39 / 45
魔術師団長
しおりを挟む二人全裸で、さあ今からですよという時。圭一郎が宣言した。
「今日は俺攻めるから!」
なんじゃそりゃ・・・と思った。
「直樹、その可愛い口を開けでごらん。俺の舌で犯してあげるから・・・。」
「・・・え?・・・」
「ほら、いい子だから・・・。」
いつもと違う様子の圭一郎に戸惑いながらも口を少し開けると、激しく口内をなぞられ舌を絡め取られ声が漏れる。
「ふぁ・・・ふ・・・ん・・・ううん・・・」
「なおき。甘いね・・・。」
口内を犯していた唇が首筋に移る。舌先で舐めまわされゾクッとする。その間に手は胸の突起を優しく抓る。
「あっ・・・」
「直樹は乳首が感じるよね。ねえ・・・これがいい?」
「あぅっ・・・爪でっ・・カリカリ・・・だめぇ・・・」
「ダメじゃないでしょ?イイでしょ?」
「あぁぁっ・・・・イイ・・から・・・だめぇ・・・」
「ほら、下はもうビショビショだよ・・・」
空いている手で完全に勃ち上がったモノを握り、親指で先っぽを透明のヌルヌルを絡めながら撫でまわす。
「はぁあん・・・両方は・・・だめぇ・・・」
「こんなに漏らして・・・悪い子だね・・・。乳首もこんなに勃たせて・・・」
執着に上と下を同時に弄られ、ふわふわとした世界へ意識が飛んでいく感覚に陥る。
いつもは言わないような圭一郎の言葉に頭では混乱しつつも耳元で囁かれれば、それすら性感帯に響いてしまう。
「直樹・・・最高に綺麗だよ。もっと乱れて・・・」
「どこが感じるか教えて。」「お仕置きだよ。」「イヤらしい子だね」・・・その後も次から次へと、キャラ設定のよく分からない言葉攻めにあい、俺も訳が分からなくなっていった。
「けぇいちろぉ~もういれてぇ~」
「何が欲しいの?言ってごらん。」
「けぇいちろぉのが欲しい。」
「俺の何がどこに欲しいのか教えて。」
「・・・・・・。」
「ちゃんと言わないと分からないよ。ほら。」
「いじわるしないで・・・・・・」
はっ!そうだこれは意地悪だ!
少し冷静になると、仕返しをしたくなった俺は
自ら膝を抱えて足を開き、下の窄みを見せつける。
「ココに、圭一郎のデカくて硬いチンコを奥まで入れて突いて欲しい。」
・・・・・・
圭一郎は遂に鼻血を出した。
鼻血が止まった圭一郎は、一気に奥まで突き上げる。
そして繋がったままで俺を抱き上げ座らせた。
「対面座位してみたかったんだろ?」
「はぅ・・・圭一郎!これダメっ!やばい!」
「きもちー?」
「おくっ・・・おくまでっきすぎてっあぁぁっ」
「もっと感じてっ」
「はぁっ・・・だめだめだめぇぇぇ・・・」
「もっと・・・突くよっ・・・」
「あんあぁぁ・・・いっちゃうぅ・・・」
「イって直樹」
いつもより大きな声で啼き続けて、前を触ってないのにイッてしまった。
後ろにグッタリ倒れそうになると圭一郎が慌てて支え、そのまま押し倒され正常位で啼かされ続け、盛大に飛んだ。
目が覚めると部屋は暗く、彼シャツ(トレーナーだけど)
を着せられ、圭一郎に後ろから抱きしめられながら、キレイになったベッドに寝ていた。
「なおきぃ?おきたぁ?」
「ごめん。起こしちゃった?」
「いいよ。大丈夫。」
「後始末とかごめん。一人でさせて。」
「気にしないで!今日の直樹もサイコーだった。俺が無理させたから。」
「そー言えば、今日の言葉攻めは何設定だったの?あれ。」
と問うと、いつもと違うことがしたくて漫画で勉強したらしい。R18異世界転生BL版で。何で!?と思ったが口には出さず「何キャラ設定なの?」と確認すると
「氷の魔術師団長だよ。」
そこは王子じゃないのかよ!!と突っ込んだ。
学校では完璧王子のくせに、俺の前だけでちょっとダメになる甘々な、この王子のことが俺は大好きなんだ。
キスを交わしながらベッドの中で話しているうちに睡魔に襲われ、次に二人で目覚めた時は昼を過ぎていた。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる