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B.C.
圧死
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お昼ごはんのガパオライスを作り終えると私のお腹が限界を超えたらしく、胃が引き締まり永遠とお腹が鳴るようになった。
あと5分で午前中の授業は終わるけど2人を待ちきれない私は1つだけ残っていたパックのヨーグルトを取り出し、わずかにお腹を満たしていると背後から嫌な視線を感じて振り返る。
奏乃「…ごめんなさい。」
私は不機嫌な世月くんに謝りまだ余っているヨーグルトを作業台に置いてご飯の盛り付けをやり始める。
世月「俺と一緒って言ってんじゃん。」
と、世月くんは不機嫌のピークを露わにして私の足を踏みつける行動をまたしてきた。
奏乃「お腹空いちゃって…。私の体ってどうしても燃費悪くてすぐお腹空いちゃうの…。」
世月「朝ごはんも一緒って言ってんのに何で食べないの?」
奏乃「音出しちゃうものは朝のうちに終わらせたいからどうしても同じ時間に食べれないの。」
世月「もっと早く起きればいいじゃん。」
奏乃「早起き苦手…。」
世月「大人のくせに甘えたこと言うなよ。」
そう言って世月くんは私の足を捻り潰すようにぐりっと踏みつけると、喉が渇いたのかグラスを取り冷蔵庫の中を見始めた。
奏乃「…14歳は大人じゃないの?」
世月「あ?」
私が思ったことを素直に伝えると世月くんは目尻と眉を釣り上げて私を睨んできた。
奏乃「サンタさんが来なくなったら大人って私は両親に教わったけど、世月くんはまだ来てくれるの?」
世月「さんたって誰だよ。」
奏乃「え?クリスマスイブの夜、子供たちが寝てる間にプレゼントを届けてくれる人。」
世月「不法侵入じゃん。」
そう言って世月くんは私が見てきた中で1番不機嫌そうにしてミックスフルーツジュースを取り出し、少し乱暴にグラスへ注ぐ。
奏乃「サンタさんは魔法を使うから法には触れないんだよ。」
世月「魔法なんか信じてんの?」
奏乃「魔法がないと世界中の子どもたちにプレゼント渡せないじゃん。」
世月「サンタって1人なの?」
と、世月くんは少し目尻を下げてサンタさんの存在に興味を示し始めた。
奏乃「大陸ごとにいるって言ってたから5人。」
世月「俺、プレゼント1回も貰ったことない。」
奏乃「子どもでも悪いことしたら貰えないんだよ。」
世月「悪いことって何?」
奏乃「んー…?犯罪を犯したり、人が嫌だと思うことしたり?」
世月「してない。」
奏乃「…私は足踏まれて嫌だなぁって思ったけど。」
私は3人分のガパオライスをトレイに乗せてスプーンとグラスを用意していると世月くんがお昼ごはん用に作っていた水出しコーヒーを取ってくれた。
奏乃「…ありがとう。」
世月「サンタって何でも欲しいものくれるの?」
と、世月くんは少し目を逸らしながら気まずそうに聞いてきた。
奏乃「私は欲しいもの貰えてたよ。」
世月「貰えない時あるの?」
奏乃「日々の行いで欲しくないものだったり、頼んだものと違うものだったりする時はあるよ。」
世月「特定のものを頼めるの?」
奏乃「お手紙に書いて欲しいものを伝えるの。まだ送ってないの?」
私は作業台脇にある時計に映し出された12月11日という数字を見てタイムリミットが迫っていることを世月くんに教える。
世月「その制度知らなかったし、住所知らない。」
奏乃「家の主人がサンタさんの住所知ってるんだよ。だから世月くんは書いてその人に渡すだけでいいの。」
世月「へー…。」
と、世月くんは私の話を興味深々に聞いてくれたので、今日の授業が終わったら雑貨屋へ行ってレターセットを買いに行くことにした。
環流 虹向/UNDEAD・L・L・IVE
あと5分で午前中の授業は終わるけど2人を待ちきれない私は1つだけ残っていたパックのヨーグルトを取り出し、わずかにお腹を満たしていると背後から嫌な視線を感じて振り返る。
奏乃「…ごめんなさい。」
私は不機嫌な世月くんに謝りまだ余っているヨーグルトを作業台に置いてご飯の盛り付けをやり始める。
世月「俺と一緒って言ってんじゃん。」
と、世月くんは不機嫌のピークを露わにして私の足を踏みつける行動をまたしてきた。
奏乃「お腹空いちゃって…。私の体ってどうしても燃費悪くてすぐお腹空いちゃうの…。」
世月「朝ごはんも一緒って言ってんのに何で食べないの?」
奏乃「音出しちゃうものは朝のうちに終わらせたいからどうしても同じ時間に食べれないの。」
世月「もっと早く起きればいいじゃん。」
奏乃「早起き苦手…。」
世月「大人のくせに甘えたこと言うなよ。」
そう言って世月くんは私の足を捻り潰すようにぐりっと踏みつけると、喉が渇いたのかグラスを取り冷蔵庫の中を見始めた。
奏乃「…14歳は大人じゃないの?」
世月「あ?」
私が思ったことを素直に伝えると世月くんは目尻と眉を釣り上げて私を睨んできた。
奏乃「サンタさんが来なくなったら大人って私は両親に教わったけど、世月くんはまだ来てくれるの?」
世月「さんたって誰だよ。」
奏乃「え?クリスマスイブの夜、子供たちが寝てる間にプレゼントを届けてくれる人。」
世月「不法侵入じゃん。」
そう言って世月くんは私が見てきた中で1番不機嫌そうにしてミックスフルーツジュースを取り出し、少し乱暴にグラスへ注ぐ。
奏乃「サンタさんは魔法を使うから法には触れないんだよ。」
世月「魔法なんか信じてんの?」
奏乃「魔法がないと世界中の子どもたちにプレゼント渡せないじゃん。」
世月「サンタって1人なの?」
と、世月くんは少し目尻を下げてサンタさんの存在に興味を示し始めた。
奏乃「大陸ごとにいるって言ってたから5人。」
世月「俺、プレゼント1回も貰ったことない。」
奏乃「子どもでも悪いことしたら貰えないんだよ。」
世月「悪いことって何?」
奏乃「んー…?犯罪を犯したり、人が嫌だと思うことしたり?」
世月「してない。」
奏乃「…私は足踏まれて嫌だなぁって思ったけど。」
私は3人分のガパオライスをトレイに乗せてスプーンとグラスを用意していると世月くんがお昼ごはん用に作っていた水出しコーヒーを取ってくれた。
奏乃「…ありがとう。」
世月「サンタって何でも欲しいものくれるの?」
と、世月くんは少し目を逸らしながら気まずそうに聞いてきた。
奏乃「私は欲しいもの貰えてたよ。」
世月「貰えない時あるの?」
奏乃「日々の行いで欲しくないものだったり、頼んだものと違うものだったりする時はあるよ。」
世月「特定のものを頼めるの?」
奏乃「お手紙に書いて欲しいものを伝えるの。まだ送ってないの?」
私は作業台脇にある時計に映し出された12月11日という数字を見てタイムリミットが迫っていることを世月くんに教える。
世月「その制度知らなかったし、住所知らない。」
奏乃「家の主人がサンタさんの住所知ってるんだよ。だから世月くんは書いてその人に渡すだけでいいの。」
世月「へー…。」
と、世月くんは私の話を興味深々に聞いてくれたので、今日の授業が終わったら雑貨屋へ行ってレターセットを買いに行くことにした。
環流 虹向/UNDEAD・L・L・IVE
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