36 / 97
ANNIVERSARY
ぬくぬく炬燵
しおりを挟む
信之の作ってくれた海鮮鍋は絶品で、ケーキを食べる空間を空けることも忘れて食べてしまった。
信之「お腹いっぱいだね。」
明人「うん。ケーキはもうちょっと後でいい?」
信之「うん。明人のタイミングでいいよ。」
明人「ありがとう。」
私はこの至福を味わいながら牛になっても構わないと思い、信之の膝を借りて寝転がる。
信之「背中、寒くない?」
明人「…まあ、そうだけど、信之の枕欲しい。」
信之「ここおいで。テーブル少し押したらTVも見えるよ。」
と、信之は自分の脚の間を指し、魅惑のあったかスポットに私を呼び込む。
明人「重くない?」
信之「俺の上にたまに乗ってるじゃん。変わらないよ。」
なんでそんなこと恥ずかしげもなく言えるんだ。
好きだけど人前で言われたらたまったもんじゃないなと思いつつ、私は信之の脚の間に入り、信之の真ん中を枕にしながらお腹休憩をする。
信之「足先まで入ってる?」
明人「うん。中であぐらかいてる。」
信之「そっか。」
と、信之は急に私のつみれを包み込むように服の上から触れてきた。
明人「…え?」
信之「触ってると落ち着くから。ダメ?」
明人「い、いいけど…。」
こんなこと初めてで驚く私に信之は優しい笑顔のまま、つみれが美味しくなるようにこね始めた。
私はお腹いっぱいで感覚が鈍ってるはずなのに、信之だからかお腹がムズムズしてくる。
私はコタツの熱が直当たりしているお腹を気づかれないようにくねらせて、そのムズムズを発散していくと少し首元が汗ばんできた。
信之「…暑い?」
明人「…ちょっと。」
信之「パーカー脱いじゃえば?」
明人「うん…。」
私はその場でパーカーを脱ぎ、全ての温もりを薄い下着越しに感じてまた少し汗をかく。
信之「お腹張ってるならブラも取っていいんじゃない?」
明人「…したいの?」
信之「どうだろ。」
私の首元にある信之のやる気スイッチはまだ起き上がってないけど、どうなんだろ。
私はとりあえず楽に過ごそうと思い、張るお腹を押さえつけていたブラを取り上は肌着1枚になった。
すると信之はその肌着の下に手を入れて、本格的なつみれを作り始めた。
信之「寒い?たってるけど。」
明人「…信之はたたないの?」
信之「どうだろ。」
どうだろばっか。
濁すの下手くそかよ。
けど、そんな信之も好きだよ。
私は仰向けに寝転んでいたところをうつ伏せになるようにひっくり返り、信之のスウェットパンツの上から具合を確かめる。
今日はお鍋で温まったり、コタツで温まったり、私の首元で温まったりしてたからいつもより温かい気がするけど、まだ柔らかいな。
私はもうお腹いっぱいだったけれど、そのスウェットの上から口に入れたいものを咥えて様子見をしてみる。
信之「何してるの?」
明人「試食。」
信之「実食は?」
明人「皮剥ぐのめんどくさいかも。」
と、私は信之の気分を聞くためにそう言うと信之は自分から2つの布の皮を剥いでくれた。
明人「信之の匂い好き。」
私は信之の匂いがいっぱいな匂い袋に鼻を近づけて、信之の匂いを吸う。
信之「風呂入ってないからそこまでね。」
え…?そんなことある?
今から始まるんじゃないの?
信之「…ちょっと我慢出来ないからそのままいて。」
と、信之は自分1人で匂い袋の小さい口から中身を出そうとしてしまう。
そのままって、私とここで目を合わせたまま終わらせたいってこと?
ちょっと前から思ってたけど、信之って意外とアブくんだよね?
そこも好きだけど、私がいるのに1人でするのはダメでしょ。
私は何もせずに終わらせたくなくて、匂い袋を唇で食べると信之の聞いたことない吐息が聞こえて私の腰が反応してしまう。
信之「汚いから…、もう少しで終わるから口離して。」
明人「…やふぁ。しゅるよ。」
私はいつも自分の弱いところを突いてくる真っ赤なイチゴを口に含み味わう。
信之「…きた、ないよ。」
私は口を離したくなくて声を出さずに頭だけ横に振り、信之の手に自分の手を添えて動きを誘導する。
信之「…危なくなったら顔離すから。」
そう言って信之は私の首にそっと手を添えたまま、片手を動かしていき私はそれに合わせて出てくる甘いイチゴジュースを楽しんでいると急に喉を強く上げられそうになり、必死で抵抗しているとおまけの練乳が口いっぱいに広がった。
信之「なっ…、あ、ストップ。」
私は練乳をくれたお礼にお風呂前の信之を口で拭き洗いしていると、信之は私の顔を両手で持ち上げて強制的に辞めさせた。
信之「ぺっ、して。」
と、信之は手早く掴んだティッシュを私の口元に出した。
けど、私は美味しくて全部飲んでしまったので後の祭り。
私は鼻をかみ、それをゴミ箱に投げ捨てると信之にコタツから体を引き上げられてしまう。
信之「なんで飲んだの。汚いよ?」
明人「汚くないよ。甘くて美味しかったよ。」
信之「…白くて甘くて美味しいのは甘酒ぐらいだよ。」
明人「信之の甘酒美味しかった。」
私がそう言うと信之がため息をつき、私を雑に抱きしめた。
信之「今のはお風呂入ってからにして。」
明人「…なんで?」
信之「俺臭い明人にキスするのちょっと抵抗ある。」
と言ったそばから信之は私に自分の甘酒を味わうようにキスをした。
信之「…不味いじゃん。」
明人「美味しいよ。」
成くんよりも、りとよりも、他の人よりも、甘くて愛情いっぱいで美味しい。
信之「…ちゃんと歯磨きしてからケーキ食べようね。」
明人「うん。」
私はそのまま信之に椅子になってもらってたくさんマッサージをしてもらい、2人してお腹に余裕が出来た頃にケーキを食べることにした。
明人「ハッピーバースデー!」
私は3と0のろうそくを1つのミニケーキに刺して、火を吹き消してもらう。
信之「ありがとう。」
明人「信之が好きなオレンジ全部あげるね。」
私は半分にしたフルーツケーキに乗っているオレンジを信之のお皿に移していく。
信之「じゃあ、明人の好きなイチゴあげるね。」
明人「え!いいよ。主役は信之だもん。」
信之「2人が主役だよ。」
明人「…はずれ?」
信之「うん。けど、この日は特に嬉しいよ。」
…どういうこと?
私は遠目に見えるカレンダーで今日の日付を朝ぶりに確認する。
2月28日。
ってことは、日にちだけ合ってたってことかな。
明人「ヒントありがとう。私もちょっと嬉しいよ。」
私も日にちが近いことを教えて信之と好きなものを交換し合いながら、誕生日を祝った。
…………
夜・信之の絶品海鮮鍋
デザート・イチゴと練乳 誕生日のフルーツケーキ
信之のヒントで日にちは決まった!
後は月を当てるのみ!(きっと)
おやすみ、信之・明人
…………
環流 虹向/エンディングノート
信之「お腹いっぱいだね。」
明人「うん。ケーキはもうちょっと後でいい?」
信之「うん。明人のタイミングでいいよ。」
明人「ありがとう。」
私はこの至福を味わいながら牛になっても構わないと思い、信之の膝を借りて寝転がる。
信之「背中、寒くない?」
明人「…まあ、そうだけど、信之の枕欲しい。」
信之「ここおいで。テーブル少し押したらTVも見えるよ。」
と、信之は自分の脚の間を指し、魅惑のあったかスポットに私を呼び込む。
明人「重くない?」
信之「俺の上にたまに乗ってるじゃん。変わらないよ。」
なんでそんなこと恥ずかしげもなく言えるんだ。
好きだけど人前で言われたらたまったもんじゃないなと思いつつ、私は信之の脚の間に入り、信之の真ん中を枕にしながらお腹休憩をする。
信之「足先まで入ってる?」
明人「うん。中であぐらかいてる。」
信之「そっか。」
と、信之は急に私のつみれを包み込むように服の上から触れてきた。
明人「…え?」
信之「触ってると落ち着くから。ダメ?」
明人「い、いいけど…。」
こんなこと初めてで驚く私に信之は優しい笑顔のまま、つみれが美味しくなるようにこね始めた。
私はお腹いっぱいで感覚が鈍ってるはずなのに、信之だからかお腹がムズムズしてくる。
私はコタツの熱が直当たりしているお腹を気づかれないようにくねらせて、そのムズムズを発散していくと少し首元が汗ばんできた。
信之「…暑い?」
明人「…ちょっと。」
信之「パーカー脱いじゃえば?」
明人「うん…。」
私はその場でパーカーを脱ぎ、全ての温もりを薄い下着越しに感じてまた少し汗をかく。
信之「お腹張ってるならブラも取っていいんじゃない?」
明人「…したいの?」
信之「どうだろ。」
私の首元にある信之のやる気スイッチはまだ起き上がってないけど、どうなんだろ。
私はとりあえず楽に過ごそうと思い、張るお腹を押さえつけていたブラを取り上は肌着1枚になった。
すると信之はその肌着の下に手を入れて、本格的なつみれを作り始めた。
信之「寒い?たってるけど。」
明人「…信之はたたないの?」
信之「どうだろ。」
どうだろばっか。
濁すの下手くそかよ。
けど、そんな信之も好きだよ。
私は仰向けに寝転んでいたところをうつ伏せになるようにひっくり返り、信之のスウェットパンツの上から具合を確かめる。
今日はお鍋で温まったり、コタツで温まったり、私の首元で温まったりしてたからいつもより温かい気がするけど、まだ柔らかいな。
私はもうお腹いっぱいだったけれど、そのスウェットの上から口に入れたいものを咥えて様子見をしてみる。
信之「何してるの?」
明人「試食。」
信之「実食は?」
明人「皮剥ぐのめんどくさいかも。」
と、私は信之の気分を聞くためにそう言うと信之は自分から2つの布の皮を剥いでくれた。
明人「信之の匂い好き。」
私は信之の匂いがいっぱいな匂い袋に鼻を近づけて、信之の匂いを吸う。
信之「風呂入ってないからそこまでね。」
え…?そんなことある?
今から始まるんじゃないの?
信之「…ちょっと我慢出来ないからそのままいて。」
と、信之は自分1人で匂い袋の小さい口から中身を出そうとしてしまう。
そのままって、私とここで目を合わせたまま終わらせたいってこと?
ちょっと前から思ってたけど、信之って意外とアブくんだよね?
そこも好きだけど、私がいるのに1人でするのはダメでしょ。
私は何もせずに終わらせたくなくて、匂い袋を唇で食べると信之の聞いたことない吐息が聞こえて私の腰が反応してしまう。
信之「汚いから…、もう少しで終わるから口離して。」
明人「…やふぁ。しゅるよ。」
私はいつも自分の弱いところを突いてくる真っ赤なイチゴを口に含み味わう。
信之「…きた、ないよ。」
私は口を離したくなくて声を出さずに頭だけ横に振り、信之の手に自分の手を添えて動きを誘導する。
信之「…危なくなったら顔離すから。」
そう言って信之は私の首にそっと手を添えたまま、片手を動かしていき私はそれに合わせて出てくる甘いイチゴジュースを楽しんでいると急に喉を強く上げられそうになり、必死で抵抗しているとおまけの練乳が口いっぱいに広がった。
信之「なっ…、あ、ストップ。」
私は練乳をくれたお礼にお風呂前の信之を口で拭き洗いしていると、信之は私の顔を両手で持ち上げて強制的に辞めさせた。
信之「ぺっ、して。」
と、信之は手早く掴んだティッシュを私の口元に出した。
けど、私は美味しくて全部飲んでしまったので後の祭り。
私は鼻をかみ、それをゴミ箱に投げ捨てると信之にコタツから体を引き上げられてしまう。
信之「なんで飲んだの。汚いよ?」
明人「汚くないよ。甘くて美味しかったよ。」
信之「…白くて甘くて美味しいのは甘酒ぐらいだよ。」
明人「信之の甘酒美味しかった。」
私がそう言うと信之がため息をつき、私を雑に抱きしめた。
信之「今のはお風呂入ってからにして。」
明人「…なんで?」
信之「俺臭い明人にキスするのちょっと抵抗ある。」
と言ったそばから信之は私に自分の甘酒を味わうようにキスをした。
信之「…不味いじゃん。」
明人「美味しいよ。」
成くんよりも、りとよりも、他の人よりも、甘くて愛情いっぱいで美味しい。
信之「…ちゃんと歯磨きしてからケーキ食べようね。」
明人「うん。」
私はそのまま信之に椅子になってもらってたくさんマッサージをしてもらい、2人してお腹に余裕が出来た頃にケーキを食べることにした。
明人「ハッピーバースデー!」
私は3と0のろうそくを1つのミニケーキに刺して、火を吹き消してもらう。
信之「ありがとう。」
明人「信之が好きなオレンジ全部あげるね。」
私は半分にしたフルーツケーキに乗っているオレンジを信之のお皿に移していく。
信之「じゃあ、明人の好きなイチゴあげるね。」
明人「え!いいよ。主役は信之だもん。」
信之「2人が主役だよ。」
明人「…はずれ?」
信之「うん。けど、この日は特に嬉しいよ。」
…どういうこと?
私は遠目に見えるカレンダーで今日の日付を朝ぶりに確認する。
2月28日。
ってことは、日にちだけ合ってたってことかな。
明人「ヒントありがとう。私もちょっと嬉しいよ。」
私も日にちが近いことを教えて信之と好きなものを交換し合いながら、誕生日を祝った。
…………
夜・信之の絶品海鮮鍋
デザート・イチゴと練乳 誕生日のフルーツケーキ
信之のヒントで日にちは決まった!
後は月を当てるのみ!(きっと)
おやすみ、信之・明人
…………
環流 虹向/エンディングノート
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる