単純な俺たちのありふれた恋の話

みーくん

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魔術師団長

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 二人全裸で、さあ今からですよという時。圭一郎が宣言した。



「今日は俺攻めるから!」



なんじゃそりゃ・・・と思った。







「直樹、その可愛い口を開けでごらん。俺の舌で犯してあげるから・・・。」

「・・・え?・・・」

「ほら、いい子だから・・・。」



 いつもと違う様子の圭一郎に戸惑いながらも口を少し開けると、激しく口内をなぞられ舌を絡め取られ声が漏れる。



「ふぁ・・・ふ・・・ん・・・ううん・・・」

「なおき。甘いね・・・。」



 口内を犯していた唇が首筋に移る。舌先で舐めまわされゾクッとする。その間に手は胸の突起を優しく抓る。



「あっ・・・」

「直樹は乳首が感じるよね。ねえ・・・これがいい?」

「あぅっ・・・爪でっ・・カリカリ・・・だめぇ・・・」

「ダメじゃないでしょ?イイでしょ?」

「あぁぁっ・・・・イイ・・から・・・だめぇ・・・」

「ほら、下はもうビショビショだよ・・・」



 空いている手で完全に勃ち上がったモノを握り、親指で先っぽを透明のヌルヌルを絡めながら撫でまわす。



「はぁあん・・・両方は・・・だめぇ・・・」

「こんなに漏らして・・・悪い子だね・・・。乳首もこんなに勃たせて・・・」



 執着に上と下を同時に弄られ、ふわふわとした世界へ意識が飛んでいく感覚に陥る。 

 いつもは言わないような圭一郎の言葉に頭では混乱しつつも耳元で囁かれれば、それすら性感帯に響いてしまう。



「直樹・・・最高に綺麗だよ。もっと乱れて・・・」



 「どこが感じるか教えて。」「お仕置きだよ。」「イヤらしい子だね」・・・その後も次から次へと、キャラ設定のよく分からない言葉攻めにあい、俺も訳が分からなくなっていった。



「けぇいちろぉ~もういれてぇ~」

「何が欲しいの?言ってごらん。」

「けぇいちろぉのが欲しい。」

「俺の何がどこに欲しいのか教えて。」

「・・・・・・。」

「ちゃんと言わないと分からないよ。ほら。」

「いじわるしないで・・・・・・」



はっ!そうだこれは意地悪だ!



 少し冷静になると、仕返しをしたくなった俺は



 自ら膝を抱えて足を開き、下の窄みを見せつける。



「ココに、圭一郎のデカくて硬いチンコを奥まで入れて突いて欲しい。」



・・・・・・



圭一郎は遂に鼻血を出した。







 鼻血が止まった圭一郎は、一気に奥まで突き上げる。

そして繋がったままで俺を抱き上げ座らせた。



「対面座位してみたかったんだろ?」

「はぅ・・・圭一郎!これダメっ!やばい!」

「きもちー?」

「おくっ・・・おくまでっきすぎてっあぁぁっ」

「もっと感じてっ」

「はぁっ・・・だめだめだめぇぇぇ・・・」

「もっと・・・突くよっ・・・」

「あんあぁぁ・・・いっちゃうぅ・・・」

「イって直樹」



 いつもより大きな声で啼き続けて、前を触ってないのにイッてしまった。

 後ろにグッタリ倒れそうになると圭一郎が慌てて支え、そのまま押し倒され正常位で啼かされ続け、盛大に飛んだ。









 目が覚めると部屋は暗く、彼シャツ(トレーナーだけど)

を着せられ、圭一郎に後ろから抱きしめられながら、キレイになったベッドに寝ていた。



「なおきぃ?おきたぁ?」

「ごめん。起こしちゃった?」

「いいよ。大丈夫。」

「後始末とかごめん。一人でさせて。」

「気にしないで!今日の直樹もサイコーだった。俺が無理させたから。」



「そー言えば、今日の言葉攻めは何設定だったの?あれ。」



 と問うと、いつもと違うことがしたくて漫画で勉強したらしい。R18異世界転生BL版で。何で!?と思ったが口には出さず「何キャラ設定なの?」と確認すると



「氷の魔術師団長だよ。」



 そこは王子じゃないのかよ!!と突っ込んだ。



 学校では完璧王子のくせに、俺の前だけでちょっとダメになる甘々な、この王子のことが俺は大好きなんだ。



 キスを交わしながらベッドの中で話しているうちに睡魔に襲われ、次に二人で目覚めた時は昼を過ぎていた。





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