単純な俺たちのありふれた恋の話

みーくん

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単純な俺たちの2年生の終わり

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 あの日は結局、昼過ぎに起きてダラダラ(主にイチャイチャ)過ごして二人の体力が戻ればヤッて、圭一郎のお望み通り、朝から晩まで・・・いや、初日の晩から圭一郎の両親が帰ってくるギリギリまで幾度となく抱き合った。



 月曜日は、動けないまでは無かったものの歩き方が不自然だっただろうし、6時間の授業を受けるには尻が痛かった。俺と同じか俺よりも酷い状態の健介と廊下で会った時には、お互いの肩を叩き合い励まし合った。健介も魔王様と仲良くやっているようで安心した。最近の健介は変な色気が駄々洩れだ。



 咲ちゃんに告白された友也は、今日ホワイトデー当日に返事をすることになっているらしい。敢えてどんな返事をするのかは聞かなかった。だって一番に聞くのは勇気を振り絞って告白をした張本人の咲ちゃんじゃないとおかしいから!



 順一は・・・相変わらず他校の彼女とラブラブしてる。と思う。今日の順一は、いつもに比べて肌がツヤッツヤしてるから・・・そういう事なんだろう。

女子かっ!!



 そして俺と圭一郎は・・・



「圭一郎と付き合って、まだ半年も経ってないのに何か色々あったな・・・。」

「そうだね。でもこんなに長く続いてるのは直樹は初めてだよ。」

「・・・。今までの彼女と比べんな。腹立つ。」

「ヤ・キ・モ・チ!嬉しい!」

「は?ムカつく。」

「ごめんごめん。怒らないで。本気になったのは直樹が初めてなんだよぉ。」

「・・・。」

「直樹は今まで一番長くてどのくらい付き合った事あるの?」

「・・・・2年・・・・。中学の時。」

「はぁ???そっちの方が嫌なんだけど!!!絶対本気だっただろ!?はぁ?2年て!腹立つな!」

「お前が言い出して、お前が聞いてきたんだろ!俺は真面目なんだよ。誠実なだけ。」

「・・・・。」



「なあ圭一郎。・・・俺たち何でこんな事になったんだろうな・・・。」

「・・・え・・・?後・・悔・・してるの?」

「まさか!全然。でもさ圭一郎と初めてエッチした日にさ~。単純に圭一郎がイイって思ったんだよ。それまで恋愛感情なんて自覚もしてなかったのに。」

「俺も、直樹を好きだって気付いて悩みはしたけど、吹っ切れたら直樹への気持ちが止まらなくなってた。普通、男相手だったらもっと慎重になるし、もっと悩むよな。」



「まぁ~・・・俺も圭一郎も、単純なんだろうな。」



「そーだね。よかったね。俺たちバカで。」

「・・・いや、バカと単純は違うだろ。」



「あと一年は確実に一緒だな。同じクラス確定だし。」

「俺、圭一郎と沢山楽しいことしたい。」

「そーだね。三年になっても、受験勉強しつつ楽しもう。」

「友也たちとも遊びに行こうぜ。」

「そーだな。」



「なおきぃ~。金・土・日でたくさんエッチしたな。」

「うん。まだ尻が少し痛いかも・・・。」

「また、たくさん抱かせてくれる?」



「・・・対面座位・・・きもちよかった・・。」



 圭一郎の顔が、ダーク野田に変わろうとしてたから何か言われる前に寝るふりをして肩に頭を預ける。ダーク野田になった後は必ず盛ってくるからだ。



空き教室に居るとはいえ、ココは学校だからイタすわけにはいかないからな!









 こんな感じで俺の高校二年は

念願の彼女が出来たと思ったら浮気されてフラれた。と思ったらそれがキッカケとなり彼氏ができた。まさか自分が男と付き合うなんて思ってもいなっかったけれど、深く考えずに『好き』か『嫌い』で考えたら『大好き』だし、今が幸せなら全てOK!



 これは、単純な俺たちの恋の記録



 圭一郎!ずっと一緒に生きていこう!







―――――――――――――――――――――――――――――――――――



これで本編は完結です。



ただただイチャイチャしてる二人を見ていたい。そんな二人に別に試練とかなくてもいいじゃん?思う存分幸せになって欲しい。

という私の我儘に付き合ってくださった皆様、ありがとうございます。



番外編で3年生の様子を何話か投稿予定です。


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