのにそっちはダメなの?
メイドが花瓶にさしてテーブルのど真ん中に置いたのは…。
【ドクダミ草】
なんとなくテーブルの周りに魚っぽいというかなんとも言えない微妙な香りがしています。
オマケにかなりの量を盛り込んだものですから、時間が経つにつれて鼻が麻痺しそうです。
どうして庭園にはバラも百合も咲いているのにと使用人皆が不思議に思っていますよ?
ですが当のエリック殿下は超ご機嫌。
やらかす筈ですよねぇ・・。白いってだけでブーケにも使うつもりだったかと思うと吐き気がします。
日除けを侍従たちが運んできますね。
それをジィィィっと見ているエリック殿下。あぁもういい!動くな!黙ってろ!って言いたくなります。
「待って!それは必要なものなのかい?」
「そうですよ。お茶会は13時から15時、一番日が高くなる時刻です。ご令嬢の日焼け対策として欠かせません」
「でも、そうやって設置すると暗くない?」
「それはそうですけど…」
「じゃぁいらないから片付けてくれるかな?」
「ですが!それではご令嬢が日に晒されてしまいます」
「大丈夫だよ。僕に任せておいてよ」
「そ、そうですか?まぁ殿下がそう仰るなら…」
持ってきた日除けを片付け始める従者たち。これでいいのか?とお互いがお互いを見ますが、殿下がいらないと言ってるのに設置するわけにもいかず片付けます。
11時になるとジワジワと気温も上がり始めて31度です。
今日は超快晴!と言ってよいくらい晴れています。雲もありません。
土があるとは言え、お茶会をするテラス‥‥修行の場より暑くなっております。
本日の最高気温の予想は36度。ですが、体感気温はもっと高いでしょう。
折角生けたドクダミ草も花瓶の水がお湯になっております。
既にくにゃりと萎れているドクダミ草。
じりじりと照り付ける太陽の下で最期の点検をする従者たちですが10分もこんな所にいたら倒れそうだと思っております。
余りの暑さに打ち水をしますが、まさに焼け石に水。すぐに乾いてしまいます。
「もうすぐ13時だね!」
セッティングされた椅子に座ろうとしたエリック殿下。座るために椅子を引くと!
「あっつ!!」
当たり前です。だから日除けを設置しようとしたんですよ?
どうするんです?もう日除けはつけられませんよ?間に合いませんもん。
残念な王子‥‥またまたやらかします。
井戸から水を汲みあげると、椅子にザバー!!!
確かに地面に打ち水をしたら乾くの早いですけど椅子は‥‥座ったら服が濡れてしまいますよ?
オマケにもうオーロラが来るというのに、緊張からかトイレに行ってしまうエリック殿下。
結局4時間以上前からこの場に居ても、肝心な時にいないんじゃまたバックレか遅刻って思われちゃうよ!
あぁ…慌てて使用人たち椅子を拭いていましたがオーロラが到着したようです。
炎天下の中に設置されたテーブルを見て固まっていますよ?
オマケにそこにエリック殿下、トイレから戻っておりません。
「いい根性してるわ!」
日傘をさしかけようとするメイサを手で制して、アッツアツの椅子に腰かけるオーロラ。
じりじりと照り付ける太陽!!
時刻は既に13時02分!!エリック結局遅刻です。
着席しているオーロラを見つけると慌てて走って来ます。
本当にダメな王子だよ・・・。
残念な王子様であるエリック第三王子は…おや?どうしたの!!
朝からビシっと決めて13時開始のお茶会の席に8時半には着席しておりますよ?
「殿下、お茶会は午後で御座います。まだ早いかと」
「いや、遅れるよりずっといいだろう?あとたった5時間弱だ。お尻が痛くなっても我慢できるよ」
「そうでございますか‥‥ですがここに座られていてはお茶会の準備に支障が出ます」
「え?そうなの?僕は邪魔?」
「そうでございますね。せめてあと2メートルほどお寄り頂ければよろしいかと」
そうだよねぇ…。先に持ってきた椅子に座られたらテーブルは運べないし椅子の位置も変えられない。邪魔ですよー!
卒業式までは謹慎と言われているエリック殿下。王宮の中なので謹慎が解けたとは言えませんが部屋から出るのも久しぶりです。
座り続けているつもりではいましたが、ふと目の前の花が気になり庭園を回る事にします。
「あっ!オーロラの好きな花が咲いてる」
「っと…殿下。」
「何?あ、そうだ、これを花瓶にさしてよ。オーロラが好きなんだ」
「それは‥‥いやでも‥‥」
「いいんだよ。まぁ、好きな女性の好みをさりげなく演出するのも男の務めだからね」
あれ?エリック!良い事言うじゃないですか!やっとわかりました・・・か・・・って!!
えぇぇ?それはないわぁ…
何で美術系というか、ファッションなんかのデッサンは達人級なのにそっちはダメなの?
メイドが花瓶にさしてテーブルのど真ん中に置いたのは…。
【ドクダミ草】
なんとなくテーブルの周りに魚っぽいというかなんとも言えない微妙な香りがしています。
オマケにかなりの量を盛り込んだものですから、時間が経つにつれて鼻が麻痺しそうです。
どうして庭園にはバラも百合も咲いているのにと使用人皆が不思議に思っていますよ?
ですが当のエリック殿下は超ご機嫌。
やらかす筈ですよねぇ・・。白いってだけでブーケにも使うつもりだったかと思うと吐き気がします。
日除けを侍従たちが運んできますね。
それをジィィィっと見ているエリック殿下。あぁもういい!動くな!黙ってろ!って言いたくなります。
「待って!それは必要なものなのかい?」
「そうですよ。お茶会は13時から15時、一番日が高くなる時刻です。ご令嬢の日焼け対策として欠かせません」
「でも、そうやって設置すると暗くない?」
「それはそうですけど…」
「じゃぁいらないから片付けてくれるかな?」
「ですが!それではご令嬢が日に晒されてしまいます」
「大丈夫だよ。僕に任せておいてよ」
「そ、そうですか?まぁ殿下がそう仰るなら…」
持ってきた日除けを片付け始める従者たち。これでいいのか?とお互いがお互いを見ますが、殿下がいらないと言ってるのに設置するわけにもいかず片付けます。
11時になるとジワジワと気温も上がり始めて31度です。
今日は超快晴!と言ってよいくらい晴れています。雲もありません。
土があるとは言え、お茶会をするテラス‥‥修行の場より暑くなっております。
本日の最高気温の予想は36度。ですが、体感気温はもっと高いでしょう。
折角生けたドクダミ草も花瓶の水がお湯になっております。
既にくにゃりと萎れているドクダミ草。
じりじりと照り付ける太陽の下で最期の点検をする従者たちですが10分もこんな所にいたら倒れそうだと思っております。
余りの暑さに打ち水をしますが、まさに焼け石に水。すぐに乾いてしまいます。
「もうすぐ13時だね!」
セッティングされた椅子に座ろうとしたエリック殿下。座るために椅子を引くと!
「あっつ!!」
当たり前です。だから日除けを設置しようとしたんですよ?
どうするんです?もう日除けはつけられませんよ?間に合いませんもん。
残念な王子‥‥またまたやらかします。
井戸から水を汲みあげると、椅子にザバー!!!
確かに地面に打ち水をしたら乾くの早いですけど椅子は‥‥座ったら服が濡れてしまいますよ?
オマケにもうオーロラが来るというのに、緊張からかトイレに行ってしまうエリック殿下。
結局4時間以上前からこの場に居ても、肝心な時にいないんじゃまたバックレか遅刻って思われちゃうよ!
あぁ…慌てて使用人たち椅子を拭いていましたがオーロラが到着したようです。
炎天下の中に設置されたテーブルを見て固まっていますよ?
オマケにそこにエリック殿下、トイレから戻っておりません。
「いい根性してるわ!」
日傘をさしかけようとするメイサを手で制して、アッツアツの椅子に腰かけるオーロラ。
じりじりと照り付ける太陽!!
時刻は既に13時02分!!エリック結局遅刻です。
着席しているオーロラを見つけると慌てて走って来ます。
本当にダメな王子だよ・・・。
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