絶対的支配者である暴虐王太子の義弟は愛玩の檻の中

椎葉たき

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◆6.初めてのお勤め (4)◆

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「ぎあ゛っ!」
 従順なフェレルの尻に、冷たい香油がたっぷりと垂らされ、昨日の今日で治りきっていないソコにツプリと指を差し込まれて、痛みで悲鳴を上げる。
 グチュグチュと抜き差しし、早急に入り口を拡げられる。指を増やされて狭い入り口を無理矢理暴かれた。真っ赤に爛れたソコを拓かれる痛みに悶絶し、ハクハクと喘いだ。

 フェレルの過酷な状況にも配慮されることなく、ズップリと怒張の亀頭が埋め込まれる。

「い゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛!!」

「熱があるからかな。ナカ、熱くてイイ」

 使われる行為に快感なんて少しもない。痛みと苦しみにひたすら耐える地獄の時間だった。
 それでも、熱に浮かされて力が入らないのは逆によかった。ズブズブと簡単に義兄のペニスを飲み込めて、昨日よりは苦しくない。

 昨日よりもマシだったけれど、苦痛がなくなった訳ではない。
 馴染むのも待ってはくれなし、フェレルの体を気遣ってはくれない。
 杭が引かれたと思えば、グチュリと内臓を押し上げられる。

 激しい抽挿に尻たぶがヴァルグードにぶつかり、打たれる。肉同士がぶつかり合えば、肉の薄いフェレルの尻が負けて赤くなった。

 引き抜かれる寸前まで引かれ、一気に奥を叩く。深い抽挿に何度も奥を叩かれ、抉られる。

 腫れて盛り上がる後孔の入り口が擦れて、ヌチヌチグチョグチョと粘液が鳴っり、ナカが痙攣した。

 力の入らない体では、抵抗する統べはない。
 何度も何度も叩かれ、肚のナカをかき回される。
 ミチミチとナカに詰まる太いオス芯に、いつ肚が破れるのか、後孔が壊れるのではないかと恐怖した。

 奥の奥、硬いペニスで柔らかいところをゴツゴツと殴られて、遂に陥落し、その先をこじ開けられた。

「っっっ!!」

 グボンと貫かれた衝撃が脳天まで響き、息を詰めた声にならない悲鳴を上げる。
 入ってはいけない奥まで犯され、視界が真っ白に染まり意識が飛びそうになった。心臓がギュッと握りつぶされるような痛みだ。

 フェレルの体は、フェレルのものではない。義兄の男妾になると了承したときから、ヴァルグードを悦ばせるためのもの。どんなに苦しくても、拒絶してはならない。痛みだろうが苦しみだろうが、絶対的な支配者であるヴァルグードがくれるのだ、ありがたく受け入れなければならない。
 上の口も下の孔も、ヴァルグードに犯されるために存在する生きた肉孔だった。

 柔らかいナカを、ぐぼっぐぼっと何度ほじられ抉られ、突き殴られて、呼吸すら危うい。叫ぶ気力さえなく、いいように揺さぶられるだけだ。
 意識が飛びかけても、苦痛で現実に引き戻される。気を失うことも許されない。

「イイよ、イイ。ナカの曲がっているところに引っかかって、気持ちいいね、フェレル」

 ごりゅごりゅとカリを引っかけて抉るのが気に入ってくれたようで、恍惚と悦んでくれるヴァルグードだけが、フェレルの悦びだった。

 奥でヴァルグードのペニスが脈動し、吐精してナカに注がれる。
 拷問が終わりを告げ、肚を満たしてじわりと広がる熱に、フェレルは震えて歓喜した。

 萎えたペニスがズルンと引き抜かれ、閉まらない後孔がハクハクと蠢いた。
 疲労感でトロトロとした眠気が襲う。このまま眠って気を失いたかった。地獄の苦しみを、ただの夢だと思いたかった。

 フェレルは、ヴァルグードの手によりズボンを履かされて、抱き上げられる。

「まだ寝てはならない。食べさせてあげるのだから、食事をしなさい」
 半分、闇に落ち掛けている意識の中で優しいヴァルグードの声を聞き、こくんと頷き口を開ける。
 持ってきたときは温かかっただろうポタージュは、凌辱の間にすっかり冷え切っていた。

 鳥の雛の如くスプーンでポタージュを給餌される。解熱剤を飲まされ、口移しで水を飲まされた。クチュクチュと舌で腔内を舐め回され、前日の夜に内容物を全て出し切りぺたんこだったフェレルの腹は、ヴァルグードの唾液と性と、ポタージュで膨れる。

「よしよし、よく頑張った。偉い」
 トントンと背中を優しく叩かれ、鞭の跡が疼く。

 生きながら死んでいるかのようにぐったりとして、体が熱い。これ以上の無理をすれば本当に死んでしまうと思ったのか、反応しなくなったフェレルに飽きたのか、ようやく解放された。

 そっとベッドに寝かされ、羽毛布団を掛けられる。尻からドロリと出てきた白濁で下着が濡れる不快感も、疲れの前には敵わない。
 頭を撫でられて、抱かれたヴァルグードの体温の優しさだけを思い出し、気を失うように眠った。

 フェレルがヴァルグード専用の男妾として、初めてした奉仕は体を全て捧げるよう調教された過酷なものだった。
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