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頭痛の種と懐かしい面々
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支度をして駅に行くと、護衛対象者である彼女を待つ。俺に気づかないのであればそのままそっと護衛するつもりでいたのだが、彼女は思いっきり俺に気づいた。しかも、オマケまでついている。彼女の不機嫌な様子からオマケは勝手について来たんだろうとは思うが、護衛初日からオマケがいるのは非常にマズイと内心うんざりしていたら、彼女が少しホッとした顔をしながら俺に挨拶をして来た。
「おはようございます」
「おはよう。その様子だと、親父さんから俺がどういう役割になると聞いたのか?」
「ええ。よろしくお願いしま……」
「暁里は俺が護るから、アンタは余計なことするなよ?」
「ちょっと、兄さん!」
「……へえ? それは俺のセリフなんだが? 対人警護をしたことのないズブの素人が何を言ってるんだか」
彼女の話を遮って話しかけて来たオマケ――兄の璃人。彼女の後ろががら空き状態で前に出て庇う時点でアウトなんだがなあ、と思いつつも呆れたように璃人にそう言ってやれば、璃人はムッとした顔をして近寄って来たので、それを避けるようにして彼女の側に寄ると璃人の胸ぐらを掴んで首を締めるように詰め寄った。
「ぐ……っ」
「アンタはそれで満足だろうさ。だがな、お前が高校にしろ大学にしろ仕事中にしろ、彼女の側にいない時に彼女を護って来たのはお前じゃない、母親やご近所の人たちだ。その間お前は何をしていた? 護るどころかダチと遊び回ってたって聞いてるぜ? そんなんでよくも『護って来た』とか平気で言えるな? 警戒することは悪いことじゃない。だが、一緒にいることが『護る』ってことじゃないんだよ。いきなり銃を突き付けられたらどうするんだ? すぐに対処できるのか? ズブの素人のお前が護りきれず彼女を害されたらどう責任を取るんだ?」
「そ、れは、……っ」
「親、自分の組織、外部の組織を頼るとか言うなよ? それは単にお前の責任逃れだ。もし俺が見ていない隙に連れ出したり連れ去られたりしてみろ、国際警察と俺の名で海上保安庁に抗議したうえで、アンタを公務執行妨害で逮捕、または訴えてやるからな」
小声でそんなことを話し、胸ぐらを離しながら締めていた襟も緩めると、璃人は少し咳き込んでから俺を睨み付けて来る。わざわざ教えてやってるにも拘わらず今にも殴りかかりそうなのを制す。
「ああ、俺を殴るのは構わねえが、俺は既に任務についている。その状態でこれ以上邪魔したり殴れば公務執行妨害で即逮捕だが? それでいいならどうぞ」
そう言ってやれば、璃人は悔しそうな顔をしながらそのまま固まる。
「く……っ」
「逮捕されて自分の経歴に傷を付けたくないなら、このままおとなしく帰れ。これ以上俺の仕事の邪魔をするな。つうかさ、アンタいい加減妹離れしろよ。いくら八つ違いの可愛い妹とは言え、大人の女性に対する扱いじゃないぞ?」
「あ? 妹もいないてめえには言われたくねえよ!」
「俺はアンタとタメだし彼女よりも年上だが、俺にも妹はいるぞ? 妹は現在妊娠中だがな。その状態で仕事してるから心配ではあるが、アンタほど過保護なわけじゃないし、アンタの場合は妹のことを全く考えていない自己満足だろうが」
呆れ半分で璃人にそう言ってやれば、思い当たる節かあるのか、さすがに璃人は黙りこんだ。
璃人が妹を心配しているのはわかる。だが、心配と過保護は違う。そして、璃人は奴らがどんな組織の人間なのか、奴らがどれほど危険な存在なのかわかっていない。日本だろうとどこの国であろうと、奴らは平気で銃をぶっぱなす。
銃社会じゃない国の人間にそんなことを言ったところで、おそらく理解するのは難しいだろう。
「俺はともかく、彼女を遅刻させたくないなら、これ以上ごねるな。それと、今日のことはお前の上司と親に報告しとくから、覚えとけ。……行こうか」
「な……っ」
「あ、はい。じゃあね、兄さん」
「おい!」
暁里を促せば、彼女は璃人にそう告げて俺と一緒に歩き始める。
改札を抜け、ホームで電車を待っている間に念のために自己紹介をし、何かあった時や連絡用にとアドレスや携帯番号を交換したあとで、メールを使って俺の護衛方法を伝えた。
仕事の場合、往きと帰りに護衛に付くこと。
一人で出かける場合、必ず俺に連絡すること。
それ以外にも護衛方法はあるが、誰が見聞きしいているかわからない場所で、それ以上のことを彼女に伝えるつもりはない。
「俺が護衛していることは、周りには言わないでほしい、とは思うがな」
「もし誰かに篠原さんと一緒にいるところを見られたら、何て言えばいいの? 勘ぐる人は必ずいるし……」
溜息混じりにそう言った彼女に「『出来立てホヤホヤの彼氏で~す!』って言えばいい」と言えば、彼女に驚かれた。
「でも、篠原さんは彼女とか奥さんとかいるんじゃないの?」
「今はいないから何の問題ないな」
「そう……。篠原さんがいいなら、そうさせてもらうわ。私も『護衛されてます』なんて説明したくないし、説明するのも面倒だし……」
苦笑しながらも、どこかホッとしたような顔をした彼女に首を傾げつつ、来た電車に乗り込む。ラッシュ時にも拘わらずたまたま空いた座席に一緒に座ると、他愛もない話を始める。が、雑音が辛いのか、彼女は眉間に皺を寄せながら小さく溜息をついた。
「メールにするか?」
「え?」
「辛いんだろう?」
そう言って俺自身の耳を引っ張ると、彼女は目を見張ったあとで頷いた。
『自衛してていい。ただ、話しかけた時のために俺の声だけ覚えとけ』
そうメールをすれば、彼女は小さな声で「うん」と頷いた彼女に頷き返し、あとの話はメールに切り替えた。
***
防衛省の入口近くまで彼女を送り届け、「彼氏設定なら俺のことは名前で呼べよ? 暁里」と小さな声で言えば、暁里は耳を赤く染めて絶句し、「わかってる!」と言ってそそくさと建物の中へと入って行った。それを見送り、不審者がいないか――いるかずもないが――周りをざっと確認して立ち去ろうとして振り向くと、どこかで見たことがある人物が二人、目に入った。それに首を傾げつつも声を聞けば、低くなっているものの随分懐かしい声だった。
自分の記憶を探るように二人を見ていれば、二人も俺に気づいたらしく、同じように探るような思い出すような感じで俺を見ている。
「……もしかして、重光と杉下、か?」
「その声……もしかして豆腐屋の篠原、か?」
「おう!」
笑って返事をすれば、杉下は顔を僅かに緩めて微笑み、重光も嬉しそうに「やっぱり!」と笑った。
「懐かしいな! 元気だったか? というか、お前、今までどこにいたんだ?」
「おう、銃弾を何発かくらってるが元気だ。三ヶ月前までフランスにいた」
「フランス? 銃弾くらった、って……何をしてたんだ、一体」
驚いた顔をした重光と杉下に身分証を見せながら「ICPOの本部で働いていた」と言えば、二人はさらに驚いた顔をしたあとで納得したように息を吐いた。
「皇宮警備をやってるって聞いていたのに、いつ国際刑事になったんだか」
「話せば長くなるから、それはそのうち重光に時間ができたら話すよ。ところでお姫様とはどうなったんだ? まだケツ追っかけてるのか?」
からかい半分で重光にそう問えば、重光は「いろいろあったが婚約した」と嬉しそうに話す。彼にはずっと好きだった女性がいた。そこそこモテる癖にそいつらには目もくれず、彼女だけを思い続けていた。その彼女と婚約したと聞いて、俺は素直に「おめでとう」と祝福した。
重光とは高校まで一緒だった。杉下は一つ下の後輩だ。
そんな話をしたあとで杉下と目が合う。
「杉下も元気だったか?」
「おかげさまで。先生のおかげて少々忙しいですが。と言うか、真っ黒ですね」
「腹黒のお前にだけは言われたくはないな」
そんな軽口を叩きながら、杉下から聞いた重光の役職に目を見張る。出馬した話は別の人間や親父たちに聞いてはいたが、既に防衛副大臣になってるとは思わなかった。
「そう言えば、どうしてここに?」
「悪い、守秘義務があるから話せない。重光なら、俺の職業と照らし合わせればわかるだろ? それで察してくれ」
そう言った俺に、重光は「そうか」と言って頷いた。
「時間ができたら話そう。連絡は杉下とやり取りしてくれると助かる」
「わかった。杉下、俺の連絡先な。裏にプライベートの番号とアドレスがある。時間ができたら俺に連絡先を教えてくれ」
「わかりました。私も篠原さんと話せることを楽しみにしてます」
「おう」
重光と話し、杉下に名刺を渡すと歩き始める。
「そう言えば……。卒業間際にしたあの話は今も有効か?」
「お前がもっと偉くなったらな」
有効だという意味で笑いながら重光にそう言えば、重光も「なら頑張るか」と呟く。
「じゃあな」と言った俺はそのまま防衛省をあとにした。
「おはようございます」
「おはよう。その様子だと、親父さんから俺がどういう役割になると聞いたのか?」
「ええ。よろしくお願いしま……」
「暁里は俺が護るから、アンタは余計なことするなよ?」
「ちょっと、兄さん!」
「……へえ? それは俺のセリフなんだが? 対人警護をしたことのないズブの素人が何を言ってるんだか」
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「ぐ……っ」
「アンタはそれで満足だろうさ。だがな、お前が高校にしろ大学にしろ仕事中にしろ、彼女の側にいない時に彼女を護って来たのはお前じゃない、母親やご近所の人たちだ。その間お前は何をしていた? 護るどころかダチと遊び回ってたって聞いてるぜ? そんなんでよくも『護って来た』とか平気で言えるな? 警戒することは悪いことじゃない。だが、一緒にいることが『護る』ってことじゃないんだよ。いきなり銃を突き付けられたらどうするんだ? すぐに対処できるのか? ズブの素人のお前が護りきれず彼女を害されたらどう責任を取るんだ?」
「そ、れは、……っ」
「親、自分の組織、外部の組織を頼るとか言うなよ? それは単にお前の責任逃れだ。もし俺が見ていない隙に連れ出したり連れ去られたりしてみろ、国際警察と俺の名で海上保安庁に抗議したうえで、アンタを公務執行妨害で逮捕、または訴えてやるからな」
小声でそんなことを話し、胸ぐらを離しながら締めていた襟も緩めると、璃人は少し咳き込んでから俺を睨み付けて来る。わざわざ教えてやってるにも拘わらず今にも殴りかかりそうなのを制す。
「ああ、俺を殴るのは構わねえが、俺は既に任務についている。その状態でこれ以上邪魔したり殴れば公務執行妨害で即逮捕だが? それでいいならどうぞ」
そう言ってやれば、璃人は悔しそうな顔をしながらそのまま固まる。
「く……っ」
「逮捕されて自分の経歴に傷を付けたくないなら、このままおとなしく帰れ。これ以上俺の仕事の邪魔をするな。つうかさ、アンタいい加減妹離れしろよ。いくら八つ違いの可愛い妹とは言え、大人の女性に対する扱いじゃないぞ?」
「あ? 妹もいないてめえには言われたくねえよ!」
「俺はアンタとタメだし彼女よりも年上だが、俺にも妹はいるぞ? 妹は現在妊娠中だがな。その状態で仕事してるから心配ではあるが、アンタほど過保護なわけじゃないし、アンタの場合は妹のことを全く考えていない自己満足だろうが」
呆れ半分で璃人にそう言ってやれば、思い当たる節かあるのか、さすがに璃人は黙りこんだ。
璃人が妹を心配しているのはわかる。だが、心配と過保護は違う。そして、璃人は奴らがどんな組織の人間なのか、奴らがどれほど危険な存在なのかわかっていない。日本だろうとどこの国であろうと、奴らは平気で銃をぶっぱなす。
銃社会じゃない国の人間にそんなことを言ったところで、おそらく理解するのは難しいだろう。
「俺はともかく、彼女を遅刻させたくないなら、これ以上ごねるな。それと、今日のことはお前の上司と親に報告しとくから、覚えとけ。……行こうか」
「な……っ」
「あ、はい。じゃあね、兄さん」
「おい!」
暁里を促せば、彼女は璃人にそう告げて俺と一緒に歩き始める。
改札を抜け、ホームで電車を待っている間に念のために自己紹介をし、何かあった時や連絡用にとアドレスや携帯番号を交換したあとで、メールを使って俺の護衛方法を伝えた。
仕事の場合、往きと帰りに護衛に付くこと。
一人で出かける場合、必ず俺に連絡すること。
それ以外にも護衛方法はあるが、誰が見聞きしいているかわからない場所で、それ以上のことを彼女に伝えるつもりはない。
「俺が護衛していることは、周りには言わないでほしい、とは思うがな」
「もし誰かに篠原さんと一緒にいるところを見られたら、何て言えばいいの? 勘ぐる人は必ずいるし……」
溜息混じりにそう言った彼女に「『出来立てホヤホヤの彼氏で~す!』って言えばいい」と言えば、彼女に驚かれた。
「でも、篠原さんは彼女とか奥さんとかいるんじゃないの?」
「今はいないから何の問題ないな」
「そう……。篠原さんがいいなら、そうさせてもらうわ。私も『護衛されてます』なんて説明したくないし、説明するのも面倒だし……」
苦笑しながらも、どこかホッとしたような顔をした彼女に首を傾げつつ、来た電車に乗り込む。ラッシュ時にも拘わらずたまたま空いた座席に一緒に座ると、他愛もない話を始める。が、雑音が辛いのか、彼女は眉間に皺を寄せながら小さく溜息をついた。
「メールにするか?」
「え?」
「辛いんだろう?」
そう言って俺自身の耳を引っ張ると、彼女は目を見張ったあとで頷いた。
『自衛してていい。ただ、話しかけた時のために俺の声だけ覚えとけ』
そうメールをすれば、彼女は小さな声で「うん」と頷いた彼女に頷き返し、あとの話はメールに切り替えた。
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防衛省の入口近くまで彼女を送り届け、「彼氏設定なら俺のことは名前で呼べよ? 暁里」と小さな声で言えば、暁里は耳を赤く染めて絶句し、「わかってる!」と言ってそそくさと建物の中へと入って行った。それを見送り、不審者がいないか――いるかずもないが――周りをざっと確認して立ち去ろうとして振り向くと、どこかで見たことがある人物が二人、目に入った。それに首を傾げつつも声を聞けば、低くなっているものの随分懐かしい声だった。
自分の記憶を探るように二人を見ていれば、二人も俺に気づいたらしく、同じように探るような思い出すような感じで俺を見ている。
「……もしかして、重光と杉下、か?」
「その声……もしかして豆腐屋の篠原、か?」
「おう!」
笑って返事をすれば、杉下は顔を僅かに緩めて微笑み、重光も嬉しそうに「やっぱり!」と笑った。
「懐かしいな! 元気だったか? というか、お前、今までどこにいたんだ?」
「おう、銃弾を何発かくらってるが元気だ。三ヶ月前までフランスにいた」
「フランス? 銃弾くらった、って……何をしてたんだ、一体」
驚いた顔をした重光と杉下に身分証を見せながら「ICPOの本部で働いていた」と言えば、二人はさらに驚いた顔をしたあとで納得したように息を吐いた。
「皇宮警備をやってるって聞いていたのに、いつ国際刑事になったんだか」
「話せば長くなるから、それはそのうち重光に時間ができたら話すよ。ところでお姫様とはどうなったんだ? まだケツ追っかけてるのか?」
からかい半分で重光にそう問えば、重光は「いろいろあったが婚約した」と嬉しそうに話す。彼にはずっと好きだった女性がいた。そこそこモテる癖にそいつらには目もくれず、彼女だけを思い続けていた。その彼女と婚約したと聞いて、俺は素直に「おめでとう」と祝福した。
重光とは高校まで一緒だった。杉下は一つ下の後輩だ。
そんな話をしたあとで杉下と目が合う。
「杉下も元気だったか?」
「おかげさまで。先生のおかげて少々忙しいですが。と言うか、真っ黒ですね」
「腹黒のお前にだけは言われたくはないな」
そんな軽口を叩きながら、杉下から聞いた重光の役職に目を見張る。出馬した話は別の人間や親父たちに聞いてはいたが、既に防衛副大臣になってるとは思わなかった。
「そう言えば、どうしてここに?」
「悪い、守秘義務があるから話せない。重光なら、俺の職業と照らし合わせればわかるだろ? それで察してくれ」
そう言った俺に、重光は「そうか」と言って頷いた。
「時間ができたら話そう。連絡は杉下とやり取りしてくれると助かる」
「わかった。杉下、俺の連絡先な。裏にプライベートの番号とアドレスがある。時間ができたら俺に連絡先を教えてくれ」
「わかりました。私も篠原さんと話せることを楽しみにしてます」
「おう」
重光と話し、杉下に名刺を渡すと歩き始める。
「そう言えば……。卒業間際にしたあの話は今も有効か?」
「お前がもっと偉くなったらな」
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